日本に5頭だけの”ヤマシマウマ”この先会えなくなるかもしれない【国内のヤマシマウマ相関図】
シマウマの認知度は高い。動物園でもよく見かける。
ネイチャー系のドキュメンタリーでもよく登場する。
動物園でじっと観察していると、その模様の美しさに引き込まれる。それと同時に自然の不思議さに心が奪われる。
そのシマウマは大きく3種類に分かれている。
・グレビーシマウマ
・サバンナシマウマ
・ヤマシマウマ
この種の違いについての説明は後日にしよう。
このうちのグレービーシマウマとヤマシマウマは絶滅危惧種に指定されている。
その”ヤマシマウマ”が国内で飼育されているのはわずか5頭4施設。
ペアで飼育しているのわわずか1施設だけであり、今後繁殖が成功したとしても血統の問題でそれ以降は難しいとのこと。
4頭の兄妹+1頭が現在飼育されているからだ。
つまり、海外からお越しいただかない限り、日本でヤマシマウマに会えなくなってしまう日が来てしまう。
ヤマシマウマについて
分類
奇蹄目ウマ科
生息地
南西アフリカの山岳地帯に生息
生態
サバンナに棲むシマウマに比べて耳が長い。
縞模様は密で、首から尾にかけて背中の黒い正中線と体の縞がつながっている。
首の下にウシ科の動物にみられる肉垂(にくすい)があるのがヤマシマウマの最大の特徴である。他のグレービーシマウマやサバンナシマウマにはない。
ヤマシマウマに会える動物園
5頭(オス3頭、メス2頭)2024年04月
・かみね動物園
「キララ」♀
・夢見ヶ崎動物公園
「アース」♂
4兄弟で唯一父と母が亡くなるまで共に過ごし、現在は一人で過ごしている。
「アース」を筆頭に翌年に生まれた弟「イブキ」、その3年後に生まれた「オリーブ」、その2年後に生まれた「キララ」は頭文字が年度によってアイウエオ順になっているという豆知識。
・福山動物園
「エイタ」♂と「オリーブ」♀
唯一オスとメスのペアで飼育されており、「エイタ」だけ他の現在国内で飼育されているヤマシマウマと兄弟関係がない。
・しろとり動物園
「イブキ」♂
野生下でもシマウマの寿命は20年。日本でも26歳まで生きた「ユメオ」がいる。いつか会えなくなってしまうと思うと寂しい気持ちはあるが、今生きている子たちが幸せな生活を送れることが大切だ。
日本国内の最新のヤマシマウマ相関図
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