惰性
イチローとネトゲ廃人は、惰性という性質で一致している。
本当のスペシャリストはある一点に向けて努力し続けるのを辞めない。
ある一つのことに対して努力し続ける”時間”というのは、他のことをやらない”時間”を過ごすというのと表裏一体です。
人を唯一本当の意味で規定しているその”時間”を賭けることです。
この世はたくさんのすごいこと、感動すること、ワクワクすることであふれていて、一つの人生をもってすべて経験することはできないです。
スペシャリストになろうとするというのは、大方の可能性を捨てることになります。
自分のためでも他人のためでも思考停止と表現されるものです。
どれが最も自分や他人を良い状態にするかという決断を(すべてを知らないのに)決断してしまうからです。
本当にスペシャリストになれるのかはわからないのにです。
諦めであり
リスクをとることです。
一方で人生ではリスクを取らないこともできます。
そのとき、すべてを楽しめる可能性をいつも持っています。
あることをしたいと思ったらそのためのアプローチをとることができます。
本当にできるかはわかりませんが何でもできる”可能性”があります。
”時間”を自由にbetすることができます。
リスクテイカーとノンリスクテイカー
にぶんされることはなくグラデーションが存在します。
ノンリスクテイカーはオリンピックを見るとスペシャリストを
うらやみ、うらみます。
スペシャリストは時間をある一点に注ぎながらもノンリスクテイカーを
うらやみ、うらみます。
いまの自分が正しいのかと自答します
そのときに
自分で決断をしたのか
なんとなくそうなってきたのかはさほど問題ではありません
ただこの現実がこの瞬間にあるだけです
このときに大切なのは
ここにいる自分を認めること、です。
まちがっても自分を卑下してはいけません
スペシャリストになろうとしている人からみたノンリスクテイカー
ノンリスクテイカーからみたスペシャリストになろうとしている人
だいたい思っていることはおんなじです
努力が善だとか怠惰が悪だとかそんなのはありません
多くの人に知られていることがいいこととは限りません
正しいこととは限りません
そう思う人もいるでしょう
それらはひとの性質にすぎません
評価されるものではありません
オリンピックを見ていて何か思ったそのときに
変わりたければ変わろうとすればよい
変わりたくないのならそのままでいい
それはあの子だからできること
わたしにはできない
それでいい
おれも負けてらんない
けっこうリスクあるけど
やったるか
それでいい
時間が流れる
確実に、このポイントにからだひとつで存在する自分
他のだれでもない自分
だれかに似通っててもいい
かたよっててもいい
いいとおもったほうになびいて
でも躊躇して
諦めたり
飛び込んだりする
これがかけがえのない自分
純粋な気持ちで楽しもう。
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