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【NPB】セ・リーグ順位予想

こんにちは。YUPSIRONです。
各球団の大きな補強も終えて、いよいよ来シーズンに向けて戦力の全体像が見えてきました。昨年は推しチームである中日ドラゴンズは勝てないだろうなと思っていたので速報とハイライトを多少確認する程度でしたが、今季は現地で観戦しようと考えています。そこでせっかく観戦するなら戦力分析して順位予想をしようかなと突発的に思ったので書いていきます。

【2024】セ・リーグ順位推移

https://baseball-freak.com/chart/0.html から抜粋

6月以降から広島と巨人の首位争いが繰り広げられており、そこに追従する阪神という展開でした。DeNAはAクラスを目指せる位置には常にいましたが、ヤクルトと中日はほとんど蚊帳の外状態だったと言えるでしょう。特に中日は序盤勝ち続けて5月初旬時点では2位でしたが、最終的には6位となっています。躍進を遂げた球団は広島でしょうか。打力に関しては6球団中でも下位レベルですが、投手陣が奮闘してシーズンの半分近くを首位で過ごしました。ショートの矢野がレギュラーを取れたことが大きく、菊池と圧倒的守備範囲を誇る二遊間コンビとして守れるチームの印象をつけてくれました。振り返ってみると各球団で若返りを目指して若手にポジションを与えていたシーズンだったのかなと思います。

今年のセ・リーグはどうなる?

リーグの中心になるのは大補強をした巨人でしょうか。今季優勝した巨人はCSでDeNAに負けたことや長らくエースとして活躍してくれた菅野が海外FAでMLB挑戦をした影響で積極的に動いてきました。FAでソフトバンクから甲斐拓也や争奪戦の末に今季セ・リーグでセーブ王となったライデル・マルティネスも獲得して守りの部分を補強しています。現段階で目立った補強はしていませんが、今季レギュラーシーズン3位から日本一となったDeNAも2023年シーズンに大車輪の活躍を見えたトレバー・バウアーが復帰する可能性があるという報道が出ています。阪神も2023年シーズンに日本一になった中心メンバーが全員残っていることやリーグ最強クラスの先発陣が揃っているので優勝を狙えるロースターといえます。広島は補強が現段階でなく、近年ローテーションを支えてくれた九里がオリックスへ移籍したことで若干の戦力ダウンとなっています。ヤクルトはNPB最強打者である村上宗隆がNPBラストシーズンであることを明言しており、FAで楽天から茂木栄五郎を獲得しました。投手陣が奮闘できれば2021〜2022シーズンのように優勝する可能性はあります。中日は補強がなく、守護神であるライデル・マルティネスが巨人へ移籍しました。ドラフトでは4球団競合になった金丸夢斗を獲得しており、投手と野手共に若い選手が多くスタメンに並ぶと思われます。優勝というより躍進を狙う年になりそうです。

順位予想

このような感じになるのではないでしょうか。

1位:阪神
2位:巨人
3位:DeNA
4位:ヤクルト
5位:中日
6位:広島

阪神タイガース

今年は阪神を1位としました。ただ阪神が1位になるにはエラーが多い佐藤輝明をライトへコンバートすることは必須だと考えています。チームに三塁手候補が少ないですが、外国人選手で補強するのが良いかなと思います。契約規模的に難しいかもしれませんが、ヨアン・モンカダとか獲得できれば最高です。投手に関しては昨年終盤に投げ始めた高橋遥人がローテーションに加わることでリーグ最強となり、村上-才木-高橋を筆頭に大竹や西勇輝またビーズリーもいます。昨年は不振でしたが、伊藤将司も控えています。打線次第にはなりそうですが、バランスの良いロースターだと思います。

読売ジャイアンツ

大補強をしていますが、昨年からは一歩後退するだろうということで2位を巨人としました。補強したかった打線に関して全くテコ入れができておらず、強みだった投手や守備部分の補強が中心でした。打線自体が弱いわけではありませんが、丸 / 坂本の衰え始めていることが懸念事項でしょうか。昨年途中で怪我をしましたが、ヘルナンデスや不振だった秋広あたりがブレイクすると希望は見えてくるでしょうか。また甲斐が加入したことによって投手陣にどのような影響を与えるかも注目です。

