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【MLB予想】にわかメッツファンによる6月末までのメッツ通信簿
注意事項
・契約年数や選手名を調べて記載していますが、間違ってるかもです。
・日本語が下手くそです。
・一部厳しい意見も記載しています。
・数えたら7000字くらいあるので原稿用紙18枚分くらいあります。
これまでのメッツ
事前予想
今シーズンは一昨年のカブスのようなブリッジイヤー的な立ち位置で開幕はスタートすると予想。いわゆるチーム勝率を.500を目指して上振れた際にWC圏内に入れるようなチームをオフシーズンで作っています。1年契約の選手が非常に多く在籍しており、セベリーノ/ベイダー/J.D マルティネスなど放出を視野に入れている選手の獲得をしていました。事前予想も大半のメディアで地区3〜4位という状態でした。野手陣は内野の3B以外はレギュラーが決まっているような状況で実績がある選手も多いものの、投手陣は先発と中継ぎどちらも信頼できる選手がほとんどおらず、千賀とディアズ以外は苦しいという予想が多かったためにATLやPHIには勝てないだろうという評価でした。
【4月】大奮闘の投手陣/打てない野手陣
開幕後は予想に反して投手陣が大奮闘を見せます。先発ではマナエアとセベリーノが安定感のある投球を見せており、中継ぎはディアズがピリッとしないものの、元西部のギャレットが素晴らしい活躍を見せていました。
ただ野手陣がとにかく打てませんでした。ニモやリンドーアが特に打てず、
どちらも打率1割台でHRも全然出ないという状況でした。
【5月】安定感がなくなり始める中継ぎ陣/調子が上向かない野手陣
4月同様に中々野手陣が打てません。3割付近の打率をマークしていたBatyは一気に調子を落としてしまい、3Aへ降格。アルバレスは怪我をしてしまうという絶望がありました。また守護神のディアズがセーブ失敗してしまい、IL入りしてしまうという事態も発生。防御率はMLB全体でも10位以内だったものの、見た目の数字より信頼感はなく、中継ぎが踏ん張り切れないという印象がありました。月末にはTDLで売り手確実か!?という記事が出ていたと思います。唯一の楽しみだったのはトッププロスペクトのスコットがデビューしたことでしょうか。スコットはいわゆる球が伸びてくるタイプなため、試合を見ていても分かりづらいタイプではありますが…。初登板で7回1失点だったことは未来のエースとして片鱗を見せてくれたと思います。
【6月】アルバレス復帰と1番リンドーアでリーグ最強打線へ!?
6月初旬は5月同様の戦いをしていましたが、先発で安定感があったマナエアが崩れてきてました。またディアズが粘着物質の疑いで10試合の出場停止処分などピッチャーのやりくりは先月に続き、苦しい印象です。ただ勝敗数を見ると23戦17勝6敗となっているのは打線の力でしょう。6月にアルバレスが復帰して尚且つリンドーアとニモの調子が上がってきました。特にリンドーアが一番に入ったことで得点力が増しており、6月ではMLBでNo.1の得点力(+wRC)となっていました。また近年HRを打てるようになったニモが勝負どころで長打を打ってくれています。8年契約時には怪我をしやすい選手で契約がまっとうできるのか心配されていましたが、3年連続150試合以上出場できそうでメッツには本当に欠かせない選手となっています。リンドーアとニモはどちらもリーグ内同ポジションでWARがTOP5に入るなど盛り返していました。
今シーズンを振り返って7月以降の動きは‥??
