パソコンに明るくない絵描きがGlazeを使いたくて奮闘した記録

もう少し役に立ちそうな記事を書いたので追記しておきます(2024/1/15)


結論

デバイスの「実装RAM」が5GB以上でないとGlaze(Windows版)は使えないようです。

私のパソコンは4GBで使えませんでした。
5GBで使えるかは環境が無いので確認はできていません(4GBの次が8GBなのかも知りません……)
奮闘の末、最終的にGlazeを実行してみようというところまで到達したものの、英語で以下のような表示が出ました。

  • コンピューターがGlazeを実行するのに十分なメモリーを持っていない可能性がある

  • Glazeは約5GBのRAMを必要としている

Glazeのダウンロード、インストール前に「ストレージ(ハードディスクの空き容量)」を確認し、200GB以上空きがあるストレージ(容量、収納スペース)では特に問題は起きないだろうと思っていました。
メモリ(RAM、作業場の広さ)でだめでした…………
5GBの広さが必要な作業を4GBの広さの作業場ではできませんといった感じのようです……
これからGlaze(Windows版)をインストールしようという方は、まずお使いのデバイスの「実装RAM」を確認された方が良いかと思います。
また、Glaze導入を考えてパソコンご購入の方はお気をつけください。

それでは上手くインストールできない方などのお役に立てればと思い、この結論までの奮闘(アンチウイルスアプリとの闘い)を記録しようと思います。
Glazeのインストールや使い方について詳しい記事はこちらをご覧になると良いかと思います。

アンチウイルスアプリとの闘い

①公式サイトからGlaze(Windows版)をダウンロードする(Glaze-GPU.zip)

②「Glaze-GPU.zip」を解凍したいのにできない

解凍中にエラーが起きるものの「Glaze」というフォルダはできるのですが、中に入っているはずの「Glaze.exe」がありません。
(解凍すると中に「Glaze.exe」が入っているというのは公式サイトにも書いてあります)
(この「Glaze.exe」を開くとGlazeが起動します。初回起動か解凍がインストールにあたるのか私にはよく解りませんでした……)
zipファイルを解凍できない原因を検索してみると、アンチウイルスアプリに引っ掛かっている可能性が出てきました。
なのでアンチウイルスアプリを一時的に無効にして、①からやり直してみると、解凍することができました。
もちろん「Glaze.exe」が入っています。

③「Glaze.exe」を開いてGlazeを起動

初回起動時の追加ダウンロードが無事に完了し、いよいよGlazeが使えるとわくわくしていました。
私のパソコンは動作が重くなりがちなので(イラストを描くのに不向きな実装RAMな気がします)、ここで一度再起動をしました。
再起動後(アンチウイルスアプリが有効な状態)、Glazeを起動しようとダブルクリックした瞬間「Glaze.exe」が消えました。
この時は特に何も表示されず何故消えてしまったのか解りませんでした。
辛いですがアンチウイルスアプリを一時的に停止して、②からやり直しです。
時間がかかっている間にアンチウイルスアプリが有効だったことに気がつき、以前とても古いPhotoshopがアンチウイルスアプリに引っ掛かって使えなくなったことを思い出しました。
アンチウイルスアプリに古いPhotoshop(怪しいと判断されたアプリ)を「許可」設定することで使えるようになったので、Glazeも「許可」設定をしました。
(アンチウイルスアプリが無効な状態では起動することを確認後)再度有効な状態でGlazeを起動しようとダブルクリックした瞬間また「Glaze.exe」が消えました。
ただこの時はアンチウイルスアプリの表示が出ました。
この「ダブルクリックした瞬間Glaze.exeが消える」のはウイルスなどの脅威と判断されて「隔離」されている状態でした。

  • アンチウイルスアプリの隔離一覧から「Glaze.exe」を元の場所に復元する

  • 「Glaze.exe」を「例外(シールドやスキャンから除外)」に設定

以上の2点を行い、ようやくアンチウイルスアプリをいちいち無効にせずGlazeが起動できる設定になりました。
もしかしたら「例外」設定のみで「許可」の設定は必要ないかもしれませんが試す元気がありませんでした(4時間以上経過していたかと思います)
詳細はお使いのアンチウイルスアプリによると思うので調べてみてください。

④イラストにGlazeを実行してみる

いよいよGlazeが使えるとわくわくを思い出しつつありましたが、ここで記事冒頭の結論に到着します。

私の作業環境ではダウンロードも解凍もそれぞれかなり時間がかかった(各20~30分程度?)ので、この記録外のやり直しもあり大変でした……

まとめ

  • ダウンロード、解凍、起動などができない方はアンチウイルスアプリの設定で改善する可能性あり

  • 実装RAMが4GBのパソコンでは使用できない

RAMを拡張するためにはメモリを買ってデスクトップパソコンを分解して交換するようです(ノートパソコンは基本的にできないようです)
以前起動しなくなったパソコンからどうしてもデータを救出したくて分解し、内蔵HDDを取り出し、外付けHDDにできる専用ケースに入れて新しいパソコンに繋ぐというのをやったことはあります。
しかしあの時は既にパソコンが起動しなくなっていたから分解したのであって、特にパソコンに明るくない私としては現役のパソコンを分解するのはかなり不安です……
8GBのメモリ1枚ならパソコンを買い替えるよりもはるかに安いので視野に入れつつ……
パソコンの寿命を考えるとそろそろ壊れる前に買い替えるのも良いかもしれません……

番外編・iPad

Glazeは現段階ではパソコン向けのようなので使用できませんでした。
ダウンロードの三択にある「MacOS - Apple Silicon」というのがiPadも含むようなので確認してみましたが、何らかのファイルはダウンロードしましたが解凍することはできませんでした(圧縮ファイルではないようでした)
今はiPadだけでお仕事をされている方もいらっしゃるので、iPadでもGlazeのような処理ができるようになると良いですね。
と言うのは簡単ですが……
Glazeの開発に感謝しつつ、イラスト生成AIが良い共存のできる使われ方になってゆくことを願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?