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ベッツが遊撃手じゃダメですか?

こんにちは。YUPSIRONです。
今回は先日まで来日していたスーパースターであるムーキー・ベッツの内野復帰について個人的な意見を交えながら書いていきます。


そもそもベッツはなぜ内野手になりたがっているのか?

ベッツが内野手になりたと考えているという報道が出たのは2023年シーズンの途中でした。元々はセカンドとライトを守れる上にバッティングがオールスター級という稀有な存在でしたが、ほとんどライトを守っていました。ただ他選手の怪我などでセカンドを守る際には本職より上手いんじゃないかと毎回のように話題になるほどで上手にこなしていました。そして2023年にドジャースのチーム状況的に二遊間の選手が枯渇気味だったことで自己最多の86試合で二遊間を守りました。そしてシーズンの多くで内野を守ったベッツが疲労が少ないと感じたという理由から内野手になることを志願したと言われています。

内野手の方が疲労が少ないと感じた理由は?

通常であれば外野手の方が打球に対して対応する回数が少なくなるので疲労が少ないと考えられています。ただベッツの場合は身体のサイズから外野を守ることにより疲労が溜まるのではないかと思われます。そもそも内野手より外野手の方がカバーする必要がある打球が多いことで移動距離が非常に長くなりがちです。外野手としては身体が小さいベッツにとって移動距離が長くなることは、身体の大きな選手に比べて指数関数的に歩数が伸びていきやすいです。例えば歩数計を付けた状態でベッツ(179cm)とジャッジ(205cm)が同じ距離を走っても歩数に大きな差が出ると思います。体が小さい選手にとって広大な守備範囲をカバーするのはそれだけ負担になることは間違い無いでしょう。

二遊間のどちらを守るのか?

これは先日ポスティングで獲得したキム・ヘソンがセカンドを守る選手ということを考慮すると、ベッツは昨年に引き続き、ショートで起用されると思います。ベッツのショートは昨年だけを見ると守備範囲は広くないものの、魅せるプレイもありながらOUTを取るという感じでした。ただ開幕前にショートに転向したことも影響したと思いますが、要所での判断ミスや送球エラーが多かったという印象です。実際にスタッツを見てもDRS+3ではあるものの、500イニング前後で9つエラーしているので印象からは大きく離れてなさそうです。ただ今回はオフシーズンに準備期間があるので昨年よりは守備力は向上するでしょう。そしてキム・ヘソンは守備が上手いとの情報があるので昨年のラックス&ベッツよりは二遊間の守備は引き締まると思います。


ベッツはどこを守るのがベストなのか?

個人的にはセカンドがベストチョイスだと思います。セカンドであれば守備機会がショートより少なく、ライトよりも広大な守備範囲をカバーしなくても大丈夫です。ただ内野にコンバートすることは年齢を重ねるにつれて昨今の速い打球に関して対応し続けられるのかどうかは不安です。しかしライトに関しても現状悪くないとは思いますが、スプリントスピードが落ちた際に一気に守備範囲が狭くなるので、いずれにせよ他ポジションへのコンバートすることになっていたと思います。ここまで頭を悩ませられるのはベッツがどのポジションでも一定レベルで守れることがあってこそなので、嬉しい悩みなのかもしれません。

ドジャースの守備について

今回はベッツを中心に書いていきましたが、ドジャース全体で守備には少し不安があります。サードのマックス・マンシーも平均以下の守備力であり、外野の両コーナーを守る新加入のマイケル・コンフォートとテオスカー・ヘルナンデスも守備には不安がある選手です。ベッツも守備でプラスを稼ぐ選手になるのは難しいでしょう。ただドジャースは元々かなりプラトーン起用が多いチームでもあるので、意外とかなんとかなりそうな気もしますが…


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