暮らしのイメージ
家づくりのはじめのステップ。それはクライアントさんにヒアリングを行って計画案を作成することです。計画案の内容は平面図、立面図、断面図、模型が一般的ですが、ゆらりではそれにプラスして「暮らしのイメージ」をお出ししています。
「暮らしのイメージ」ってどんなものでしょうか?
ヒアリングでお聞きした日々の暮らし方や休日の過ごし方、趣味や日課、好きなことや好きなものをどんな風に取り入れて快適で楽しい暮らしを実現するかわかる図面です。
平面図に引き出し線を引っ張って、「LDKの全開口サッシを開けると庭とつながって身近に自然を感じながら心地よく過ごすことができる。冬場は窓辺でぽかぽかひなたぼっこが気持ちいい」と暮らしがイメージできる言葉が書いてあります。
暮らしのイメージ読書が好きな方の場合、窓辺のベンチに腰かけて庭の緑を感じながら読書を楽しむ時間とか、映画鑑賞が趣味の方には、ダイニングキッチンとやんわり区画された落ち着くリビングのソファーにゆったり座って映画鑑賞とか書いてあります。
また、快適な暮しにはスッキリ暮らせる収納計画も大切ですね。それもどこに何を収納するかわかるようにしています。納戸にはシーズンオフの家電、お節句の人形、工具類など普段使わないモノを収納。洗面収納には下着やパジャマ、洗剤やシャンプーなどのストック、タオル類を収納。洗濯機の上の棚には洗剤を置く。という具合に記しておくことで、家事の流れの中でモノを出したりしまったりしやすいかどうか、イメージして頂きやすいのがいいですね。
他には、窓から光や、借景の緑、遠くに見える山を取り込んで+αの心地よさをつくっていることなんかも書いてあります。こうして間取りの中に自分が入って、暮らしているシュミレーションをして頂くことで、あぁLDKはどこに居ても自然を感じられて心地良さそうだなぁ、とか家事動線と収納の位置関係が良く家事が楽にできそうだなぁ、階段吹き抜けの窓から1Fにやわらかい光が落ちてきて気持ち良さそうだなぁと心地よい暮らしをイメージして幸せな気分になっていただけたらなぁと。。
ゆらりの家づくりでは、計画案の段階で暮らしのイメージができているので、家が完成して新しい暮らしが始まると、「はじめから違和感なくすっと家に馴染めました」「どこに何をしまうか、ある程度決まっていたので引っ越し後の荷物の整理が楽にできました」「とても快適に暮らしています♪」と嬉しいご感想を頂いています。
事務所がスタートしてから18年。いろんなクライアントさんの「暮らしのイメージ」をつくってきました。これから、今までご提案してきた「暮らしのイメージ」を実際の写真と共に記事としてあげていこうと思いますので、いろんな暮らし方と、快適で楽しい暮らしができる癒しの家をつくるプランをイメージしながら、あっこんな暮らしいいなとか、これヒントになるなと楽しんでいただけたら嬉しいです。