正直かなり微妙な立ち位置にいます。今年のWCには個人的にATLがほぼ当確レベルでSTL/SD/AZ/NYMで現状は競い合うような状態になっていると考えています。ただこの中だと打線にも力があるパドレスは強さを感じており、最終的にはSTL/AZ/NYMが最後の1枠を争うと思います。TDLで補強を行えばNL中地区のチームやSFも割って入ってくるかもですが…。ではSTLとAZにNYMは勝てるのかという疑問がありますが、こちらはYESだと思います。というのもNYMの今後スケージュールがコンテンダーチームとあまり当たらないことやILから帰ってくる選手がいるからです。特にエースの千賀が7月末から8月初旬には戻ってくる見込みがあり、フロントラインスターターが千賀/セベリーノ/マナエアになるのでSTLやAZに比べて強力となると思っています。また打線に関してはリンドーア/ニモ/J.D/アロンソ/アルバレス/ビエントス/ベイダーまで固まっており、平均レベルが高い打線となっています。こうなるとTDLでは売り手か買い手のどちらに回るのかが難しいですが、コーエンオーナーの下でWS制覇を目標にしているチームであるならば、例え批判があっても売り手に回る方が良いと思っています。理由は単純に現在のチームではTDLで補強してもWS制覇は難しいチャレンジだと思っていることや売りやすい選手が多いことになります。補強となると先発を1人と中継ぎ2人程度は確保しなければいけないので、トレードでかなりの要求がされると思います。そうなるとFAで獲得をする方が現実的であり、TDLでマイナーシステムを崩壊させるようなことは長期的に勝てるようなチームを作るためには絶対にしてはいけません。では誰を放出するのか?個人的に見返りを含めて考察していきます
メッツがTDLで放出できるリスト
そもそもTDLの時に売り手に回る際は基本的に3つのタイプに分けられます。
①チームの中心選手及びチームトップ10以内のプロスペクト(絶対放出しない)
②TDL前までに一定の活躍をしている選手(放出あるかも)
③今年のオフに契約が切れる選手(売り手になるなら放出したい)
上記3つのタイプが基本となり、戦略を考えていくことになる。
まずは①のタイプと思われる選手はこんな感じだろうか。
①チームの中心選手及びチームトップ10以内のプロスペクト
【チームの中心選手】
・フランシスコ・リンドーア(長期契約中)
・ブランドン・ニモ(長期契約中)
・エドウィン・ディアズ(長期契約中)
・フランシスコ・アルバレス(MLB2年目のシーズン)
・千賀滉大(IL入り+チームのエース)
この中だと一番放出される可能性があるのは千賀でしょうか。
来季オフにオプトアウトが発生することや怪我を考慮すると今年ではなく、
早くても来季のTDLで放出だとは思いますが…
【トッププロスペクト】
・Jett Williams(SS/OF)
・Drew Gilbert(OF)
・Christian Scott(RHP)
・Ryan Clifford(OF/1B)
・Luisangel Acuña(SS/2B/OF)
・Ronny Mauricio(2B/SS/OF)
・Colin Houck(SS)
・Marco Vargas(INF)
・Blade Tidwell(RHP)
・Kevin Parada(C)
昨シーズンのTDLでバーランダー(HOU)とのトレードで加入したドリュー・ギルバートやロナルド・アクーニャ(ATL)の弟であるルイサンジェル・アクーニャがメッツのトッププロスペクトとしてMiLB.comで紹介されています。プロスペクト内でもキャッチャーのKevin Paradaはアルバレスとポジションが被るので相応の見返りがあれば来シーズン以降のTDLで放出もあるかも??
またピッチャーのトップ10プロスペクトがScottとTidwellだけでメッツ自体ピッチャーが補強ポイントなので今回のTDLではメジャーに近い有望な投手のプロスペクトを2人補強できるとGOODでしょう!
