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蜃気楼

 どうも曲を作る能力が鈍ったらしい。

 本当はsallvage blleumine名義の曲もわんさか作らなければ自分の中で処理しきれないのだが、こうして別の曲が先に出来上がったりする。

 なんとも調子が悪い。

 なんて言いながら、日付を超えてしまいまぁそういう日になってしまったわけだけれども、それはまた別に綴ろうと思う。

 取り敢えず、『蜃気楼』という曲が出来た。


 またしてもLUMiに歌わせている。最近AVAは健在なのだろうか?樋渡さんは元気そうだけれど吉沢さんは最近見ない。LUMiで作った曲数は自分が一番多かったりするのだろうか?どうなんだろう。

 どのみち、とてもいいVOCALOIDライブラリであり、誰よりも早くヴァーチャルアーティストの思想として出来たこのLUMiというキャラクターが、こうにもあっさり下火なのは、どうにも寂しく思えてしまう。

 そんなことを思いながら、ふとこの『蜃気楼』という曲の中身に帰ってくると、誰かに忘れられ、置いて行かれる歌である。

 偶然にも、この声で歌わせるのは、どこか寂しさを助長させてしまっているような気もしなくもない。

 自分も、散々置いて行かれて、忘れられて、今あの人は元気だろうか、などと、身勝手な思考も巡らす日々である。

 あなたが忘れていても別にいいのです。

 忘れられないのなんて、私の勝手なのだから。

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