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大谷翔平ファンに見てほしいメッツの取説

こんにちは。YUPSIRONです。
まさかのフィリーズを下してNLCSに駒を進めて驚いてますが、逆サイドのカードではこちらも予想を覆してドジャースが第5戦までもつれる接戦を制しました。日本でメッツを応援している人は千賀のファンかMLBファンだけでしょう。おそらく日本人でメッツを応援するのは1%もいないと思います。そんなモノ好きな私がメッツとドジャースの対戦がより楽しめるように選手や今までの対戦背景を書いていきます。ぜひ対戦前に見ていただけると嬉しいです。ドジャースファンが見る可能性が高いので基本的にはドジャース目線で書いていきます。では行きましょう!!


【メッツ戦力分析】
MIRACLE METSの快進撃!!

とにかくこのチームは粘り強い打線と先発投手陣が魅力です。打線は今季
大谷翔平とMVP争いをしているリンドーアを始めとしてアロンソやニモ、ビエントスにJD.マルティネスなどソリッドな活躍を期待できる打者が並んでいます。また印象的な活躍をしているウインカーや元エンゼルスのイグレシアスなど得点を取れる選手が控えています。また先発にはポストシーズンから復帰の千賀滉大を筆頭にマナエア、セベリーノにキンタナで本来は先発ですが、ポストシーズンではリリーフに回っているピーターソンなど粒揃いの先発が揃っています。また右と左でバランスよく揃っているのもポイントが高いと思います。弱みとしはやはりリリーフになるでしょうか。ポストシーズンから本来の姿を取り戻し始めたディアスと元西武ライオンズ所属のギャレット以外に信頼できる中継ぎがほとんどおらず、先発が早く降りてしまうと厳しい展開になってしまいます。ただ”OMG”というキーワードとともにここまで勝ち上がってきたチームで直近の試合は全て劇的な展開で勝ち続けている勢いがあり、いくらドジャースでも簡単に勝てる相手ではありません。ALはヤンキースも勝ち上がっているので2000年以来のNYシリーズは実現するでしょうか

メッツの要注意選手たち!!

勝利を祝うメッツ野手陣

ドジャースとして気をつけなければいけないのは投手ではセベリーノとピーターソンで打者だとビエントスとアロンソになるでしょうか。セベリーノは出力が高さが売りの先発投手で常時95マイル近くの速球とスイーパーを中心に組み立てる投手です。6回2失点前後でまとめる安定した投手でメッツ本拠地初戦で投げるこの選手を打ち崩せないと空気に飲み込まれてしまいます。またピーターソンはシーズン後半で安定感を見せた左投手で三振は取れないものの、動くボールを使うことでゴロを打たせて取る選手です。この選手がおそらく千賀が投げる第1戦や他先発がノックアウトされて降板となった際にロングリリーフこなす選手でここを打ち崩せないとギャレットとディアスに繋がれるので得点を取るのが難しくなってしまいます。打線ではポストシーズンで長打力が光るビエントスがすでにポストシーズン2HRを放っており、 OPS1.000を超えています。各方向にも強い打球を放てる24歳のベイビーメッツを抑えることはシリーズ突破には必須でしょう。またアロンソもシーズンで短縮シーズン以外は全て30HR以上と目を覚まさせてしまうと危ない選手となります。固め打ちができる選手なのでランナーを背負った状態で対戦し続ければ大量得点を許してしまう可能性があるだけに常に注意をし続ける必要がある選手になります。そのほかにもリンドーアなど打たせると危ない選手はいますが、特に4人に関しては対策を張り巡らせる必要がありそうです。

【ドジャース戦力分析】
MVPトリオ率いる最強軍団!!

