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【キューバ滞在記#1】ラテンな強面お母さん
キューバで滞在の記憶が鮮明なうちに記録として残しておこうと思います。
初日の15:00過ぎ、ハバナの空港に到着し「日本じゃない香りだ〜」と思いながらタクシーのお迎えを探します。
無事タクシーを発見!
いそいそと乗り込み田園風景となぜか結構な頻度でいるヒッチハイカーを横目に宿に向かいます。
初日の宿(カサ)はairbnbで予約をしていて、事前にメッセージのやり取りをしていたのですがあまり通じている感じがせず不安を抱いたまま到着。
タクシーの運ちゃんにお金を払い階段で4階まで登ります。
お迎えしてくれたのはちょっとむすっとした感じのお母さん。
淡々とチェックイン手続きをして、親指と人差し指を擦ったジェスチャーで何かを聞かれます。
何のジェスチャーか全くもって分からないので分からん顔をするとgoogle翻訳で「両替」と打ってくれました。
スペイン語は話せないのですが「Si!」と元気よくお返事。
両替をして最後に「ここに書け」とペンと紙を渡されているのですが何を書くのか分からない。
すぐ下にmale/femaleの文字を見つけたので「female」と書いたらそんなの分かるわと言わんばかりにお母さん大爆笑。
普通に私の名前を書けばいいだけでした。
むすっとして見えるだけでめっちゃ明るい人だし、そっけなく感じるのは英語話せないだけかと一安心する私。
部屋はベッドと棚が置いてあるだけのシンプルな部屋で部屋の外にトイレとシャワーがあります。(多分共用ではない)
格安宿なのにお湯も出るしありがたい。
その日はフライトで疲れ切っていたのでほとんど何もせず早めに就寝。
次の日の朝、前日夜ご飯を食べずに寝たしこれからタクシーで5時間移動だしと思い朝ごはんを食べることに。
前日にいらないって言ったのにごめんなさいと思いながら「何かフルーツある?」とお母さんに聞くと「メロン、マンゴー、パパイヤ、バナナ」と得意のgoogle翻訳で教えてくれました。
オードリー若林がキューバのマンゴーを絶賛していたのでマンゴーとコーヒーをいただくことに。
お母さんが雑に剥いてくれたマンゴーとナイフとフォークが提供されます。
ナイフとフォークで食べようとすると「かぶりつけ!」みたいなジェスチャーをしてくるお母さん。
かぶりつくと「Si」とうなづきながら満足そう。
何のためのナイフとフォークやったん。
それはさておき、このマンゴーが美味しいの何の!!!
帰国して1週間ほど経つけどまた食べたいランキング第1位!
味が濃くて、甘くて本当に美味しい。
こんなマンゴーが1ドルなんて本当にありがたい世界線です。
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ちなみにコーヒーもカップ2杯分くらいがポットに入って1ドル。
ありがたすぎるよお母さん。
さらにインターネットが普及しているとはいえ、まだまだ先進国のようにはいかないキューバでWi-Fi無料。
普通は大体一晩1ドルから2ドルかかります。
本当にありがたすぎるよお母さん。
なんともありがたいこちらのカサは一晩2,900円弱。
食堂に世界地図が貼ってあり、宿泊者は自分の国にピンを刺すのだそうで私も日本にピンを刺してきました📍
立地は旧市街のparque Cristiという公園のすぐ横。
キューバ産のラムを使ったダイキリが有名なバー“フロリディータ”も近いです。
フロリディータはヘミングウェイが通っていたことでも有名で、カウンターには存在感のあるヘミングウェイの像が立っておられます。
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兎にも角にも、お母さんのおかげで良い旅のスタートが切れたのでした。
ここからかつては奴隷売買が行われていた地、トリニダーに向かいます。