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つなぐ

昨日は朝から追悼行事に参加してました

阪神淡路大震災から28年
私はその当時、今住んでる神戸とは全然違う街で
幼い娘二人と暮らしてました

その日の朝早く
私は娘達と寝ていました
しかし地震の揺れで起きたのです
私の住んでた街、名古屋も結構揺れたんです

慌ててテレビをつけると、関西の方で大きな地震があったとの事

そして時間が経つにつれ、その被害の大きさが画面を覆った

私は「神戸が大変な事になっている」と思い胸がザワザワした

その時、神戸に親戚がいたとか、友人がいたとか全然そんな事もなく
どちらかというとあまりなじみの街ではなかった
なのにザワザワは私の全身をくまなく回っていた

至る所に炎が上がり、線路も高速道路もすご事になっていった
都市直下型の地震という言葉もその時初めて聞いた

私はただ驚き戸惑う事しか出来なかった

当時の私が、何故そこまでの思いで見ていたのか不思議だった
今思えばそう遠くない未来に神戸に住んでる事を予見していたのかもしれないと、今では思う

今私は一番被害の大きかった、長田という地区に住んでいる
焼け野原になった長田の地に


毎年1月17日に追悼行事が行われている
私は神戸に住んでから15年程になりますが、今まで行事に参加してこなかったんです。
よそ者の私に何が分かるだろうか
何が出来るだろうか
そう思っていました。
でも
縁があってこの地に住んでる私も、この思いを「つなぐ」に当たって
せめて一年に一度、被害にあわれた方の1人1人に寄り添わなくてはと考えた

冷たい空気の中で黙とう。

私に出来る事は小さい
小さいけれど、この街を愛し、この地で生活していく。
そんな覚悟が少しできた

たまに名古屋に帰りたいとも思うけど、今はこの場所がとっても好きです。

この地でがんばろう




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