アナタのココロ見透かします
「20Q」というおもちゃをご存知ですか?
コロンとした丸いフォルムに、赤や青のクリアボディ。
ボタンがいくつかついています。
人工知能が、人間の考えていることを当てる、というおもちゃなのです。
「20の質問」という古典ゲームをバンダイが商品化したもので、発売は2005年。定価は税込み2100円です。
78.5%というかなり高い正解率は、ブログで紹介されたことで、データを集める為のテストサイトで100万以上のテスト結果が集まったことによるのだそう。
やってみると、本当に当てられることが多くてびっくりします。
もちろん元々はアナログゲームなので、ゲーム機がなくても遊ぶことは可能です。
アナログゲーム好きの私は、機会さえあれば相方や友人と遊んでました。
当てるのは結構得意だと思っています。
20Qのゲーム機は昔友人が持っていたので遊んだことはありますが、最近自分でも欲しくなり、メルカリで送料込み550円という安さで中古品を購入。
ところがどうも動作が安定せず、電池を入れてもすぐ動かなくなってしまいます。
電池の消耗が激しいんだろうか・・・。
とうとう電池を入れ替えても動かなくなってしまったので、諦めてまた買い直しました。
ところが、これまたすぐに電源が入らなくなりました。
何か設計に問題があるのでしょうか。
しかも、電池の入れ替えも面倒くさい。
裏蓋をネジで留めるようになっていて、電池の入れ替えの度にプラスドライバーが必要になるのです。
ネットで調べても、あまり詳しい情報が出てきません。
どうやら2005年に発売した後一時的にブームになったものの、バージョンアップすることもなく、今では販売中止になっているようです。
Amazonでは新品もありましたが、恐らくデッドストックのようで、やたらと高価がついているものもあります。
せっかく面白いゲームなのだから、人型のデザインにしたり、回答の精度をアップさせたりというアップグレードもできそうなのにな。
20の質問は、割とパターン化されています。
最初の質問は動物・植物・鉱物・その他から選ぶようになっていて、その次の質問は「食パン一斤より小さいですか?」
が、3問目からはその時々で異なる質問内容になります。
「コーラン」を「教科書」と答えたり、「メリーゴーランド」を「観覧車」、「リンス」を「シャンプー」と答えたりということはありますが、「梅干し」「たこ」「あざらし」「ビー玉」「トイレ」「ホッチキス」などかなり当てられました。
先日人が集まった時にも、20Qをやりました。
機械と一緒に私たちも考え、「金魚」「缶コーヒー」などを当てていったのですが、相方が考えたお題が難しくてなかなか当たらず・・・。
考える時にポイントとなるような質問の答えが2つ3つあるもので、その時の答えの中では「家の中にはない」「屋外にもない」、「それでゲームが出来る」、「お店には売っていない」など。
機械の出した答えは「ウエディングドレス」。
いや違うよね。と皆が帰ってからも一人、考え続ける私。
お風呂にもメモを持ち込み、当てはまるものを考えていきます。
人間の発明したもので、ボタンはついていなくて、手で掴んで使うものではなくて、平べったくはなくて・・・全ての答えに当てはまるものは・・・あ、あれか??
「わかったー!」
お風呂場の扉を開けて「ボウリングのピンでしょ」と叫ぶと、相方は「何で分かった?!」と驚いていました(笑)。
答えを当てる時の言い方って、人によってずいぶん違います。
私は、全部に当てはまるものが思いつくまで答えを言わずに考え続けるのですが、人によっては幾つかの特徴が当て嵌まるだけで「これ?」「これ?」と次々に口に出したりします。
考えてみると私が何かの活動をする時も、ある程度の見込みがつくまでは表に出さない、ということが多いかもしれない。
人狼もそうですが、こういうゲームってその人の性格の一端が垣間見えるのが面白いんですよね。
それにしても20Q、電池がすぐ無くなるの、何とかならないかなー。
画像は、ある日の試合中のチェス盤面
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