参謀という生き方
ゆーです。
今日は、本のご紹介です。
テーマは「参謀」。
昔からなんですが、ボクは有名人になりたいという欲がありません(なんなら、“目立つため”の行動はあまり取りたくないです)。
でも、やりたいことをやって結果的に有名人になるのなら、それは止められないものですし割り切ってます。
過去に漫才をやったこともありますが、これも目立ちたいというより考えたネタがウケるのかどうか、という視点で気になったゆえに…という感じです(現在、1勝1敗です笑)。
無理にオモテに出されたくはありませんが、「どうしても必要な場合には表にも立つ方がいいのかな?」というスタンスです。
そんな感じの生き方なので、誰かを支えるポジションとか、裏方であったり、組織の運営サイドとかが好きです。
「世に出るべきだ!」と思ったものを、世に出すお手伝いをしたり、埋もれたものを明るみに出したり、マネージャーとなってポテンシャルを引き出したり、そういう仕事をしたいんです。
そんなボクが出会った2冊です。
とりあえず、先に2冊とも紹介しちゃいます。
(*この記事は、本の内容ではなく、個人的な見解を書いています。本の内容に踏み込まないようにしているので、本を手にとって思考回路や方法論を吸収してみるのがいいと思います。)
まず、1冊目がこちら。
次に2冊目がこちら。
で、これらを読んで一番強く思ったことは…。
「そうそう、参謀は現場の味方であるべきなんだよ!」ってことです。
正確に言うと、マネジメントの経験を経て意識していたところと通ずるところがあり、「一番大事だな」と感じた点になります。
アイデアマンであったり、リーダーであったり、そういう人たちにも参謀という存在は不可欠だと、個人的には思ってます。
が!
彼らについていく現場の人たちの感情が、ないがしろにされてしまうと全てが破綻し始める。
自分も中間の位置で、上の人と現場の人たちの間に入ったことがあります。
その多くの場合において、現場の人たちは「参謀」を“上側”の人たちと見る。
つまり、多かれ少なかれ敵対視されてしまう。
なので、可能な限り現場の感覚を養い、寄り添うことが必要だなと感じました。
究極論、トップの人間を孤立させてしまっても仕方ないのかなと思ってます。
もちろん、ここで言う孤立は、無下に扱ったり、現場の人とみんなで意見を捻じ曲げるといったことではなく、意見を出し合い議論する場合に、現場の感覚を存分に活かして話すということです。
まずは、リーダーに信頼をおいてもらい、その上で対等な立場に立ち、参謀はリスクや方法だけをひたすら提示する。
とにかく、リーダーに無駄なところに力を注がせない。
そうして、プロジェクト全体を調整していく。
コントロールというより、不具合が生じないように修正をかけていく感じですね。
自分の思いのままに動かしたいわけではありません。
そもそも!いくらトップといえど、組織を機能的に動かすことを考えるのであれば思い通りに動かそうとするのではなく、組織としての最適解を探るべきです。
ただ、そこに力を注ぐこと自体が、リーダーの長所を活かすという点でもったいない。
だから、参謀が積極的に組織の調整役に回る、というイメージです。
とまぁ、ボクの思う参謀役のイメージを書いてみました。
2冊の本を読むと、参謀として意識した方が良いところや考え方など、勉強になるところがたくさんあり、とても参考になりました。
そして、自分はホント裏方志望なんだなと。笑
ちなみに、こんなボクでも率先して動くことがたまにあるんですが、その時には漏れなく「参謀がいてほしい!」と思います。
なので、その時に感じたことを踏まえて、これからも参謀として色々気をつけていきたいですね。
一番上に立ったり、引っ張る人たちの多くは、孤独を感じてると思います。
上記で、“トップを孤立させてしまっても仕方ない”なんて書き方をしているので矛盾したような表現になるんですが、彼らに孤独を感じさせない対等な存在になることが最も大事なのではないでしょうか?(最高の味方であり、最高の敵。ライバルみたいなものですかね。うーん、説明が難しい。苦笑)
リーダーの心が折れた時、全てが崩れ落ちる可能性は大いにあります。
参謀は、現場の味方でありつつ、トップのエンジンを止めさせない燃料となるのがベストだと思います。
そんな裏のキーマン、これがボクの目指す将来像です。
みなさんの中で「自分も裏方でやっていくのが好きです!」という方の参考になりますように。