NLCSは予想通りの乱打戦!?
こんにちは。YUPSIRONです。
NLCSはドジャースがナ・リーグ優勝となりました。
事前予想と異なり、想像以上にドジャース投手陣を攻めきれてない部分もあるのかなと感じました。事前予想もしていたので振り返りとしてNLCSの戦いぶりを個人的な見解交えて書いていきます。
【ここまでの振り返り】
・第一戦:フラハティ好投!ドジャース打線も好調!
この試合は9-0でドジャースが勝利しました。フラハティが想像以上に良い投球を見せて7イニン中で打たれたヒットはリンドーアの2本のみと素晴らしい出来と言えるでしょう。相手先発の千賀から打線もコツコツと点をとって完璧な試合運びとなりました。
・第二戦:マナエアが上位打線を封殺!ビエントスのグランドスラム!
この試合は7-3でメッツが勝利して対戦成績を1勝1敗とタイゲームとしました。初回いきなりリンドーアが33イニング無失点だったドジャース投手陣から値千金の先頭打者HRを放つと2回にはビエントスがグランドスラムを打って完全にメッツが試合の主導権を握ります。先発投手となったマナエアも6回2失点でドジャース上位打線からは1本のヒットも与えずにシャットアウトしました。
・第三戦:ミスをすれば負ける!ドジャースがHR攻勢!
この試合は8-0でドジャースが勝利しました。ターニングポイントはセベリーノがピッチャーゴロを2度も処理ミスしたことでしょうか。特に2度目は打てていないスミスに対してだったのでより悔しいものとなりました。打線では下位打線がヒットや四球で繋ぐもアルバレスとリンドーアが2度あったチャンスで三振してしまってドジャース投手陣から得点が奪えず…
逆にドジャースはキケ/大谷/マンシーの3人がHRで計6点を取り、投手でもビュラーが5イニングを投げきり、中継ぎもピンチを作るも抑える素晴らしい継投リレーでした。
・第四戦:山本由伸が無双!?メッツが崖っぷちへ…
この試合は終始ドジャース投手陣がメッツ打線を圧倒します。特に先発の山本由伸は5回途中8奪三振で2失点と役割を果たすことができました。そして2試合連続の中継ぎ陣の完璧な継投リレーと大谷とベッツが素晴らしい活躍で2人で5打点とMVPコンビにやられています。メッツは先発のキンタナが打ち込まれてしまい、実質試合を諦める形で中継ぎはマトン以外はビハインドでしか使わない選手でブルペン温存を選択しました。
・第五戦:初回からメッツの猛攻!勝負の舞台は再びLAへ!!
この試合は前日の試合と打って変わって12-6とメッツが終始ドジャース投手陣を攻め込む形となります。第一戦で押さえ込まれたフラハティから打ち込み、3イニングで8点取ることができました。特に不調のアロンソとアルバレスで4打点と素晴らしい活躍を見せています。当初は先発が千賀と思われていたこの試合では先発が前日にピーターソンに決定しましたが、4イニングで2失点と最低限の仕事はできたのではないでしょうか。またディアスが2イニング投げれたのは前日に投げずに休養が取れたためだと思いますのでここはメンドーサ監督のナイス判断になります。
・第六戦:ドジャースがマナエア攻略!メッツ反撃するも‥
この試合は第五戦とほとんど真逆な試合展開となりました。初回からドジャースが前回抑え込まれたマナエアから2点を取り、3回には4得点で一気にリードします。その後も追加点を取れていき、計10得点と打線が素晴らしい仕事をしました。メッツもドジャース強力ブルペン陣から計5得点と打線が最低限の仕事はできましたが、メッツ投手陣が10失点でを許してしまったので追いつけずに敗戦となりました。メッツは13残塁とチャンスで打つことができていれば勝敗は違ったのかもしれません。
【メッツの誤算】
負けてしまった要因は多くあるとは思いますが、先発陣が打ち込まれたことが一番の要因でしょうか。中継ぎ陣が穴であることを考慮すれば先発投手たちにはQS達成をして欲しかったですが、シリーズ中では1人もQSを達成することはありませんでした。6試合で47失点と平均8点近く取られてしまっているので中々打線が打っても追いつくことができません。また打線ではベイダーがシーズン終盤からポストシーズンまで不振となっており、センターをタイロン・テイラーに譲っています。2年前にヤンキース所属時にALDSで見せた活躍を見せることができればシーズン中によく見た9番ベイダー出塁からの1番リンドーアがタイムリーという鉄板ムーブをすることができました。守備でもゴールドグラブ級の守備でセンターを守ってもらえるとRFに守備範囲が狭いマルテやウインカーを守らせるという危険なことをしなくて済んだので地味に苦しかったです。そして何よりもアルバレスが全く打てなかったのは打線での役割を考えると苦しかったです。長打が出る気配がなく、打線を完全に分断するような状態でした。実質2年目で22歳の彼は今後まだポストシーズンで多く試合をすることになると思うので今回のことを経験として今後に生かしていって欲しいですね。
【ドジャースがシリーズ制覇できた要因】
投手陣の奮闘で想像以上に粘ることができました。先発ではフラハティ、山本、ビューラーの試合で計3勝で試合を壊すことなく、中継ぎ陣に繋ぐことができました。中継ぎ陣はほとんどの選手が登板してまさに総力戦となりましたが、安定感抜群でメッツ打線を封じ込めることができています。打線は大谷とベッツが好調で2人で得点が取れる状態で他にもマンシーやキケ、エドマンなども活躍して満遍なくどの打順からも得点が取れていました。本シリーズがドジャースが得意の打ち合いにすることができたのが大きく、リーグ最強打線は伊達ではありません。一部ロバーツ監督の采配に疑問符が付く場面はありましたが、第7戦まで戦うことなく、4日間の休養日ができたのでWSもほぼ万全の状態で挑めます。
最後に
メッツファンとして今シーズンはどん底を経験しました。特に5月のPo.ロペスがグラブを投げて「最悪のチームメイト」発言をした際にはまさかポストシーズンでドジャースと戦うまでになるとは思いませんでした。今年の選手は1〜2年の契約選手が非常に多く、先発投手陣は千賀とピーターソン以外は全員がFAとなります。いわゆる繋ぎの年だと思われたシーズンでの飛躍はシーズンオフのFA市場で勝てるチームとして認識をされている可能性があるので有利に働くことがあるかもしれません。今シーズンはここで終了となってしまいましたが、幾つものサプライズを起こしてくれたメッツを見れたことは良かったなと感じています。今シーズンが残っているのは球界ベストの選手が引っ張るドジャースと球界最高打者が引っ張るヤンキースで華がある2チームとなりました。”大谷”か”ジャッジ”か球界で最高のタレントが引っ張る素晴らしいシリーズに期待しましょう!!!!