あの頃の自分と今の妹へ
今朝、母親からLINEが来た。
「妹ちゃんが今日先生に部活を辞めるって言うんだって。」
私は妹と歳が離れていて、妹は高校生。
半年前も同じようなことを言っていたなと思いつつ、母親にはあんまりしつこく口出ししないように忠告しておいた。
こんなやりとりがあって、
ふと、自分の中学の部活時代を思い出した。
私は当時ソフトボール部に所属しており、所属していると言っても万年補欠。
その部活の部員の中にはボスがいて、早々に目をつけられた私は部員全員から無視され、それまで想像もしていなかった孤独で辛い中学生活を送った。そんな中でもなぜか部活は辞めなかった。そこで辞めると逃げた事になりそうだったから。
でも、今思い返してみるとそこで辛く長い時間を過ごすよりも、新しい場所を見つけて自分の可能性を広げることも出来たのではないかと思ったりもする。
とはいえ、過去は変えることが出来ないので、私があの時下した「辞めない」という決断は、その後の
どんな辛い状況でも「あの時に比べれば…」という私の中の基準になったし、私はこれが正解だったと思っている。
対して今の妹にはまだやり直すチャンスがある。私のように辛くて苦しいけれど、そこを乗り越えると見える景色もある。しかし、上手く回避してもっと自分に合った場所で過ごす時間を作ることもできる。部活を辞めてまでやりたい事がはっきりしていればの話だけれど。
どちらにせよ言えることは、自分がしっかりと考えて考えて導き出した答えは自分の中の正解になるということ。進んだ道でつまづいて傷ついても、それは自分が決めた事と思えばどうにか修復して、そのかさぶたも愛せるようになるはず。
週末は妹を誘って、安い回転寿司でも食べに行こう。そしてゆっくり話を聞いてみよう。