すみっコぐらしのガイドライン
今や子供大人問わず人気のすみっコぐらし。
すみっコぐらしはサンエックス株式会社のキャラクターである。
サンエックスといえば、四半世紀前に流行ったたれぱんだをはじめ、アフロ犬、リラックマのグッズ等を販売している会社である。
誤解されがちなのが、サンリオの関連会社であるとか、ちいかわはサンエックスのものであるとか。
はっきり言っておく。
違う。
違う。(2回目。)
そのサンエックスが、数日前にYahooの検索急上昇ワード上位にランクインしていたのだ。
急にどうした?
とうとう上場したんか?
(ちなみに上場していたら、株主になろうと考えた時期もあった)
調べてみると、サンエックスのガイドラインの厳しさが注目されていたようだ。
まず、ファンアートをSNSにあげることは禁止。
ぬいぐるみに自作の服を着せてSNSにあげることも禁止。
ぬいぐるみでちょっとした物語を作ってSNSにあげることも禁止。
(「現実を生きるリカちゃん」みたいなことは許容されない)
きちんと提携していない近所のケーキ屋さんにキャラケーキを注文することも禁止。
(欲しいなら自分で作ること。でも、SNSにあげることは禁止)
……などなど。
これを受けて、ファンアートの作者が自身の作品を削除させていったことが、検索急上昇の発端だったらしい。
一見厳しくもあるが、各キャラクターの設定や世界観を守るためには必要なことであり、しっかりした会社であるといえる。
すみっコぐらしのファンクラブに入るほどのファンとしては望ましいことである。
ち○かわなどは、その世界観を変えてしまうような時事ネタに絡めたヒドイ動画があがっているしね。
「現実を生きるリカちゃん」程度なら、「面白い発想!」となって、コレはコレで良いと思うんだけれど。
会社によって、考え方は様々であるが、私はすみっコぐらしの各キャラクターの設定や世界観に惹かれたので、サンエックスには、ぜひとも、この姿勢を貫いてほしい。
さて、ここでひとつ問題が生じた。
私は会社のメール及びチャットのアイコンを、サンエックスが提供してくれているフリー壁紙を加工して設定していたのだ。
禁止事項には、フリー壁紙を加工してアイコンとして使用してはいけないと、はっきりと書かれていた。
要は「加工したものを他者の目に晒す」という行為が禁止なのである。
ぬい撮りはOKなようなので、とりあえず繋ぎとして、数年前にすみっコぐらしとタワレコカフェがコラボした際に撮った写真に変更。
次の週末には、会社のアイコン用に、てのりぬいぐるみの撮影をちゃんと(!?)行って、新たに変更しておこう。
数年すみっコぐらしのファンをやっているが、ファンだからこそ、きちんと会社のガイドラインを見て、守って、正しく楽しむ、ということが大事であると痛感させられた出来事であった。
(そもそも推しキャラの著作権を持っている会社のガイドラインを見るという発想すらなかった。)
好きだからといって、良かれと思って安易に創作、加工してしまうことは、自分の大好きなキャラクターの世界観を意図せず壊してしまうおそれがあるということ。
肝に銘じようと思った。
さらに。
ガイドラインには、原則としてキャラクター、商品などに関するアイデアなどについて独自の提案を受け付けてないと明記されていることから、今後、私が株主になることもないのだろう…。
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