横浜DeNAベイスターズ

昨年3位から下剋上で日本一となったDeNAを3位としました。打線は変わらず強力で牧を筆頭にオースティンや宮崎、佐野と強打者が並んでいます。下位打線にも山本や梶原と油断できない打者も揃っています。スペックだけであればリーグ最強クラスの打線と言えるでしょう。投手陣は東が絶対的エースとなっていますが、それ以外の選手が毎年流動的なので安定感はありません。昨年はケイとジャクソンが一定の活躍をしてくれましたが、今年どうなるかは計算しにくいところです。爆発力はありますが、長期戦となるペナントでは勝ちきれないだろうと思っています。

東京ヤクルトスワローズ

昨年は中日と熾烈な最下位争いをしていたヤクルトが4位と予想しました。野手陣は今季オフにポスティング予定の村上や安定感があるサンタナに長岡などコア選手は揃っており、FAで内野手の茂木を獲得しました。しかし相変わらず投手陣が壊滅的な状態です。その中でも吉村が昨年エースの片鱗を見せる活躍をしており、奥川も怪我から復帰してきました。投手陣が奮闘できるかで順位が大きく変わる球団なので難しく、最下位もあれば優勝もありそうなチームだと思います。

中日ドラゴンズ

昨年は最下位となった中日は一歩前進すると考えて5位にしました。昨年に福永と村松がブレイクを予感させる活躍をしており、細川も2年目のジンクス関係なく成績を向上させました。打てないと言われ続けましたが、後半戦は打てるチームへと変化してチーム全体のwRC+は100を超えていました。ただ今まで強みであった先発陣がここ数年で崩壊しかけており、高橋宏人以外は苦しい状況で誤算だったのは柳がほとんど2軍だったことや大野が怪我で投げられなかったことでしょうか。ローテーションを守り切った小笠原はポスティングでの移籍したことによってメンバーも足りていません。期待込みであれば高橋-柳(来季FA)-吉田(新人)-大野-松木平-仲地ですが、全員が揃うのは難しそうです。ベテランの涌井や松葉もきっとローテーションに入ってくるのではないかなと思います。ドラフト1位の金丸は腰痛があるので1年目は投げても15試合ほどになるでしょう。無理をさせる必要もないので慎重な調整になりそうです。スペックが高そうな選手はいますが、不確定要素が多すぎるので最下位になる可能性もありそうですが、どうなるでしょうか。

広島東洋カープ

昨年は終盤まで優勝争いした広島を最下位予想としました。元々戦力があるチームではなく、イニングイーターだった九里が移籍してしまったことが大きく影響しそうな気がします。また良くも悪くも打線は完全に外国人選手次第なので不安定ではあります。エルドレットほどの選手が来るならばAクラスの可能性はありますが、現状はなさそうなので難しいところです。末包が怪我なく30HRとかやってくれるかも鍵になりそうです。投手陣の年齢的にもそろそろ優勝したいところですが、どうなるでしょうか。

最後に

近年は中日が圧倒的な弱さでBクラス常連のチームとなってしまいました。特に2022〜2024年シーズンは期待されていた立浪監督となって若手育成を掲げていましたが、全て最下位と完全に暗黒期となっています。チーム編成も偏りがあり、打てないからと外野手をたくさん集めて投手が足りなくなったりと俯瞰的にチームが見えていないように思えます。ただ2024ドラフトはチームに足りない若手投手を補充できて編成面で改善が見られており、シーズン中も若手内野手の村松や福永が運に恵まれた側面もありながら打てることを証明してくれました。戦力は揃い始めているので高橋宏人がポスティングする前にリーグ優勝+日本一になって欲しいです。

追伸

昨年MEXリーグで投げていたトレバー・バウアーがDeNAに復帰が決定的とのことです。”選手”としてのバウアーは好きなので、今年は投げそうな時にハマスタへ行きたいですね。

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