シーズン中も常に打線の力で勝ち続けてきたNL最高勝率を誇る最強軍団です。特に昨年からチームに加入した大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスがキャリアハイの成績を残しており、大谷翔平に至っては満票MVPになるのではないかと言われているくらいです。またポストシーズン最強のキケ・ヘルナンデスが今年も素晴らしい活躍をしており、打線に関してはおそらく現MLB最高と呼べるメンツでしょう。弱みは明確で先発投手の数が足りないことです。投げられそうなのがフラハティ、山本由伸とビューラーと3人しかおらず、第4戦はブルペンデーになると考えられます。ただビューラーが不安定であり、フラハティもチーム方針だと思いますが、7回を投げ切るような投手ではないので中継ぎ投手に負担がかかり続けます。そのために中継ぎが相手打線を抑え続けるor打ち勝つという危険要素が高い戦いが強いられています。中継ぎが耐え続けれ勝てるとは思うのでチーム全体としては中継ぎ陣が鍵になりそうです。大谷翔平は悲願のWS進出ができるのでしょうか。

ドジャースでメッツ攻略の鍵になる選手は??

NLDS第4戦でグランドスラムを放ったテオスカー・ヘルナンデス

個人的に投手はフラハティで打者ではテオスカー・ヘルナンデスになるでしょう。フラハティはメッツとのシリーズで2回以上投げる可能性が非常に高くエース的な立ち位置である彼がメッツ打線を抑えられなけば話にならないかと思います。また打線ではテオを選びました。対左投手の成績がキャリアを通してOPS.900を超えているのでドジャース打線として苦戦しそうなマナエアやキンタナ相手に打ち込めそうな彼が鍵になりそうです。当然その他にも中継ぎ投手陣の奮闘やMVPトリオが打てるかなど鍵になる部分はありますが、特に2人が活躍できればシリーズ突破も見えてくることでしょう。

【小ネタ】
実は因縁がある両チーム!!
過去荒れたシリーズになった2015NLDS

この2チームは2015年シーズンNLDS以来のポストシーズンで対決を行うことになります。2015年は4勝1敗でメッツが勝っています。ただシリーズはこの後ルール改定にもつながった試合もあり、かなり荒れたシリーズとしても有名です。理由はドジャースのチェイス・アトリーがメッツ遊撃手のルーベン・テハダに対してゲッツー崩しのスライディングを行って選手生命を終わらせたと言える行為をしたからになります。日本人選手では過去メジャー挑戦をした松井稼頭央や岩村昭徳が同様のスライディングで大怪我を負っています。この怪我は当時大問題となり、次の試合ではメッツ先発のノア・シンダガードが報復死球を狙ったことで大波乱を呼びます。Youtubeにも動画があるのでぜひご覧ください。ゲッツー崩しスライディングはこの試合が要因となり、ベース以外に対してスライディングを行うことが禁止となります。これは通称チェイス・アトリールールと呼ばれるものになります。現在は年数が経ったこともあり、この因縁は無くなったと言えますが、当時のメンバーであるメッツのブランドン・ニモがいることやメッツ本拠地の2試合どちらかでテハダが始球式をするかもしれないという報道が出ているのでそのような因縁の対決として見ることでより熱く楽しめるかもしれません。

どちらがWSへの切符を手に入れるか!?

今季MVP争いをした各チームの代表選手

シリーズ勝敗予想はズバリ!4勝1敗でメッツの勝ちと予想します。
当然メッツファンなのでバイアスがかかりまくっていますが、第7戦までもつれてしまうことはないのではないかと思います。ドジャースに勝算があるとすればフラハティが投げる試合を絶対に落とさないことでしょうか。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
まさかメッツがここまで勝ち上がると思わず、嬉しさもありながらなぜ昨年スーパースターを揃えたのに勝てなかったのかと野球というスポーツの不思議さを感じている今日この頃です。また両チームとも主力が怪我を押しながら出場しており、フリーマンは足の怪我を抱えてリンドーアは腰を痛めながらなどまさに総力戦と言えるような様相となっています。そして今季はシーズン100勝チームおらず、現在勝ち上がったチームはどのチームもどこかに明確に弱みがあるので前評判が覆りやすい状況になっています。先発に不安を抱えるドジャースと中継ぎに不安を抱えるメッツでどちらも打線には自信があるだけに爆発すれば一気に流れが持っていかれるお互いにとって怖いシリーズになりそうです。どのシリーズも朝が早くなっており、NYとLAで試合を行う関係上で開始時間もかなりバラバラで日本に住んでる身としては生活習慣を破壊されそうですが、この素晴らしいシリーズを全試合追っていきたいと思います。

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