では次に②のタイプの選手を見ていきましょう。
②TDL前までに一定の活躍をしている選手
・スターリング・マルテ(来季までの契約)
・シェーン・マナエア(来季オプション)
・リード・ギャレット(1年契約)
この中だとマルテは外野が手薄でDHにゆとりがある球団にオススメです。
今季はOPSは.750前後と昨年から復調しており、約250打席を立った段階で7HRと魅力的かなと思います。ただ今季の守備指標はかなり悪く、OAAでは-9とメジャー最低レベルとなっています。ただArm関連の指標は悪くないので5〜6月ごろはマルテに打球が飛んだ際にファースト→サードでチャレンジして刺殺されるシーンがかなり多かった印象もあります。来季オプションを使用するかは別ですが、チームとしてはアロンソかセベリーノとセットで放出できれば良いと思います。逆にセットじゃないと放出が難しいような気がしてます‥
最後に③のタイプの選手を見ていきましょう
③今年のオフに契約が切れる選手
・ピート・アロンソ
・ハリソン・ベイダー
・J.D・マルティネス
・ルイス・セベリーノ
特にピート・アロンソは放出された場合はゲレーロ(TOR)やロバート(CWS)は放出されないと見ているので今夏のNo.1ビッグネームになるでしょう。
チームに対して見返りが大きそうなトレードができる選手が多くいるのでTDLで売り手になった際には上記選手に注目していきたいところ。
またチームがもし今季オフにFAとなるファン・ソトを本気で狙っているのであればアロンソは年俸的にも残せないのでトレードした方が良いと思います。個人的にはソトもアロンソも要求している金額が高すぎると考えており、取るなら外野ができるソト優先でいきたいところ。ただソトを獲得できるかはアロンソを引き止めるよりも難しいはずなのでファンの中でも分かれているところでもあります。日本のメッツファンはアロンソをトレードして欲しいと言っている声の方が大きいと感じていますが…。
売り手ならやって欲しいトレード案
現在でも球界有数のバッターであるJ.Dのトレード案
[放出]
NYM:J.D・マルティネス(DH)+残り年俸分の金額
[対価]
KC:Chandler Champlain(RHP)
メッツは基本的にピッチャーが欲しいので、ほぼトレード前提で獲得したDHであるJ.DをDHが困ってそうな球団にトレードすれば良くね?という安直な考えから来たトレード案です。KCを選んだのは勝てる時に勝ちたいスモールマーケットチームであることやチームの2枚看板であるペレスとウィットが揃って活躍しているチーム状況から選びました。またスモールマーケットチームであることを踏まえて残り日割り年俸分も負担するトレードとしています。ここ最近は失速気味なので本当に勝負しに行くのか?、有望なプロスペクトが多くないのでマイナーシステムを完全崩壊させてまでJ.Dを獲得するのかは微妙ですが…。他の候補としてはBOSやSDくらいでしょうか。コンテンダーチームでDHに苦戦しているチームにMILやSEAがいますが、どちらも咋オフにホスキンス(MIL)とガーバー(SEA)で補強しているので補強したくてもしにくい状況です。BOSだと出戻りになりますが、BOSも勝ちに行くというよりは若手を育成しているような状態なのでプロスペクトを放出してまで獲得しにいかないと思います。もし獲得するなら長期契約で不良債権になりつつある吉田正尚+投手プロスペクトがパッケージにすることで今季オフに金額面で動きやすくするとかでしょうか。SDはマチャドが怪我の影響で4月はDHで出場していましたが、現在は3Bで出ているので枠がないわけではないです。チーム編成上勝ちに行くような姿勢を取り続ける必要があるチームなのでBOSよりは獲得可能性がありそうな気がします。
復活したセベリーノのトレード案
[放出]
ルイス・セベリーノ(RHP)
[対価]
メジャーレベルの外野手+来季メジャーで中継ぎができそうなプロスペクト
ここからは名指しで出せるほどマイナーに詳しくないのでこんな感じの選手が交換できれば良いのかなと思って発案していきます。セベリーノの対価としてメジャー出場経験のある外野手とメジャーレベルに近い中継ぎが現実的なのかなと考えています。正直コンテンダーチームではフロントラインスターターになるかギリギリの成績であり、主に獲得したいチームはLADやBALあたりでしょうか。特にLADは山本/カーショウ/メイ/グラスナウが離脱をしており、イニングイーターもいないため、ある程度イニングも投げられるセベリーノはベストフィットなんじゃないかなと考えています。対価のメジャーレベルの外野手についても昨年の実績と保有期間から放出されるか怪しいですが、アウトマンの立ち位置としてパヘスが台頭してきたことや打撃スタイルが近いテオスカー・ヘルナンデスがいること、また来季もベッツが本当に内野を守るかも考慮すると個人的にはLAD視点で見ても許容できる範囲での放出ではないかと思います。その代わりアウトマンを獲得する際は保有期間を考えてセベリーノ以外にもプロスペクトを1人つける必要がありそうです。
