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春から京大電電へ贈る、履修登録のススメ

#春から京大 の京都大学電気電子工学科1年生の皆さん、ごきげんよう。

今回は、私の1回生前期での時間割について書いていきます。

履修登録で何をすればいいのかよくわからないそこの君!一旦具体例を見てみたらちょっとは想像つくかもしれないぞ!

はじめに

大学生なりたてに大きな悩みとなるのが、履修登録です。

高校時代から耳にしたことがあるとは思いますが、大学生は自分で時間割を組むことになります。

しかし、クラス指定科目や第二外国語、卒業に必要な単位などを考えていきなり最適解となる時間割を組むのは非常に困難といえます。

その理由として、大学ではどんな講義を受けることになるのか想像がつかないということは大きいでしょう。

そこで、実際に私が作った1回生前期の時間割を載せ、各講義の大まかな説明をしてみようと思います。

私の1回生前期の時間割

色分けはまあ…適当です

これが私の1回生前期での時間割になります。

これらを全部取れたらちょうど30単位となるので、基本これ以上の履修登録はできない感じです。教職取る人とか成績いい人とかはもうちょっと取れたりするけど…あんまり無理はしないほうがいいです。

こう見ると一個ずつ時間割を埋めていくのは大変そうに見えるかも知れませんが、そんなことはないです。

というのも、ほとんどの科目はあらかじめクラス指定としてセットされているから。

これから、実際に時間割を埋めていく手順を書いていこうと思います。

注意:以下は2022年入学の場合の手順です。変わっている可能性は大いにあるので、あくまでも参考程度にしてください。

時間割の作り方

ILASセミナーの抽選申し込み

まず、ILASセミナーを受けたい人は抽選申し込みをしましょう。

正直ILASセミナーの単位は卒業には全くもって必要なかったはずですが、よっぽど自分の取りたい講義があるならば話は別です。

しかしここで注意してほしいのは、電気電子回路基礎論と自然現象と数学は電電1回生にとって重要な授業なので、ここに被らせないことを強く勧めます。すなわち火・水の5限は避けるべきです。

また、デフォルトで入っている物理学実験を取る場合、4限までに実験が終わりきらず多少延長する可能性があるので、木曜5限も避けておくのが無難かと思います。

ILASセミナーはものによってはかなりの負担となりますが、少人数で行う講義でしか得られない経験もありますので、興味があるならぜひ取ってみてはいかがでしょうか。

第二外国語の選択

好きなものを選びましょう。ドイツ語とチャイ語(中国語)がTier1です。

実用性を重んじるなら中国語な気がしますが、文法は比較的容易な反面リスニングが難しいそうです。(友人談)

対して私が受講したドイツ語は、リスニングがあまり無いものの、名詞の性別や冠詞や形容詞の活用が地獄であり、文法のほうが難しかった記憶があります。

二外についてはネット記事が多く存在するので、いろいろ調べて決めることをお勧めします。まあミスっても一年で取れれば無問題。なんとかなるさ。

全学共通科目(般教)の抽選申し込み

ここまでで計26単位なので、あと2つ講義が入れられる

なんやかんやしたらこんな感じの時間割がKULASISかどこかで見れると思います。正直あんまり覚えてないや。

外国語がどこに入るかはクラスや選択言語によって違うはずなので、人によってこの時点で時間割の形は違うはずでしょう。

ここまできたら、あとは全学共通科目(いわゆる般教)を詰め込めば完成です。

京大電電を卒業するためには、人文・社会科学群(人社群)が16単位、E科目が4単位必要です。(2022年入学の場合)(本当はもっと細かいので履修要覧を参照してください)

正直他の群はクラス指定を取れば勝手に埋まるのですが、人社群とE科目は自分で積極的に取っていく必要があります。

3回生からは専門科目が本格化して忙しくなることが予想されるので、必要数の多い人社群はできれば2回生までである程度取っておきたいですね。

般教は抽選で申し込めるのですが、どの講義も競争率が凄まじいので、空いているコマがあればとりあえず興味のある人社科目を申し込んでおいた方がいいかもしれないです。

私の場合は抽選で外れまくり、結局余っている人社群を先着順で勝ち取りました。金曜が1・2・3・5限となってちょっとしんどかったけどね。

各講義のおおまかな説明

時間割の作り方もある程度説明したので、これからはデフォルトで入っている講義はどのようなものかを、ほんの少しだけ書いていこうと思います。

詳細はシラバスを参照してください。KULASISか京都大学OCWから見れるはずです。

電気回路基礎論(専門科目)

前期で唯一の専門科目。主に回路の微分方程式、交流理論、二端子対回路について学習します。

電気総合館大講義室(電総大)という大きなホールで講義を受けます。広い!

