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写真を撮る楽しさを思い出したくてDfを買った

世間がNikon Zfに夢中なので、ずっと悩んでいたDfを勢いで買うことができました。気持ちを残しておきたくてnoteを書いています。
私がカメラに求めているものはなにか、写真撮影において大事にしたいことはなにかを考えるいいきっかけになりました。

購入まで

これまではCanon EOS 80Dを6年ほど使っていました。新しいカメラが欲しくなるお年頃というか、そういうのがありまして、漠然と、「カメラ欲しいな……」と考え始めて。80Dになんら不満はないのですが。

そして「一度はNikonを持ちたい!」謎の野望がありました。Canonになんら不満はないのですが。

Zfの発表があったときに、ミラーレスより一眼レフがすきなもんですから、「でもZf買うならDf買うよな」と3人くらいの私が会議を始めました。

ただの好みなんです。小型犬と大型犬どっちがすき?くらいの感覚で聞いてください。コンパクトなものよりゴツいほうがすきというか、カメラはこうあるべき!という存在感がほしいというか。

どんなに旅行先に持っていくのにかさばっても、どんなに街歩きにちょっと持つのに向いてなくても、次の日肩と握力がポンコツになっても、でけえカメラを連れ回したいわけです。

グリップを握ってシャッターを覗いてカシャっと心地よいシャッター音を聞くのがすきなんです。写真を撮るのがすきというか、その一連の動作がすきなんだと気づきました。

さて、次に買うならNikonかな、一眼レフがいいな、思い切ってフルサイズかな、と条件を並べていくとNikonの他のモデルでもよかったわけです。

でも今の私がただフルサイズを持つとカメラ自体の性能で満足してしまわないだろうか。

カメラ自体の性能に頼って、ただなんとなく「良い写真撮れるなあ」で終わってしまわないだろうかと。「それでいいのか?」とまた3人くらいの私が会議を始めます。

次のカメラを持つ意味を考えたときに、そうじゃないなと。

新しいカメラが欲しくなるタイミングって、自分の中で何か変化が欲しいからなんだと思うんです。そこで、ただカメラの性能を求めればいいのかというとそうじゃなくて。

ただなんとなくいい写真が撮れた、ではなく、自分で少しずつ調整して自分の気に入りの写真を撮ることが私にとって大事なのかなと。

そこでたどり着くのが、レビューでも「写真を撮ることが楽しくなるカメラ」「ほかのモデルとは比較できない、あくまで写真を撮る楽しみを追求している」と評価されているDf。

カメラを選ぶときには各メーカーがそのカメラにつけているキャッチコピーを参考にするといいと聞いたことがあります。自分が撮りたいものやカメラに求めているものがそのコピーをみればわかるから。

Dfのコピーは"「精密機械の感触」と「操る愉しみ」を、あらためてその手に。"

「操る愉しみ」これなんです。

レトロな見た目と、ダイヤルを操作して設定を変更するアナログ感。私は写真を撮る楽しさを感じたくてDfをお迎えすることにしました。

うちにDfがやってきた

写真でみるよりも実物はゴツくて、スマートなカメラも可愛いけど、「このがっしり感だよな~~~!!!」と過去にないくらい静かにテンションが上がっています。Dfをカッコ良く撮るためのDfがほしい。

どのくらいテンションが上がったかというとDfを眺めながらDfをおかずに白米を食いました。そのくらいまず見た目で胸がドキドキするわけです。

まだ撮影にも行けておらず衝動のまま記事を書いているだけですが、買ってよかったと間違いなくいえます。
このカメラを所持しているだけで自己肯定感と幸福度が爆上がりします。自分の好きなカメラを持つというのはそういうこと。背筋がしゃんとします。

現時点でだいぶ満ち足りていますが、ここで満足していても仕方ありません。今のところただのバカ高いインテリアです。

これからいっぱい連れ出して身体になじませようと思います。

これからよろしくね。

そしてこれまで共に歩んでくれたCanon80Dにも敬愛の意を込めて。


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