鏡の法則:野口嘉則
鏡の法則〜人生のどんな問題も解決する魔法のルール〜
ある主婦が抱える子供への悩み…どのように解決すれば良いのか迷っているとき、心理学に詳しい矢口氏と出会う。
解決の方法として、なぜか矢口氏は、子供へのアプローチ方法を変えるのではなく、夫や両親に対する不満を解決することが必要だ。と提案する…
「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である。」
人生は全て繋がっており、一見無関係と思えることも、実は深い繋がりがあることもある。
ある不満を解決することで、他人を許すことで、自分が許され、問題解決につながる。
実話に基づいたストーリを紐解きながら、人を許すことの大事さ、「鏡の法則」についての真意を伝えてくれる、そんな一冊である。
◎人をゆるすための8ステップ
①許せない人をリストアップする(書く)
②自分の感情を吐き出す(書く)
③行為の動機を探る(書く)
・許せない行為と、それを行なった動機を
書き出しなぜこの行為をしたのか?を
考える。(正誤の判断はしない)
④感謝できることを探す(書く)
⑤言葉の力を使う(言う)
・「私は、私自身の自由と安らぎと幸せの
ために〇〇さんを許します。」と言い
「〇〇さんありがとう」を10分以上
言葉にする。
⑥謝りたいことを書き出す(書く)
⑦学んだことを書き出す(書く)
・何を学んだか?どう接すれば良かったか?
⑧「許しました」と宣言する(言う)
〜著者後日談〜
人生で悪いことが起こっている=全て自分が悪い?というわけでは無い。人生には宿命と運命とがありそれらが縦糸横糸となり人生を構成している。宿命は変えることはできないが、運命は「鏡の法則」で自分自身の心次第。
この本を読んで、
「人間」と言う言葉は、「人の間」と、わざわざ間という文字をつけている。人と人との間でしか生きていくことができず、人と人との間にいるからこそ感情が生まれ成長できる。
という言葉を思い出した。「思考は現実化する」「引き寄せの法則」「陽転思考」「因果応報」「信じるものは救われる」…言い方は様々だけど、それらみんな本質は同じだと思う。
世界は。自由だ。