脳を鍛える「超」記憶法:苫米地英人
脳を鍛える「超」記憶法:
著者:苫米地英人
「過去の記憶、そして今見ている目の前も、脳が作った合成記憶である。」
記憶法≠暗記法(ノットイコール)
脳の記憶の特性を知り脳の機能を理解して現在、過去、そして未来と向き合うための「記憶」の使い方を教えてくれる一冊です。
〇記憶とは?
・記憶は1本のフィルムのように思い出せ
られるものでははない
・映像も音声も、脳の別の場所に記憶されて
おりそれらを再度合成して記憶が作成
⇨つまり合成により過去は変えられる
〇記憶のメカニズム
・記憶は合成である
・脳はサボり魔。知っていることを覚えない
知っていることも曖昧におぼえてる
⇨知らない事、新しい事、大事な事は覚る
⇨大事かどうかは、健在意識では
判断できず無意識で脳が判断
Q.歳をとるとなると物覚えが悪くなる?
⇨今までの経験、記憶を使おうとしてしまい
それを捨てる作業が増える
〇超記憶法〜脳は騙して使え〜
・脳は失敗駆動型⇨危険回避のために
・あえて、「間違えた」(失敗)を起こす。
⇨答えを予想して、間違える。
・入れ方は予測記憶法+儀式、をすることで
出す時に、儀式をトリガーとして使える
(儀式:場所を変える、蛍光ペンを持つ等)
予測記憶法でやりがちなミス
⇨間違えた、自分はダメだ ❌
⇨間違えた、これで一つ学べた ⭕️
(ダメな自分。と記憶してしまう。)
〇写真記憶法
・訓練により9割以上の人はできる。
・好きなもの楽しみながら見て記憶できている
⇨意識状態で楽しい意識を作る=偏在意識
⇨瞑想状態トランス状態ゾーン状態などなど
〇先行記憶法
最高のコンディションを予約
⇨過去の記憶を使って良い未来を記憶
ex.6時に絶対起きなければ⇨6時に起きれる
〇ビジネスで使える記憶法
・エピソード記憶
起こった事象を思い出し、あれ?っとおもったことをインデックスする。
予測記憶法が外れた理由を仮説を立てる
⇨修正方法を備える、出来るだけ仮説を多く
・サイマル法
言葉を象形化し簡素化⇨言語からイメージにでき、要点も拾いやすい。指の動きで覚える手法もある。同時通訳で使われる。
〇本当の記憶の使い方
・データ記憶ならパソコンに勝てない
⇨自分の脳に記憶すべきものは未来のために
Q普段私たちは何を見ている?
⇨日々変わっているのに気づかない
RASシステムで気になることしか見ない、
世界は新しい刺激に満ちている。
⇨認識が変われば記憶が変わり世界が変わる
(古いコンフォートゾーンから抜け出す)
「記憶」は、過去も未来も現在までも、自分を作っているもの。ということは、
今を良い状態と捉えまだまだ良くなっていくと考えると、過去に対して感謝が生まれ、未来にも希望が見出せる。ということだと思います。
「今の自分は最高の選択をしてここに至る。そしてこれからもっと良くなっていく。」