見出し画像

桑原ゆう「言祝会」@東京

 満員のお客様に恵まれ、無事に終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。


淡座リサイタルシリーズ Vol.3 作品集CDリリース記念
桑原ゆう 言祝会(ことほぎえ)

 作曲家自身の言葉で作品と創作の周辺を紐解き、アルバムリリースを「言祝」ぐ3時間スペシャル!
 声明の現場、真言宗豊山派の安養院瑠璃光堂にて、解説とともにアルバム収録楽曲の生の響きを体験いただき、桑原の音楽観と言語観に迫ります。声明を用いた新作も発表いたします。
 *リサイタルシリーズ Vol.3 作品集CDリリース記念 特設ページ
 *Facebookイベントページ/fb.me/e/7IM0sOhg8
 *この企画はサントリー芸術財団佐治敬三賞推薦コンサートです。

2024年12月1日㊐ 15:00開演/14:30開場/18:00終演予定
ところ/安養院 瑠璃光堂(東京都板橋区東新町2-30-23)
 安養院案内図はこちら
 Googleマップはこちら
 *お靴を脱いでお入りいただきます。
 *駐車場(無料)をご利用いただけます。ご利用をご希望の際はご一報ください。
入場料/一般 4,000円、学生 2,000円

演奏作品/如来唄をのぞき、すべて桑原ゆう作曲
 如来唄 真言宗豊山派古典声明
 唄と陀羅尼 ヴァイオリン独奏のための
 はすのうてな 三味線、ヴァイオリンとチェロのための
 逢魔が時のうた チェロ独奏のための
 やがて、逢魔が時になろうとする 三味線独奏のための
 三つの聲 弦楽三重奏(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)のための
 観音廻りの段 声明、太棹三味線、ヴァイオリンとチェロのための【新作初演】

特別出演/塚越秀成(声明)、山縣郁音(ヴィオラ)
淡座/三瀬俊吾(ヴァイオリン)、竹本聖子(チェロ)、本條秀慈郎(三味線)、桑原ゆう(作曲・トーク)
 *やむをえない事情により、声明の出演者が変更となりました。

宣伝美術/桑原ゆう
主催・企画/一般社団法人淡座
共催/安養院


 ご挨拶

 このたび、ウィーンの現代曲レーベルKAIROSより、はじめての作品集「桑原ゆう:音の声、声の音」をリリースいたしました。KAIROSは、作曲を志した中学生の頃から憧れていたレーベルです。最初の作品集は、どうしてもここから出したかった。自分は作曲家であると自ら認めてあげるために必要な手続きのひとつだったと思います。
 作品集リリースを記念する「淡座リサイタルシリーズ Vol.3」は、京都と東京の二ヶ所で、まったく異なる内容を行うこととしました。
 京都篇「桑原ゆう個展『音の声、声の音』」は、「記譜と作曲」をテーマに、全七日間にわたる楽譜の展示個展と、パフォーマンス・トーク、試聴会を開催しました。
 東京篇「言祝会」は、「言論と作曲」をテーマとし、解説をまじえて演奏をお聴きいただきます。これまで書き溜めたテクストもまとめてお読みいただけるよう、全54ページの分厚いプログラム冊子を製作しました。
 「作曲」とは結局、「人となり」です。一作品だけでひとりの作曲家の音楽をこうと決めつけず、長期的な創作全体を見ていただけたらと、常々考えています。京都篇と東京篇とを併せ、作曲家としてのこれまでの営みを、多角的、包括的に振り返る機会として、皆様に提示できれば本望です。
 いつも私の創作を励まし、作品を追いかけてくださる方々、念願の作品集リリースをともに実現してくださった皆様に、あらためて感謝申し上げます。

桑原ゆう



いいなと思ったら応援しよう!