固まる油と固まらない油[2]
固まらない油とは、サラダオイル等瓶詰めされた油やお魚の油がこれに当たります。
室内に置いていて固まらない油は37度の体内に入ると血管を詰まらせないから安全だと言う方がいますが
実際は厄介なところがあります。
ごま油だったか、サラダオイルだったか忘れましたが
「コレステロール0」
と大きな文字で書かれているのを見たことがある方もいらっしゃっると思います。
コレステロールは動物性の脂肪にしか含まれていません。
だから、コレステロールは0で当然なのですが
だから安心、という訳にいかないのです。
これも摂りすぎると良くないです。
中性脂肪がたまります。
この中性脂肪とは、植物性油脂に入っているということではなく
カロリーの高いものをたくさん食べて、その摂取カロリーを下回る消費カロリーであったときに体内に蓄積される余分なものです。
つまり、植物性油脂だけでなく甘い物や炭水化物を多く摂りすぎても中性脂肪が上がります。
そして、この中性脂肪。
コレステロールと違って、中性脂肪は何も仕事をしません。
植物性油脂は、摂りすぎると良くないですが、摂らなければならないものです。
とはいえ、植物性油脂なら何でも良い訳ではなく
気をつけていただきたいのが
「植物性油脂だから固まらない」
とは限らない!! のです。
マーガリンやショートニングは植物性油脂からできていますが固まっています。
本来の植物性油脂は室温では液体なのに、です。
植物性油脂を固める成分が入っているのです。
どうか、油が固まる成分が入ったものを食べることに抵抗感を持ってください。
「いやいや、体内に入ると融けるので大丈夫ですよ」とメーカーは言うでしょうが
抵抗感を持ってください。
この手の油をトランス脂肪酸といいます。
多くの国がトランス脂肪酸を禁止しているのに日本は禁止していません。