水彩が好きだという話①きっかけ
私は水彩でイラストを描くのが大好きだという話です。
皆さんは水彩絵の具を触ったことがありますか。おおよそ小学生以来触ってないという人、水彩触るくらいならアクリル絵の具のほうが何処にでも塗れていいという人、もう捨ててしばらくたつ人、現役バリバリで水彩触ってる人、いろいろいらっしゃるかと思います。
ここで一つ私が水彩にどはまりしている話を書き散らそうと思います。
ここで注意点
①中の人は美大や専門学校で絵を習っていたわけではない初心者です
②ただただ好きなものを好きなだけ書き散らします。熱量だけ。
③気になった人はぜひ水彩をはがきサイズからでも初めてみてもらえたらうれしいです。
ではまず、きっかけについてお話ししようと思います。
とはいえ、私は非常に単純な人間で、深いきっかけがあったわけではありません。小学生のころ図画工作の授業で使っていた水彩セットは、中学生になるとアクリル絵の具セットに置き換わり、ずっと家の物置にしまわれていました。
私は絵を描くことが好きだったのですが、どうしてもアクリルでこてこて塗ったりが上手くいかず、なまくらな性格故にパレットの上でがっちがちに固めてしまったりと散々な使い方をしていました。アクリル絵の具って固まるとなかなかおちないんです。気を付けてください。
イラストも描くのが好きだったのですが、当時使っていたのは生意気にもコピックスケッチ。駄々をこねて買ってもらいましたが、色数をそろえようと思うと相当親を継続的に困らせないといけないことになります。一本300円以上普通にしますからね。
そこでふとある日、「水彩絵の具を今使えば、小学生の頃よりうまく使えるんじゃないか」と天才的な発想に至りました。
お金持ちの知り合いなんかはコピックに水彩色鉛筆になんでも頼んで買ってもらえていてうらやましかったのですが、実際水彩でイラストを描けば家にあるものでもっと表現できるのでは…と思い至ったわけです。
絵の具なので混ぜれば混ぜるだけ色はできますし、新しく保管場所を考えなくてもいいんじゃないかと思った私は早速マルマンスケッチブックを買ってもらい水彩で色を塗るイラストを始めたというわけです。
もっぱら保存状態がよかった小学生時代のSAKURA水彩がお友達となりました。
こうなると欲が出てきて、いろんな人のメイキングを片っ端から見たくなります。SSというイラスト雑誌を知り、水彩のメイキングがあればよく目を通すようになりました。(ネットは環境が整っておらず、動画を探す、ピクシブなどで公開されている者に目を通す、などはできませんでしたが)いい勉強になったと思います。
そしてそこではじめて、「水彩紙」と「透明水彩」というものを知りました。いままで「画用紙」と「水彩」という言葉しか知らなかった私にとってこの出会いは衝撃的でした。(なお「固形水彩」「不透明水彩」の言葉にも驚いた無教養ものです)
しかも絵師の人たちは水彩絵の具をパレットに出しておいて固まらせてから使うとのことで、だいぶそこにもショックを受けた覚えがあります。
小学生のころは使うときに出して、終わったらすべて水道水で流してきれいにするのが常識だった私にとって、「その界隈の人がやっていること、使っているもの」は驚きの連続だったわけです。
最初に色を塗るところに水をうっすら塗っておく。
塗る前に黄土色を下地として塗っておく。
影の色には紫色や青色を少し入れると色が沈む。
色がかわくまえに境界を水でなじませるとふわっとする。
主線は証券用インクを使うと水彩でもにじまない。
色を置いた隣に別の色を置くとにじみが広がってきれい(筆でいじると失敗しやすい)
後で細い筆で線を書き足す
などなど…
「何で小学校のうちにこれ教えてくれんかったんや」となりつつも私は水彩で描くのにはまっていったわけです。これだけ小学校のうちからはまっていたならばもしかすると私はもっとクラスの人気者だったかもしれません。
とはいえ、随分と絵を描くのが楽しくなり、今はすっかりアナログイラストは水彩で描いています。低コストなのもありますしコピックよりも大慌てで作業しなくてもよい点が気に入り、(コピックにもコピックの良さはたくさんありますが)趣味を彩るメインツールとして小学生ぶりに水彩というものと再会したのでした
さて、低コストが気に入っているにもかかわらず次は紙の話にはいります。
金がかかってきますよ!
おしまい
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