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ノイキャン無エ ワイヤレス無エ

前回、「ハイレゾ無エ ロスレス無エ」では、加齢性難聴のためか、ハイレゾ音源の違いが全く分からなかったという衝撃的な事実がわかった。

しかも運が悪いことに、ここのところ完全ワイヤレスイヤホンのWF-1000XM3の調子がよろしくない。ブチブチ音が切れるのだ。スマホの再起動をしてみたり、接続をし直したり、「接続優先」モードに変更したりと色々とやってみたのだが、一人部屋にいるような環境でもブチブチ切れることが頻発し、これは視聴に耐えられない……ということで、イヤホンを買い換えることにした。

最初は後継のWF-1000XM4をと考えていたのだが、ゼンハイザーがIE 40 PRO後継を出したと聞きつけて、IE 100 PROを入手した。モニターイヤフォンというやつである。周波数帯域は20Hz-18kHzと、いわゆるハイレゾ認証の仕様外ではあるが、ゼンハイザーなら(自分の好みの音であるかも含めて)そこらの安いハイレゾイヤホンよりも安心でしょということで購入に至ったということ。

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ところで、ここで一つ問題が。スマホに3.5mm イヤホンジャックがついていないことに気づいたのだ。USB Type-Cとの変換コネクタを買っておこうかと思ったのだが、色々と調べているうちにポタアン(ポータブルアンプ)が欲しくなってしまった。ということで入手したのが、Fiio Q3。

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Macにつないだときは、768kHz/32bit PCMという怒濤の性能をたたき出す。ローレゾの耳には意味が無いのだけれども、なんとなくスペックを追いかけてしまうのは悲しい性か。ちなみにMacにQ3+HD650の組み合わせでApple Musicのハイレゾロスレスを聴いてみたけれど、やっぱり、違いはわからなかった。残念ながら私の耳はローレゾ認定である。はっはっは。

で、普段の使い方としては、AndroidスマホにQ3をつけて、IE 100 PROで聴いている。ノイキャンもないし、有線のタップノイズもあるはずなのだが、これが実に聴き心地が良い。ついでにいうなら、WF-1000XM3よりも音が良い(好み)と思うので不思議なものだ。

どうせAndroid版のApple Musicはまだロスレスにも対応していないし(バージョン3.6で対応予定らしい)、対応したところでAAC 256kbpsと違いも分からないのだから、これでよしとする。

私の中でのハイレゾブームは、これにて終了とするのである。

タイトル画像:Music photo created by cookie_studio - www.freepik.com

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