歯ぎしりは、食べ過ぎ飲み過ぎ
葉をみて、土を知る
旧暦葉月。ということで、今月は「歯」をテーマに。
年初の原稿に「顔にあるパーツをよくみてみると、芽(目)葉(歯)花(鼻)実(耳)といったように、植物と同じ名がつけられています」というようなことを書きました。
実際今年、トマトを育てていて、葉にトラブルが起こった際、あわあわしました。原因を調べていると、その多くは土に問題があることが。
身体も同様に、例えば「歯ぎしり」は、食べ過ぎや飲み過ぎにより、胃(五行では土)に熱がこもったことが原因であると推拿では考えます。
土を育み、茎を健やかに
また身体にある茎といえば「歯茎」。脾胃(土)に元氣がないと、血や潤いを育むことができず不足し、歯茎の痩せや歯周病といった症状が起こりやすくなります。
そんな時は、まず脾胃(消化器系)を養うことが大切となります。おすすめのツボはご存じ「中脘(ちゅうかん)」で、おへそとみぞおちの間辺りにあります。
また血や潤いを補ってくれる食材といえば、ほうれん草、にんじん、ブルーベリー、プルーン、なつめ、鮭、豚肉、レバーなど。今の旬だったら「ぶどう」かな。
内なる土を養い、よき葉(歯)月を。