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命式図鑑:甲寅の人(51)

四柱推命の命式にある干支を「1」甲子(きのえね)から
「60」癸亥(みずのとい)までを順番に載せていきます
※様々な著書等を参考にして書いています

51【甲×寅】きのえとら
60干支の51番目

甲=大樹
寅=陽の木 


1.甲(きのえ)とは

【甲】きのえ
符甲(ふこう)
種子が硬い殻に覆われている状態
匣(はこ)檻(おり)
地中から芽を出す前の状態
人間で例えれば、お腹の中にいる胎児
旧体制が破れ、革新の動きが始まる

2.寅(とら)とは

十二支の3番目

「木」「陽」「春の始まり」
旧暦1月
方位:北東
江戸の時間:曙七つ (3時から5時)
御守本尊:虚空蔵(こくうぞう)菩薩
十二神将(仏様に仕える眷属):真達羅(しんだら)大将
唯一武器を持たず、人々の願いを叶えるために必要なものを手に入れられるように無人の施しをするとされている

2.1虎(とら)

虎穴に入らずんば虎子を得ず
トラはこの世とあの世の境をなす穴にいる 
トラは若いうちは人間を食べないが、年老いて元気がなくなるとその狡猾さで相手をたぶらかし食う
主に中国で魔除けとしてトラに羽のあるもの、獅子が刀をくわえたものが飾られていたという
トラは祖霊の表象を表し
祖先神として羽の付いたトラが飛んでくることもあった
虎には死者の魂が入っている
行列を組むのは葬列を連想させる
帽子のようなものを被り、昼は太陽・夜は月と星の接触を避ける晴れの儀式
虎が死ぬと亡骸は地中に埋まり石となり琥珀となると信じられていた

魔除けのトラ

2.2五月五日の端午の節句

五月五日の端午
綵をきって小虎をつくる
※綵(あや)
美しい彩りの絹織物
ヨモギで虎型をつくる
ヨモギは乾かしたものをくゆらす邪気払いの香気を表す

2.3陽の寅(とら)

春を控えて上昇
草木の発芽 螾(うご)く 
凍土を突き破って地上に噴き出し草木を茂らせる
「陽」の気の強さから「獣の王者」とされる
「寅」の字の真ん中は、手を合わせる 約束する象形
下の(八)は人 「つつしむ」の意 寅畏(いんい)
敬んで(つつしんで)協力することを寅亮(いんりょう)
転じて同寅(どういん)同僚の誼(ぎ)は寅誼(いんぎ)
誼み(よしみ)親しい関係 
志を同じくし、敬んで時務を進める

凍土を突き破り
草木を勢いよく伸ばしていく

3.甲寅の性質

旧来の惰性を排して志を同じくして創造と建設をする
殻を破り、新しい芽を出す
慎み深く、思いやりがある
困っている人に手を差し伸べられる
組織の中で同僚と共に助け合える
先手を切ることができる
リーダーシップ


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