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【キューバ滞在記#6】誰もいない革命広場
ついにキューバ最終日です。
この日は12:30にタクシーの迎えが来るので、それまで少し旧市街の行けていなかったところに行きました。
まず朝ごはんはどうしても初日のマンゴーが忘れられず、初日の宿までお散歩。
実は前日泊まっている宿のおじさんに「マンゴーだけ食べたいのだけどいくら?」と聞いたら「5ドル」と言われたので、初日の宿のお母さんに朝ごはんだけ食べに行っていいか確認をしてOKをもらっていました。
ちなみに泊まっていた宿はWi-Fi一晩2ドルだし、初日の宿のありがたさを再度噛み締める。
そして例の1ドルマンゴーに辿り着く。
記憶が美化されているの可能性もあるかもと思っていたけど、やっぱり美味しかったです。
コーヒーとマンゴーで2ドル、600CUPお支払い。
そしてそこから革命博物館に向かいます。
本当だったら、キューバ革命に関する展示が見られるそうなのですが工事中でやっていませんでした。
諦めて小瓶のHavana clubが売っていると噂のHavana club museumへ。
エントラーダ川沿いを歩いて向かいます。
途中モロ要塞やカバーニャ要塞なんかを眺めながらいい散歩です。
ちなみにこの辺りは歩道が広くて散歩しやすいです。
Havana club museumにつきました。
ここではラムの製造工程に関する展示などが見れるそうです。
ただ英語のツアーが11:00からで迎えの時間が微妙なので諦めました。
ツアーでないと中の展示物は見れません。
何もすることがなくなったし、何もしていない最終日。
のんびり地図も見ないで散歩することにします。
あっという間の6日間だったなと思いながら、昨日散歩途中で見つけた食堂で早めの昼食を。
ローカル食堂っぽいし期待と思っていたけど、着いた時間が12:00前だったから品薄でサンドイッチぐらいしかない。
8:00から営業していると言っていたから普通に何時でも食事ができると思っていた。甘かった。
悩んだ末、キューバではグアバにチーズを合わせることがあるらしく、google翻訳でギリ読み取れたパン with グアバとチーズを注文。
出てきたのは何ともシンプルなパンと少しの具材。
少しの具材はグアバのシロップ漬けとチーズ。
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私の見立てもグアバのシロップ漬けも甘かった。
お世辞にも美味しいとは言えないけど、異文化に触れた感じは楽しかったです。
そうこうしてタクシーが迎えに来る時間なので宿に戻ります。
途中革命広場に寄ってもらい、キューバといえばこの風景と言っても過言ではないゲバラとシエンフエゴスの顔を拝みます。
ゲバラの肖像が描かれているのは内務省で、シエンフエゴスが描かれているのは情報通信省。
新市街地の端ということもあり、この周辺には郵政省や共産党本部など、国の重要な施設が集まっています。
この広場はクチコミサイトで「特に何もありません」とか書かれていることがあるのですが、キューバの歴史や過去にここで何が行われたかを知らなければそう思うのも無理はありません。
観光用のクラシックカータクシーが停まっていて、人はほとんどいないし、肖像を見る以外は特にやることがないので。
私もあまり知識がないままキューバに渡り、帰国後にゲバラに興味を持ち本を読みました。
今考えると、何もないけど空気を感じる場所だったのかなと思います。
ここでフィデル・カストロが革命成功後に5時間以上も演説をし100万人が集まって聞いていたこと。
ゲバラの死体がようやくキューバに帰還した際に演説をし多くの国民が集まったこと。
何よりもカストロがその帰還を待ち侘びていたこと。
そんな歴史や多くの人の思いを感じるための場所なのではないでしょうか。
そんな革命広場を後にし、空港に向かいます。
空港はこぢんまりとしていて免税店なんてものはほぼないですし、搭乗ゲートエリアにカフェやお店は3個程度。
無料のWi-Fiは30分までなので、時間を潰せるアイテムの持参をお勧めします。16:00過ぎ、メキシコに向かいます。
メキシコシティでは一度荷物を自分でピックして、再度預ける必要があります。
理由はよくわからないですが、ハバナからの荷物は全部そうらしい。
ハバナからの便に乗っていた日本人のご夫婦と話しながら荷物が出てくるのを待ちます。
夫婦でよく海外旅行をしているらしく、旦那さんはイランにも行ったそう。すごい。
搭乗まで4時間くらいあるので一度ゲートの外に出てメキシコ料理を食べることにしました。
もう少し時間があったら市内に行ってもよかったのですが、下調べもせず夜に一人歩きは危険なのでやめました。
当然ですがキューバにはないので、空港でセブンやスタバやメゾンカイザーを見て資本資本してる!と不思議な感覚になりながらレストランには入ります。
メキシコ料理のエンチラーダにモレというカカオのソースがかかったものを注文。
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このモレというソース、過去に日本で一度食べたことがあり気に入っていたのですがやはり美味しい。
メキシコは美食大国というくらいなので改めて訪問したい国です。
そんなこんなでゲートに入りWi-Fiが安定して使える空港で飛行機を待ちます。
ゲート内はセブンやお土産やさんやサブウェイなどハバナに比べたら大充実の店舗展開。
メキシコ名産のメスカルなんかも売っています。
セブンではいわゆる日本の肉まんコーナーにピザなどが置いてあり買いたくなる。
誘惑に打ち勝っていざ搭乗。
14時間後、早朝6時過ぎに日本に到着です。