カナダ生活ガイド Vol.9 カナダでの生活をもっと楽しむ!語学力向上のためのヒント
カナダで働くためには、英語やフランス語のスキルがとても大切です。カナダで求められる語学力は、入国審査や日常会話に必要なレベルよりも高いことが多いです。カナダでの仕事には、学歴や職歴と同じくらい、語学力が重要です。特に、英語とフランス語の両方を話せると、多くの地域で就職活動において大きな強みになります。
また、働きながら永住権(PR)を目指している方にとって、PR申請に必要な英語力を高めたいと考える方も多いでしょう。そこで、英語力をアップさせるいくつかの方法をご紹介します。
政府機関の無料英語クラスや図書館などで開講されているクラスを利用する
カナダでは、移住者向けに政府がサポートする無料の英語クラスが提供されています。クラスを受講する前には、英語能力の評価を受ける必要があります。まずは、下記のサイトから近くの機関を探して、現時点での英語力を評価してもらいましょう。その後、適した学校を紹介してもらえます。
カナダ政府のNewcomer Servicesのページ
カナダ政府のサイトなので全て英語ですが、仕事を探すこともできますし、語学力診断を受けたり、語学クラスに申し込んだり、コミュニティ・サービスについて知ることができます。
学校選びや無料の英語クラスを探すには、在住している郵便番号(Postal code)をタイプし、Language Trainingを選んで検索します。住所を詳しく入れるとその住所から近い順に表示され、距離も表示されます。
図書館のワークショップやイベント
バンクーバーの図書館には、様々なクラスやワークショップがあります。現地でなくとも、オンラインなら日本にいながら講座などを受けることができます。例えば、ELSの会話練習などオンラインのクラスがあります。もちろん、現地にいれば、飛び入り参加ができたり、新しい友達に出会う機会も増えるでしょう。
Vancouver Public Libraryのイベントのサイトはこちら
ボランティア活動をする中で英語の向上を図る
カナダでは、ボランティア活動がとても盛んで、高校生にとっては単位取得の一部になるほどです。ボランティアに参加することで、カナダの生活を体験し、異なる価値観に触れることができるだけでなく、英語を学ぶチャンスも得られます。また、ボランティアの経験がキャリアにつながり、仕事を紹介してもらえることもあります。
ただし、ボランティア活動はお金がもらえなくても、基本的には「就労」として扱われるので、活動によっては適切なビザを持っている必要があります。
ボランティアを探す方法としては、インターネット、地元の新聞、SNSなどを利用するほか、ボランティア斡旋のエージェントや団体に登録する方法もあります。
カナダ政府が紹介しているボランティアのサイトはこちら。
学校に通う
大学入学や移民申請のためのIELTSのスコアを伸ばしたいのであれば、通常の英会話ワークショップや現地の人との会話だけでは足りないでしょう。IETLSは特殊なテストなので、IELTS用の勉強がおススメです。
IELTSのスコアが必要だけれど勉強法がわからない、という方のために、IELTSの専門家であるDEVELOP Language Instituteの皆田さんに聞いてみました!
DEVELOP Language Institute
プロフィール
社会で世界で活躍する人材を育てるために日本人が2009年に創立した語学学校です。2019年に日本に移動し、英語圏への留学・移民に使える国際的な英語資格であるIELTSを専門に日本人バイリンガル講師がきめ細やかな指導を行っています。1500人以上の日本人を指導してきた経験を活かして適切なアドバイスを行い、生徒の弱点を分析した上でレッスン計画の細かな修正を行い、学習法のアドバイスなども行っています。
IELTSとはどのようなテストですか。なぜIELTSがよいのでしょうか。他の英語試験とどう違うのですか。
IELTSは海外のカレッジや大学進学、もしくは移民をしたい方が必ず受ける必要のあるテストです。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのテストから構成されており、9点満点でそれぞれが採点されます。目標スコアとして設定されることの多い6.0を取るためには、中高の英文法は9割ほどの理解が必須です。
そして、よくTOEICとCELPIPと比較されますが、
TOEIC→リスニング、リーディングのみの試験で、今後日本国外で生活するのであればTOEICを受験する意味はあまりありません。
CELPIP→カナダ政府が作っている英語テスト。移民目的のみにしか使用されず、進学の目的ではIELTSを受ける必要があります。カナダ国内でしか採用されておらず、知名度も低いため、対策本が限られています。IELTSは歴史も長く、知名度も高いため教材の充実性が段違いです。
IELTSを英語力の指標として認知している国は非常に多く、質も高いことで有名です。
また、TOEFLも聞いたことがあるかもしれませんが、TOEFLはIELTSのアメリカ版です(アメリカでIELTSを受け入れている教育機関もあります)。
カナダ移民のためにIELTS スコアが必要ですが、英語の勉強法がわかりません。
移民申請に必要な、アイエルツ(IELTS)やセルピップ(CELPIP)は、スコアによってはほぼ独学では対策不可能な試験です。どうすれば効果的に点数が上げられるかというコツを学んだり、スピーキングやライティングで添削してもらい、客観的な意見をもらうといったことは、試験を知り尽くした講師に学ぶのが一番の近道です。独学の場合と比べて、かかる時間は半分程度になります。
英語の初心者なのですが、IELTSで目標スコアは取れるでしょうか。
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