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ライオンのおやつ
BSプレミアムで
「ライオンのおやつ」というドラマがありました。
「ライオンの家」というホスピスが舞台で、
その、ライオンの家の朝ごはんは "お粥" と決まっています。
毎朝、いろんな趣向を凝らせたお粥が、ゲストと呼ばれる入居者さんに振る舞われます。
ある回で、「粥有十利」という言葉がでてきました。
「粥十有利」とは、お粥には10の功徳がある、という教えなのだそうです。
体が冷えている人も
体が火照っている人も
食欲がない人も
つい食べすぎてしまいがちな人も
便秘気味の人も
下痢気味の人も
こういった、相反する症状をお持ちの人にも効果があるのだとか。
良いと聞いたことはすぐに実践したいので、以来、朝食はお粥にしています。
聞いていた通り、起き抜けの喉に温かいお粥が通って行くのは本当に心地良く、かといって身体が火照ることもないのです。
これは良いと、早速お店のランチメニューに加えることにしました。
度々発令する○○○○○○の合間のある日、ランチメニューとしてお粥を炊きました。
物足りなくてはいけないので、普通のご飯も炊いて、どちらでも食べてもらえるようにしました。
すると、驚いたことに ご飯が減らず、お粥が完食でした。
真夏の暑い最中でしたが、お客様はお粥をことのほか喜んでくださいました。
お客様がそれぞれに仰っられたのは
「お粥を一口食べたときに、体の芯が冷えているのがわかった。」
「疲れが癒された」
「よくわからないけど、元気になれた。」
お粥を食べたのは何年も前のことで、それも風邪やら胃腸炎やらだったから、よく分からなかった。
でも、今日は
"すごく美味しかったし、体に良いものを食べた "
という気持ちになれた。
お粥のパワー、恐るべし。
というより
食べ物が持つ力を改めて知らされました。
写真は自分用の五分つき玄米のお粥です。
お客様にはさすがに玄米粥をお出しするのは躊躇しますが
実はこれ、なかなかイケルのです。
もうすぐ秋になります。
サツマイモが八百屋の店頭に並んだら、
五分つき玄米の芋粥を炊いて、ランチメニューとしてお出ししてみようかと思っています。
季節の幸をふんだんに使ったお粥のメニューは当分続けます。