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【Mets】フランキー・モンタス獲得から考えられる来季ローテーション構成

こんにちは。YUPSIRONです。
アメリカではサンクスビギングが終えてウインターミーティングが迫ってきました。例年はこのタイミングで大型契約やトレードがまとまることが多く、昨年もウインターミーティング直後に大谷翔平の契約が決まったりとMLBファンが注目しているイベントになります。そんなイベント前にMetsが事前予想されていなかったフランキー・モンタスと2年契約を結びました。今回はこの契約についてとモンタス獲得によって考えられる来季ローテーションについて書いていきます。

契約について

MLB公式Xアカウントからの引用

【選手情報】
フランキー・モンタス(31)
ポジション:Starting Pitcher
経歴:シカゴ・ホワイトソックス(2015)
            オークランド・アスレチックス(2017〜2022TDL)
            ニューヨーク・ヤンキース(2022TDL〜2023TDL)
   シンシナティ・レッズ(2023TDL〜2024TDL)
   ミルウォーキー・ブルワーズ(2024)

【契約内容】
2年3400万ドル(2年目に選手オプション)
年平均1700万ドル

契約について所感

先発補強は必須だったものの、4〜5番手クラスであるモンタスを獲得するとは思いませんでした。金額も年平均1700万ドルと高めなのですが、バウンスバックさせるのに自信があるように感じます。投手としてはストレート系+スプリットとMLBでは珍しいタイプとなっており、Metsには同タイプで千賀がいるので相乗効果を期待できる部分があります。悪くない補強ではありますが、ローテション4〜5番手に払うような金額ではないので今後の補強が心配です。昨年のセベリーノとマナエアのバウンスバック期待選手が見事に復活できたのでデイビット・スターンズGMの目利きを信じたいところです…

なぜ防御率4.84の投手が年平均1700万ドルで契約できたのか?

今季成績は良いとは言えませんが、バッター有利球場であるアメリカンファミリー・パークやグレートアメリカン・ボールパークを本拠地とするチームで投げていたことを考慮すれば悪くない成績だとフロントが評価したのだと思います。そして何より2022年に手術をしてから復帰シーズンとなった今季の平均球速が95マイル以上で大幅に落ちていないことが最大の決め手だったと考えています。昨年同じ例でセベリーノと契約して上手く復活させることができたので期待できる部分になります。ただ指標が軒並み悪いのが不安要素で、特にBB%とHard%がMLB下位20%前後とストライクゾーンに投げれば強い打球を打たれるにも関わらず、制球も悪いというかなり苦しい投球が多かったと思われます。今季は32先発で150イニング投げましたが、過去には180イニング以上を投げたシーズンもあり、現状のMets先発ローテーションで規定投球回を期待できる選手はいないのでイニングイーター的な役割も期待したいところです。

Metsの来季先発ローテーションはどうなる?

今季ローテーションで活躍してくれたマナエア/セベリーノ/キンタナがFAで去就が決まっていないので現状だと千賀/ピーターソン/モンタスとなっています。ただ千賀は怪我明けでイニングも稼げるタイプではないため、先発投手が2人以上は獲得したいところです。マナエア/セベリーノ/キンタナの中で最優先はマナエアになるでしょうか。シーズン後半から投球フォームを若干変更した成果もあってエースのような投球でチームを引っ張ってくれました。年齢は32歳と若くはありませんが、球速で勝負するタイプの選手ではないので3年契約でも問題ないと考えています。理想としてはマナエア/千賀/ピーターソン/モンタスでもう1人をFAで補強できればベストなのかなと思います。

プロスペクトには来季デビュー予定のスプロートや今季デビューしたスコットなど先発期待の選手が控えていることや市場に補強となる先発投手が少ないので2人以上の補強はしないと考えていますが、どうなるでしょうか。



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