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命式図鑑・甲の人:甲戌11

四柱推命の命式にある干支を「1」甲子(きのえね)から
「60」癸亥(みずのとい)までを順番に載せていきます
※様々な著書等を参考にして書いています

【甲】きのえ
符甲(ふこう)
種子が硬い殻に覆われている状態
匣(はこ)檻(おり)
地中から芽を出す前の状態
人間で例えれば、お腹の中にいる胎児



1.甲×戌(きのえいぬ)

60干支の11番目
一旦沈んでも、来期には再び希望が持てる

2.戌とは

十二支の11番目
旧暦9月
方位:北西
御守本尊」阿弥陀如来
「秋の終わり」「土」「陽」
草木が繁茂し成熟し、やがて陽(ひ)は地に眠るがまだ余韻を残している
枝葉の末節が生い茂り、風通しが悪い過剰の状態
来期の成長に備えて、余分な枝葉を切り払う
余分なぜい肉を落とし、無駄を省く
厳しい冬に向けて知性や体力をつけていく
古い物と新しい物を交換する
忠誠心があり正直者
「生類憐みの令」
元禄時代、将軍徳川綱吉の跡継ぎが亡くなったのは、前生で殺生をした報い
あらゆる生き物を大切にすること
特にイヌ(生まれ年)を大切にすることで罪は許され良い子が授かる
※将軍綱吉の子供を幼くして亡くし祈祷させた僧:隆光が処罰を恐れた助言

秋の黄昏時に想い耽る戌
季節の終わりを迎えようとしています

3.【通常異常干支】

日座中殺(男性に出やすい)

結婚に関して特殊な星
一般的な結婚生活が向いておらず、お互いの個性を認め合い、それぞれの自由を尊重すると上手くいきやすい

4.甲戌の性質
秋の終わりの大樹

普段は物静かで何を考えているのかわかりにくいかもしれません
誰かに媚を売ることもせず、堂々としています
無駄を嫌い、潔癖さもやや強いかもしれません
強い自己主張はしませんが、芯はしっかりしています
義理堅く、信頼関係を大切にします

甲戌の女性

きびきびとしています
無駄を嫌うので、効率よく物事を片付けます
身の回りの整理整頓をきっちりと行うので、いつも身綺麗にしているでしょう
感情表現は得意ではないかもしれませんが、身近な人たちには思いやりを持って接します
普段はクールに見えても、好きになった人には従順になり甘えん坊になりやすいでしょう
心に決めたことは最後までやり抜き真摯に向き合う誠実さもあります

秋の夕暮れに訪れた先で待ち合わせ
恋人を待つのも貴重な時間

甲戌の男性

合理的に物事を進めるので無駄がありません
理知的になり過ぎると冷たい人に見られるので注意が必要です
物静かでクールな印象を持たれ近寄りがたい印象を持たれるかもしれません
信頼関係を大切にし、周囲の人からの信頼も厚い
努力家でスキルアップを目指します
てきぱきと仕事をこなし、できる人として高い評価を得るでしょう
女性と同様に、心に決めた異性の前では甘えがちで一途な人に

秋の日暮れ時に火と仕事を終えて帰宅する
次の季節に備えて身支度を整えます

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