アロンソ含む超大型トレード案
[放出]
NYM:ピート・アロンソ(1B)+マルテ(RF/DH)
[対価]
Top100投手プロスペクト(先発タイプ)
チームTop30投手プロスペクト(中継ぎタイプ)
ロースター枠に入っている中継ぎ投手1名
最後のトレード案になります。メッツからはアロンソとマルテを放出して見返りとしてMLBでTop100に入る投手のプロスペクト1名とチームNo.30以内の投手プロスペクト1名とロースター枠に入っている中継ぎ投手1名のパッケージです。基本的には今年のTDLにはゲレーロもロバートも出てこない前提になります。そうなると打線をアップグレードしたいチームはアロンソがNo.1のパッケージになるのでかなり強気にしています。かなり投手偏重型のトレードですが、メッツ的には野手プロスペクトはMLBでもTop100に入るようなプロスペクトでもない限りは獲得しに行かないと思います。メッツは現在野手のプロスペクトがMLB内でもNo.30〜100に4名もおり、コンタクトやスピードに優れた選手が多いです。ロースターには逆にある程度Powerがある選手が多くおり、若い選手だとアルバレス(C)やビエントス(3B)、またこのままの調子だとDFAになるかもですが、昨年活躍したスチュワートもいる。そうなるとやはりプロスペクトが少なく、尚且つロースターでも怪我人続出の投手をテコ入れすべきなのではないかと思っているのでこのような形の提案となっています。特に選手のタイプとしてはコントロールが良い左腕先発が欲しいところです。欲しいと考えている球団は NYYやHOUあたりでしょうか。大穴はSEAだと思います。どこもファーストを補強したいもしくは打線強化を目指しているチームなので選択肢として十分ありうるのかなと思っています。ただ強いていうとHOUはプロスペクトがいないのでトレードを成立させるのは難しいそうですが…。個人的には大穴枠で上げたSEAに行って欲しいです。SEAといえば球界最高クラスの打者不利の球場であるT-mobileパークですが、NYMのCiti Fieldもかなり打者不利球場で、そこで結果を残しているアロンソであれば適応できる可能性も高いかと思います。懸念としてはSEAの三振を減らすというチーム方針とは違う打撃スタイルであることやボラス案件であるため、今シーズン終了後の契約延長時にはかなり高額な契約を覚悟させられることでしょうか。
メッツの未来は…?
現在はリンドーアとニモを中心としてチームを形成しています。そうなると2人の年齢を考慮して再来年までにコンテンダーとして勝負をかける必要があります。若い選手のアルバレスやビエントス、スコットなどが台頭し始めていますが、現在マイナーにいるプロスペクトから2〜3人は出てきてくれると未来は明るくなるのではないかと思います。ただやはり打者として圧倒的な数字を残せるような選手がおらず、今オフシーズンの目玉選手であるソトにFAで獲得に行ってほしいです。ポジションもライト/レフトを空けることができるので問題はありません。金額についてはコーエンオーナーがいるので他球団に金額レースで負けることはまずないことでしょう。前回勝負した2022年に1勝足らず地区優勝を逃した結果、WCでSDに敗北したので次こそはコンテンダーとして地区王者であるブレーブスを倒して欲しいところです。
さいごに
今回は6月までのメッツということで記事を書いていきました。
6/30に書き始めましたが、書いていくうちにどんどん追加されていってトレードのことまで書いていました。またこの感想を書いているのが7/23ですが、かなりTDLに向けて買い手に回りそうな雰囲気が出てきました。現地記者の反応も一時期はアロンソのトレードについて多く出ていましたが、チーム状況からかなり減っている印象です。記事内ではWS制覇できる可能性が低いという話をしましたが、今年は無双している球団が少なく、同地区のフィリーズが唯一隙がないと言えるようなチームに見えますが、そのほかのコンテンダーはどこか大きな欠点を抱えているので付け入る隙は十分にあると思います。買い手になるのであればWS制覇とは言いませんが、NLCS制覇を目指して補強してもらいたいです。