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同性カップル、子供がほしい

このタイトル、とても迷いました。同性カップル「だけど」子供がほしい。同性カップル「でも」子供がほしい。どう考えてもそこに入るのは逆接の言葉。私はこんな世の中を変えて、異性カップルと同じように、同性カップルも子供を産み、育てることができる社会を作りたいと思っています。今後は同性カップルが子供を産み、育てることについて、情報を集め発信していきたいと思います。


簡単に自己紹介をすると、私は男性の父親と女性の母親という異性カップルから産まれた女子大生です。私はバイセクシャルで、男性とも女性ともお付き合いしたことがありますが、現在は可愛い可愛い同性の恋人がいます。大学では看護学を専攻しており、将来は同性カップルのお産を支える助産師になりたいです。年の離れた兄弟の出産を間近で見てから生命の誕生の神秘に魅了され、もともと助産師という職業に憧れていました。さらにYouTubeで応援していたレズビアンカップルがいつの間にか妊娠、出産しており、同性カップルでも子供を産むことができるんだ!と衝撃を受け、自分も産みたい、また、同じように思っているけれどなかなか一歩目を踏み出せないカップルの力になりたいと思い、この夢を実現させたいと強く思うようになりました。でも、大学では、出産についてだけなら今在籍している看護の学部で。ジェンダー学についてなら文学部など社会系の学部で。法整備に関してなら法学部で。と、このように学べることに限りがあり、さらにカリキュラム上、看護学専攻は必修の授業が多くなかなか横断的な学習ができない状況にありました。そこで、まずはインターネットや文献を使って情報収集を始め、同性カップルの妊娠、出産の現状、課題、自分にできることは何かを考えていきたいと思います。その経過をこのnoteにまとめていくつもりですので、少しでも誰かの目にとまり、興味を持っていただけると嬉しいです。


まずは、自分自身が子供をほしいと思った理由と、その実現が難しいと思った理由について考えてみます。

子供がほしいと思った理由は、単純に子供が好きだからです。昔から、付き合う相手が男性であろうと女性であろうと、子供を産んで育てたい、子供と共に幸せな家庭を築いて生きていきたいと思ったからです。

しかし、女性同士のお付き合いをこのまま続けていく場合、それは簡単に実現できることではありません。まず第一に、生物学的に女性2人では自然な妊娠は不可能です。妊娠するためには、生物学的な父親となる存在が必要になります。これをまず、生物学的な壁とよびます。続いて、無事妊娠できたとしても、そもそも同性婚が認められていないため、戸籍上の母親は一人で世間一般でいう家族の形を法律上とることができません。これを法律の壁とよびます。さらに、LGBTQという言葉が徐々に浸透し、同性カップルへの理解が深まってきたとはいえ、事実同性カップルは少数派であるうえに、子供を育てる同性カップルはさらに少なく、周囲の目も気になります。これは、私が個人的に一番気にしていることです。子供がほしいというのは親側のエゴでもあると思うので、親側は責任をもって生まれてくる子供の幸福を保証する必要があると思います。生物学的な壁、法律的な壁は乗り越える方法がありますが、この社会的な壁は当事者(生まれてきた子供)にしか乗り越えられたかどうかわからないのです。

次回からは、①生物学的な壁②法律的な壁③社会的な壁について順番につづっていこうと思います。ご意見、ご感想お待ちしております。ここまで目を通していただきありがとうございました。


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