日焼け後アフターケア！痛い・かゆいなどパターン別対処法を解説

紫外線対策に気を付けているつもりだったのに、うっかり日焼けしてしまった……と焦っている方。赤みや痛みが出てきたり、皮むけやぶつぶつしてきたりすると、どう対処していいかわからず心配になりますよね。

そこで、今回は日焼けの症状別に対処法をご紹介します。正しいアフターケア方法を知って、不快な日焼け後の症状から早く解放されましょう。

①赤い日焼けのアフターケア

肌が赤い日焼けは紫外線を浴びてから数時間後に現れます。赤い日焼けのうちにいかにケアをするかで、その後の回復スピードやお肌の状況に影響が出ます。何もケアをしないと数日後には皮膚に色素が沈着して黒っぽい日焼けになってしまうからです。

色素沈着は、メラニンの生成と排泄がアンバランスになることで引き起こされます。メラニンは紫外線を浴びることで生成され、約72時間後に肌に定着し始めると言われています。そのため、72時間（3日）以内の日焼けアフターケアが大事とされているんですね。

まずは冷やす

日焼けは「軽度のやけど」に相当します。やけどと同じように、日焼けもとにかく一秒でも早く冷やすことが大切です。氷水を入れたビニール袋や、冷水で濡らしたタオル、保冷剤をタオルに包んだものを肌に当てましょう。

冷却後は保湿

ほてりをクールダウンしたら、次はたっぷりと保湿をしましょう。日焼け後は肌の水分が蒸発し、肌が乾燥した状態になっています。ローションや乳液、クリームで優しく保湿してください。

直後はスキンケア用品の使用に気を付ける

日焼け後の肌は乾燥している上にバリア機能が低下しているため、いつもは問題なく使えるスキンケア用品が合わないこともあります。化粧水や乳液を使ってケアすることは大事ですが、刺激を与えすぎないように注意してください。敏感肌用のものや、刺激の少ないものを選びましょう。

②痛い日焼けの対処法

化粧水をつけてひりひりしてしまうほどの痛い日焼けになるとつらいですよね。少しでも早く治したいと焦ってしまうかもしれませんが、基本は赤い日焼けと同様に、冷やして保湿が大切です。優しく丁寧に冷やしていると、ひりひりした痛みも和らいできますよ。

ステロイド軟こうで鎮静

冷やしても痛みが続く場合には、市販の薬で症状が緩和する場合もありますが、自己判断ではなく必ず薬剤師に相談のうえ購入しましょう。痛みが続く場合は、早めに皮膚科を受診してください。

痛みはいつまで続く？

炎症は8〜24時間でピークを迎えると言われています。擦れによる痛みが気になり寝付けない場合もあるかもしれませんが、落ち着くまでは辛抱強く冷却を徹底してください。

日焼け止めやマスクの使用にも注意

さらなる日焼けを防ぐためにしっかり日焼け止めを塗りたいと思うかもしれません。ただし、日焼け止めの塗りすぎには注意が必要。日焼け止めも肌への刺激になるので、なるべく使用を避けた方がよいでしょう。

マスクで隠れる部分に日焼け止めを塗るのも避けてください。肌が敏感になっているので、かぶれなどほかの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

③皮むけ日焼けの対処法

日焼けで皮がむけてくると、そんなに焼けてしまったの？肌への影響は大丈夫？と不安になりますよね。

皮むけ日焼けの対処法についてもお伝えします。

なぜ日焼けで皮がむけるのか

肌は、古い皮膚が剥がれ落ちて新しい皮膚に変わるターンオーバーを常に行っています。通常は時間をかけて自然に繰り返されますが、紫外線のダメージから早く肌を回復させようとターンオーバーが早まります。

日焼けによる皮むけは、ターンオーバーが早まって一番表の皮膚が排出され新しい皮膚になることで起こるのです。

まだ手遅れではない

皮むけ日焼けの状態になっても、冷却や保湿はしっかりと行いましょう。皮膚にうるおいを与えることで、肌を刺激から守るだけでなく、新しい皮膚を形成しやすい環境を整えることができます。

普段の生活で気を付けること

新しく作られた肌はまだ未熟で外からの刺激に弱くなっています。そのため、刺激や摩擦を避けた生活を心がけましょう。皮むけがかゆいかもしれませんが、掻いたり剥がしたりすることはNGです。

