世界の平和はあなたの内にある
こんにちは世界。由快ゆっぴです。
私は今日、私を喜ばせることを選択します。
私は、3.11を機に人生をがらりと変えた。それは私の中で新しい選択。それまではテルミンダンスパフォーマンスや空間造形で活躍したり、個性のある飲食店、ゴールデン街のいくつかの店で働いたり、美術モデルをしたり、大好きな男の人たち(笑)に囲まれて生きていたのだけれども。ダンナ師(当時彼氏)との「東京よりきっと暖かい南房総へ行けるね」という予想を遥かに裏切り、移住した先は山間にある鴨川のチベットと呼ばれる築200年の古民家。冬は薪を割り薪ストーブ、夏はクーラーなしで窓全開、風呂は薪と灯油で温める、生活水の元は森の水で冬眠から目覚めた猪が誤ってホースを食べてしまうことも日常的である。そしてもちろんシャワーなし、シャンプーを使うと排水が畑に流れ作物に被害が出るので使えないと今まで20年以上住んでいた都会と真逆の原始生活だった。そんな家はとある平和活動家の方の日本の拠点で、私とダンナ師はそこで1年間事務をしながら居候をさせていただいたのだ。
私は音楽が好きだった。ハードコアと名の呼ぶものは、それが好きな音楽家の元恋人に教えてもらっていたこともある。でも、音楽のハードコアより現実のハードコアの方がよりハードコア感が立体的である。そりゃそうさ、自分の内にはない思考や感情をギフトされることもあるからね。話は変わるけど、音楽を聴いて浮き上がる思考や感情も、98%は他人のもの。だってそれ作ったのあなたじゃないし。2%に賭けたい方はそのままでどうぞ。私はこれよりもっと豊かに「私になって」選択をして生きていくわ。よって今は、音楽を聴く習慣はなくなった。音楽がなくても私の中にはリズムが流れているから、無音で踊ることもできるよ。ダンスのリズムは私のハート(心臓)だから、それで踊れるのかも。音楽もツール、音楽に使われるのではなくて、使い倒したいね。
(ハードコア感たっぷりの)自分の内にはない思考や感情を、1年間住んでいた家で味わった。世界平和、日本社会、原発反対、被曝、ありとあらゆる環境や外側を非難中傷する反対運動に協力した。それは全くもって私じゃなかったし、本当はやりたくなかった。でも、選択しているということに意識がなかっただけなんだ。南房総へ移住していたのは2年間なんだけど、その間はずっと怒っていた。人に怒りをスピークしていたんだよね。3.11前には本来の自分の内側を表現できることをしていたつもりだったけど、それが叡智になり言語化するようになったのはつい昨日のこと。施術も然り、脈々と続いている手仕事や言葉でからだの豊かさを選んで生きる。写真の「素数糸かけ曼荼羅」もね。
おおよそ7年の月日、一体何してたの?これを見つけるために選択してきたんだね。朝起きてどんな1日にするのも選択、今日着る服を選ぶのも選択、朝ごはんを食べるか食べないかも選択、果ては腰痛になるのも選択、面白いくらい私たちは選択の内で転がされ遊ばされている。でも、選択に遊ばされず、選択をあなたから遊んで!転がして!Let's Play!
さあ、私が喜びを受け取ることで、この世界の遊びの貢献にどうなれるかな?