【演奏しない人向け】宇野昌磨2019FS楽譜(DancingOnMyOwn/YourLastKiss)の作り方

ピアノもチェロも演奏しない人がプログラム楽曲の楽譜を手に入れようと七転八倒した議事ログです。

0.材料の準備

今回準備するものは3つです

その1:DansingOnMyOwnの楽譜

ここで楽譜をゲットできます(473円)。ダウンロード&プリントアウトしましょう!

これ以外のDancingOnMyOwnの楽譜でもよいですが、その場合♭が5つ付いてる調の楽譜であることを確認してください。

その2:YourLastKissの楽譜

こここれでHugoさんの楽譜をダウンロードしてプリントしましょう(有料どちらも650円以下)。どちらのバージョンでも大丈夫ですが、今回私はPiano and Cello Duet(前者)の方を使いました。

その3:楽譜編集ソフト

今回楽譜を作るのに楽譜編集ソフト(無料)を使っています。

もちろん印刷した楽譜を切ったり貼ったり書き込んだりすれば必要ないですが、私は使いました。

なぜなら私が楽器を弾けなくても、ソフトが楽譜を自動再生してくれるんで、編集が間違ってるかどうか確認しやすいんですよね。無料だしおすすめです。


1.楽譜の下処理

印刷した楽譜に小節番号をふりましょう。

Hugoさんの楽譜は段落の最初に番号をふってくれているので目印にしよう(親切!!)

章番号Y1

ポイントは、繰り返し記号などによってもう一度同じ小節を通るときに小節番号をちゃんとインクリメントすることだ。

章番号Y2

ちょっとめんどくさいが真面目にやっておくと後悔しない。

全部番号をふるとYourLastKissは全部で107小節、DancingOnMyOwnは全部で121小節になると思う。

たぶん。

以降長いのでYourLastKissはY、DancingOnMyOwnはD、小節番号は()で書いていくよ。

つまりY(20)=YourLastKissの20小節目という書き方。

では実際にどんどん楽譜を弄ってみよう。


2.YourLastLKissからトリプルアクセル(1:00付近)へ

プログラムの冒頭はYourLastKissからはじまってトリプルアクセル付近でDancingOnMyOwnに繋がっている。

具体的にいうとY(29)とD(3)が接続されている。

早速楽譜を切り貼りしてつなげてみましょう。

楽譜を再生してみると、大体OKなんだけどなにか足りないと思う。

実は実際のプログラムではこの接続部に飾りの音がたされていて、その音はどちらの楽譜にも書いてない。

しょうがないので飾りの音はなんとなく空耳しておいた。

画像3

見た目は微妙だが再生するとそれっぽい!気がする!!

接続後はしばらくDancingOnMyOwnの楽譜に沿って進行していく。


3.DancingOnMyOwnの3S3Tでスキップ

プログラムが進行し4T2Tを飛び終わって3S(+3T)に差し掛かるあたり

歌詞でちょうど「I keep dancing on my own」のあたりで、楽譜にはカッコ1(D39)とカッコ2(D68)が現れる。

カッコ1に入ると曲がD(13)の小節まで戻って2番の歌詞が始まるが、プログラムでは2番はスキップしている。

つまりプログラム曲としてはD(38)からD(68)へスキップする。

画像4


4.YourLastLKissにもどって3A3Fへ

3S(+3T)で歌の2番をスキップしたあとD(70)~D(73)まで4小節分の間奏が流れてそのままY(30)に接続している。

ここでは特に面倒なとこもなく普通にD(73)とY(30)が接続していると思う。

画像5


5.歌いながらFCCoSp4

Y(30)からYourLastKissにもどって3A3Fを飛んでステップシークエンスを踏みながらY(45)まで楽譜に沿って流れたあと、Y(45)からY(99)へスキップする。

ここの接続もごく機械的に行うことができる。(もともとToCodaで接続することになってるからそのままともいえる)

で、Y(102)とD(78)が接続しているのだけど、この接続が少し厄介で

どうもY(102)の3拍目とD(78)の1拍目が接続している、ようなんですよ。聞いてるとなんとなく。

楽譜でいうとこんな感じ。

画像6

つまり2拍分だけYourLastKissとDancingOnMyOwnが並走するような形になる。

ややこしい分水界を抜けてプログラムはFCCoSp4に入る。


6.クリムキンイーグルでD♭メジャーへ

FCCoSp4からクリムキンイーグルのD(89)まではDancingOnMyOwnの楽譜に沿って進行する。

D(89)の後はD(90)ではなくD(106)へスキップする。

D(90)もD(106)も「And I'm giving it my all, but I'm not the guy you're taking home~」という同じ歌詞の部分なので単に繰り返しを省いたように見える。

(でもD(90)はコードがB♭マイナーでD(106)はD♭メジャー。クリムキンイーグルの最後で右手をあげて掴んでる音はD♭のメジャーってことに勝手に興奮してる変態はこいつdes)

このスキップが終わると、あとは切り換えなく最後までDancingOnMyOwnが流れ切ってプログラム終了だ。


7.とても遠くて、いまだに近いYourLastKiss

さて、ここまででプログラムの頭から終わりまでの楽譜が完成した。

しかし自動再生した音と、昌磨の演技動画を聞き比べると何か足りないことに気付くと思う。

具体的にいうとFCCoSp4のあたりからラストまで、もう一度よぉおおおおく聞いてみると、だな・・・

なんとDancingOnMyOwnの曲の裏でチェロの音が!

クリムキンイーグルの後からはなんかピアノも16分音符シャカポカ鳴らしてるじゃん!!!

つまりFCCoSp4からラストまではDancingOnMyOwnとYourLastKissが同時再生されているんですよ。

YourLastKissのほう音量小さくてあんま聞こえないけど。

で、この並走する部分は楽譜のどこかなと色々調べたのですが

どうやら楽譜には載ってないっぽい!

または私じゃ見つけられませんでした!!!

コード進行がDancingOnMyOwnとYourLastKissでかぶるところないか探したんですけどあえなく撃沈。

そんなわけで私の音楽の先生に泣きついてきたのですが、

(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)<よく聞こえないんなら、なくていい音ってことなんじゃない?

工工エエェェ((゚д゚; ))ェェエエ工工

(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)<大丈夫!私、細かいこと気にしないわ!

工工エエェェ((゚д゚; ))ェェエエ工工

(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)<どうしても気になるならコードに合わせて
(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)<適当にシャカポカ鳴らしとけばそれっぽく聞こえるわよ

とまぁそんなわけで、コードに合わせて適当に空耳した楽譜はこんな感じです。(Y(102)とD(78)の接続部分からラストまで)

これを、ここまで切り貼りして作った楽譜に重ねて再生するとこんな感じ(私がごそごそしてる音も入っててすいません)

うーん。なんか違うわ。


あとがき

てかごちゃごちゃ面倒なこと書いてないで完成した楽譜PDF貼れって思われるでしょうけど

それをやるとカスラックが私の家のインターフォンを押しに来るかもしれないのでごめんなさいね。

皆さんも秋の夜長に空耳アワーに挑戦してみてください。

(てゆーかフィギュアスケート雑誌がプログラム曲特集とかやってくれたらこんな苦労しないで済むのに・・・。求む!音楽に強いフィギュア誌!!)



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