新しい肌を紫外線から守るために、敏感肌用の日焼け止めや、UVカット機能のある服や帽子、アームカバー、マスク、サングラスなどの使用もおすすめです。

④日焼けでぶつぶつしている場合の治し方

中には日焼けで皮膚がぶつぶつしてくる人もいます。どうしたら治るのでしょうか。ぶつぶつ肌の治し方もご紹介します。

小さな水ぶくれの場合

「日焼けはやけど」と言ったように、やけどと同じで水ぶくれになってしまうことがあります。小さな水ぶくれであれば数日で徐々によくなることもありますが、治癒までに4週間ほどかかる場合もあります。

症状が落ち着くまでは、水分補給や、熱いお風呂には入らない、紫外線は避けることを意識して生活しましょう。

水ぶくれが破れてしまうと雑菌が入り感染を引き起こすおそれがあるので、かゆくてもかかないことが大切です。

湿疹の場合

水ぶくれによるぶつぶつではなく、短時間しか紫外線を浴びていないのに肌にぶつぶつができる場合は「日光過敏症」の可能性も。もしくは、日焼け止めでかぶれてしまっていることも考えられます。

日光過敏症やかぶれが考えられる場合は、自分で治そうとせず皮膚科への相談をおすすめします。

アフターケアにおすすめの3アイテム

日焼け後の肌に刺激を与えず優しくケアするために、化粧水やクリームは少量を広げるのではなくたっぷり使ったほうがよいでしょう。アフターケアにおすすめのプチプラアイテム3選をご紹介します。

【冷却に便利、ミスト化粧水】

商品名：アベンヌウォーター（アベンヌ）
値段：1620円（税込）
源泉を使った化粧水で、アベンヌはスキンケアの定番でもあるので1つ買っておいて損はないです。スプレータイプなので、吹きかけるだけで簡単に患部を冷やせます。ほてった肌に浸透して気持ちがいいですよ。
Amazonリンク：アベンヌウォーター

【冷却にも保湿にも、アロエジェル】

商品名：サンベアーズ アローバジェル（リードヘルスケア）
値段：1760円（税込）
アロエに含まれる成分には炎症を抑える効果や、ターンオーバーの周期を整える効果があるといわれています。ジェルタイプなのでひんやり気持ちがよく、ほてりを素早く鎮めることができます。冷蔵庫で冷やして使うのもおすすめですよ。
Amazonリンク：サンベアーズ アローバジェル

【かゆみや湿疹に】

商品名：イハダ プリスクリードD（IHADA）
値段：1980円（税込）
かゆみや湿疹が出てしまった日焼けにはこちら。ノンステロイドで、炎症を鎮める有効成分が配合されています。ステロイド軟こうは強すぎる方でも使いやすいです。塗り薬だとべたべたするのが気になりますが、エッセンスタイプなので夏でもさっぱりと使えるのが嬉しい。肌を刺激しないように、清潔にしてから優しく塗り広げてケアしましょう。
Amazonリンク：イハダ プリスクリードD

日焼け後のケアまとめ

赤い日焼けや痛い日焼け、皮むけやぶつぶつ日焼けの対処法や治し方といった、日焼け後のアフターケアをご紹介しました。

日焼けに気づいたときには、早めに冷やすこととその後しっかり保湿することがケアの基本であり回復までの近道です。

アフターケアをしっかりするのとなんとなくやっておくのとでは、回復の早さやその後の肌の状態に大きく違いが出ます。早く治したいと焦ったり不安になったりするかもしれませんが、地道なケアを徹底してください。

日焼け後の正しいケアで、大事な自分の身体を優しく休ませてあげてくださいね。

ポイント

・冷やす→保湿が基本
・必要に応じてステロイド軟こうの使用
・不安なときは皮膚科へ
・紫外線や外的刺激に気を付けて生活する

プラスアルファのケア

目に見える肌の赤みやひりつきに気を取られてしまいますが、忘れがちなヘアケアやリップケア、インナーケアにも気を配ってみませんか。
・水を多めに飲んで内側からも水分補給
・目も日焼けする。スーッとする目薬は避けて
・日焼けで唇が荒れる。ワセリンをたっぷり塗るのもおすすめ
・乾燥して髪がぱさぱさに…いつもより念入りにトリートメント
・しっかり睡眠を取る。日焼けした後は身体全体が弱まっている場合あり
・日焼けに効く食べ物で内側からケア。特にたんぱく質、亜鉛、ビタミンC、ビタミンEの摂取を

キャリアスクールSHELikesのWebライティングコース（SEOライティング）課題記事です。提出後に添削いただいた内容を加筆修正し公開しています。
・書き手の立場：掲載媒体の編集部所属のライター