後期の電気電子回路やそれ以降の授業に繋がる内容なのできちんと勉強するべし。

LTspiceという回路シミュレーションソフトの使い方の説明のとき、WindowsとMacで仕様が異なるためにMacユーザーが若干置いてけぼりにされていたのがかわいそうだった。やはり工学部はWindowsのほうがいいのかもしれない。といってもMacユーザーもそこそこ多いけどね。

自然現象と数学(自然科学科目群)

般教だけど内容は電気回路基礎論の補助。主に微分方程式、交流理論の講義と、ちょっとした回路の実験がある感じ。

同じ内容を違う切り口で説明することに意義があると先生は仰っていた。それほど1回生前期の内容は基礎で大事だということなのだろう。

実験では回路素子やブレッドボードとともに、パソコンとAnalog Discovery 2(AD2)というアナログ万能測定器を用いた。AD2は端子がUSBのType-Aなので、Type-Cしかないパソコンでは変換コネクタが必要。

物理学実験(自然科学科目群)

物理学実験を取る取らない論争は私の年度でも散見された。取らなくても単位的には全くもって問題ないのだけど、個人的には取る価値は十分にあると思う。

はじめにイントロの回があり、以降は二週間で一つの実験を行うのを五回繰り返す。実験があるということは…レポートが課されるということ。このレポートが結構キツい。木曜日の物理学実験では水曜日の12時に締め切りなので、水曜3限には徹夜明けで疲れ切った顔の人がよく見られた。

ただ、この講義を取ってレポートを書くことに慣れることができれば、今後レポートを書くのが間違いなく楽に感じられる。レポートのフォーマットが身につけられるのがデカい。

他の授業で課されたレポートの際に物理学実験未履修勢が苦しんでるのを見るのは大変気分がいい。

まあ履修取り消しもできるので一旦消さずにイントロだけでも受けてみるのはどうでしょうか。

意欲のある人はWordではなくLaTeXでレポートを書いてみよう!

微分積分学(講義・演義)A
線形代数学(講義・演義)A(自然科学科目群)

これ時間割の書き方わかりにくいよね。

私の場合は火3で微積の講義、水3で線形の講義をやって、金2では微積と線形の演義を隔週でやってました。つまり、金2の1週目は微積の演義→2週目は線形の演義→3週目は微積の演義→…といった感じ。

演義は演習問題を解いて、その後に解説を受けるタイプの授業。演義でほとんどの先生は宿題を出すはず。平常点はどんどんもらっていこう。

それぞれ週1.5コマずつあるので単位数は3と少し比重が大きい。

講義はもちろん大切だが、演義がもっと大切。演義をしっかりと理解できれば講義がなんとなくわかってくる。逆に言うと多分講義だけ受けてもいまいち何を言われているのかピンときにくい。(少なくとも私はわからない)

演義で与えられる練習問題を見て、理論的にわからないところがあったら講義のノートやプリントに戻るのが一番効率的で理解しやすいかと。

私の先生のテストは演習問題の類題がほとんどだったので、やはり演義が大切。(大切なことなので何度も書く)

情報基礎[工学部](電気電子工学科)(情報学科目群)

いわゆるパソコンの中身の授業。ITパスポート持ってたら授業受けなくてもわかるらしい。知らんけど。

内容はブール代数とか論理回路とかコンピュータの構成とかアルゴリズムとかOSI基本参照7層モデルとかプロトコルとか。おおまかに幅広く学習するタイプの講義。

CSMA/CDのCDはコンパクトディスクではない。

物理学基礎論A(自然科学科目群)

正直理解がかなりキツかった。レポート100%じゃなきゃ死んでたと思う。

いわゆる力学をやります。ベクトルを多用するので、外積が出てきたあたりでコケる可能性が高い。どんどん受講者人数が減って行ってた。

授業が何言ってるのかわからなくなったら教科書の式を一行ずつ理解しながら写していくのも手かもしれない。

英語リーディング(外国語科目群)

先生によって何をするかは全く異なるため割愛。

英語ライティング―リスニングA(外国語科目群)

英語でエッセイを書く練習をする授業。色んなタイプのエッセイを学んだり、引用の書き方を習ったりする。

単語テストが毎回ある。単語帳は京大のやつ。

リスニングの宿題としてGORILLAというものが毎週課される。そこそこダルいが成績に関わるのでやらざるを得ない。何回か忘れると強制落単となってしまうので本当に気をつけよう。

毎回出席してちゃんと宿題をやっていれば安泰のはず。

前期後期で2回受けるTOEFLは後期の成績に入る。前期には関係ない。

落単すると再履修が待っているので一発で取ってしまおう。

おわりに

この記事を通して少しでも今後のイメージに役立てば幸いです。

大学生が春休みのヒマな1日で書き上げたので正確性には欠けると思います。1年前のことなんて忘れてるから仕方ないよね!

正確な情報は各個人で得てもらうようお願いします。責任は取れないのでね。一次情報こそ正義!

初めての記事なので稚拙なのはお許しください。気が向いたらまた更新するかも?

記事は以上となります。おやすみなさい。

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