2021小倉春麗ジャンプステークス出走馬考察後編
マイネルヴァッサー
昇級後の成績は1,7,2,15。過去1年の成績で見ると1,5,1,2と好成績を挙げています。バンケットがあるコースを得意とし、後ろからキレのある末脚を武器にするタイプです。スピードもスタミナのある馬場でも対応できますが、前が止まらない展開は苦手のようで勝ちパターンは前2頭がスタミナ勝負に持ち込み先行勢がガス欠になる展開か前が総崩れする展開です。不安材料は前残りするペースだと見せ場なく終わってしまうところですね。
マイネルレオーネ
昇級後の成績は3,5,1,7。常に上位入線はしていますが、明らかに変わったのは2年前の京都HJ。不良馬場に近い重馬場の京都3930メートルを先行してポジションを1つ落としましたが、4着掲示板はスタミナとタフさがあった競馬ができていると思います。次走の阪神JSはあの異常ラップが出たレースで、1着のタガノエスプレッソから2.4秒差ですが、3着のブレイクスピアーから0.7秒差を考えると重賞級の力はあると思います。また昨年の小倉春麗2着という実績もあり、コース経験という意味ではアドバンテージがあると思います。不安材料は今回11ヶ月ぶりの復帰戦。脚部不安があるとの事ですが、無理はさせないでしょうね。
マサハヤドリーム
昇級後の成績は2,4,1,3。唯一掲示板外は前走の京都JSのみという優秀な馬です。年齢が気になりますが、まだ大丈夫だと思います。不安材料は馬券外の3戦の理由。20年の清秋JS雨、やや重、変なペース。21年の新潟一般OP重い馬場、2頭逃げのハイペース。昨年京都JS、明らかに格上。掲示板争いか?
メイショウギガース
前走昇級戦の清秋JSで2着に好走しました。平地力も高く新潟ダート1200メートルのOP特別では上り35.3秒という障害では十分すぎる脚を持っています。前述の通り清秋JS2着なので、パワーとスタミナを持ちあわせていますので、今回のダークフォースになる可能性は高いです。不安材料は小倉で過去に未勝利時代に走っていますが、9着とよろしくない。出走経験が少ないので、なんとも言えませんが、ひょっとしたら襷コースが苦手かもしれないです。
リッジマン
前走昇級戦で7着ギリギリ掲示板争いで負けた感じはあります。生粋のステイヤーでかつてはステイヤーズSを勝利し、長距離界を盛り上げていく存在になるのかと思いきや成績不振から障害転向。すぐ勝ち上がるのか思われましたが6戦も掛かりました。3走前にブリンカーを着用し5着でしたが、次走の福島未勝利で初勝利。福島で見せたスピードと重馬場だった新潟でも好走していますので、この馬のポテンシャルは高いはず。ハマる展開があれば勝利もありえます。不安材料は前走1番人気に支持されながらの7着。これまでの最重量馬体だったことを考えると当然の結果だったのか。ステイヤーズS勝利時446kg、入障時454kg。そこから16キロ増えている。これをどう考えるかですね。
ルヴォルグ
昇級戦です。未勝利は3戦目で勝利。初障害、2戦目共に4着と好走しています。不安材料はこれまでの対戦相手。確かに前走2.3秒差の着差勝利していますが、他馬はそこから勝ちきれていません。またデビュー2戦の勝った相手と負けた相手のその後を見ても相手が弱かったから掲示板に載った可能性が高く現在想定1番人気に支持されていますが、正直この人気は疑問です。
以上が後半の6頭の紹介でした。それではー