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この瞬間も好きが募っていく(日常編)

〇:んー…
     もう朝か…

愛:スー…スー…

〇:ふふ…

好きだな。

今日も僕たちの一日が始まる。

いつものように愛季より早く起きて朝ごはんとお弁当を作る。

そしてだいたいお弁当を作り終えた辺りに…

ガチャ…タッタッタッ…

愛:おはよー

僕の小さくて可愛いお姫様が起きてくる。

〇:おはよー
     朝ごはんできてるから座って食べてて。

愛:はぁい!
     いつもありがとー!

そして、朝ごはんを食べ終わり食器を片付けて、お互いが仕事に行く準備をする。

〇:んじゃ行ってきます。
     今日帰り遅くなるかも…
     先にご飯とか食べてていいからね?

愛:うんー、わかったー
     なるべく早く帰ってきてよー…

〇:うん、早く帰って来れるよう頑張ります。
     んじゃ行ってきます。
     愛季も気をつけてね!

愛:はーい!
     行ってらっしゃい!

ちなみに今日は週末。

色々と仕事が仕掛っており、週明けに持ち越さないようにする予定だ。

〇:おはようございます!

保:〇〇〜、おはよう〜!

〇:保乃、おはよう。

こいつは同期の保乃だ。

保:今日は大忙しやなぁ〜
     今週めっちゃ忙しかったしな〜

〇:そうだねー
     何とか終わらせて帰らないと。

保:可愛い可愛い愛季ちゃんが待っとるもんね〜
     ええなぁ、家に帰ると恋人が居るなんて。

〇:まぁね。
     でも待たせ過ぎないようにしないと。

保:なんかあったん?

〇:この前会議で遅れてさ、連絡とかも忘れちゃって
     家帰ったら、愛季がご飯食べずに待っててさ

保:えぇ、何それぇ
     可愛いぃ…

〇:お詫びにさ帰りに愛季の好きなケーキ買って帰ったから何とか大丈夫だったけど。

保:愛季ちゃんほんとええ子やなぁ
     ちゃんと大事にするんよ!

〇:それは分かってるよ!
     でもそういうところも好きなんだよな…

保:はいはい
     惚気けんでもらってもええ?

そうこう話してる間に朝礼が始まり、今日の業務が開始される。

〇:うわぁ、この資料とこっちの資料もまとめないといけないのか…

保:なぁ〜〇〇〜!
     ちょっとこっちも手伝って〜…

〇:一旦今の資料だけまとめさせて!

保:はぁい。
     なるべく早めでなぁ〜

午前中からかなりのハードワークだった。

気づいたら昼休憩の時間だ。

〇:ふぅー…
     何とか半分終わった…

保:ほんまありがと〜
     午後はなるべく〇〇の業務手伝うわ〜

〇:それめっちゃ助かる。

お昼を食べ、少しゆっくりした後再び午後からの業務が始まる。

午後も午後でかなりの激務だった…

こんな忙しい週末は初めて…ではないが。

滅多にないくらいだ。

気づけば定時の17時を過ぎていて、そこからも最後の業務を進めていた。

〇:うーーん!はぁー…

めいいっぱい手を上に上げて体を伸ばす。

〇:げっ…
     もう19時過ぎてたのか…

時計を見ると19時15分。

〇:とりあえず残業付けてだな…

ピロン!

スマホから通知が。

愛📱:お疲れ様〜
           まだ帰れそうにない?

〇📱:もうちょっとで帰れると思う!

愛📱:りょーかい!
           まってるねー

愛季からの連絡。

こうやって連絡をくれるの可愛いな…なんて。

〇:ふぅ…帰るか。

辺りを見回すと数人の社員が残っており、保乃は帰る準備をしていた。

〇:保乃も帰れるの?

保:あたりまえやろ〜
     さぁ帰ろ〜
     お疲れ様で〜す

〇:お疲れ様です。

社:おつかれー!

〇:何とか終わって良かったー…

保:ホンマに!
     終わらんかったらどうしよう思ってん!

〇:これで来週は少し楽になる…

保:あ、んじゃここでやな!

〇:ん?あぁ、そうだね。
    気をつけて!んじゃおつかれ!

保:ほなね〜!

お互い別々のホームへ向かい帰路に着く。

電車に乗って10分くらいで最寄り駅に到着。

そこから歩いてさらに10分、やっと我が家に到着。
アパートだけど。

ガチャ…

〇:ただいまー

ドタドタ…

愛:おかえりー!

可愛い可愛いお姫様のお出迎えです。

いつ見ても癒される。

愛:早く着替えて、手洗いうがいしてご飯食べよ!

〇:うん、そうだね!

愛:今日はねー〇〇の好きなハンバーグ作ったんだー!

〇:ほんと!?
     やった!

そして素早く着替えて、手洗いうがいをしごご飯を食べる。

〇愛:いただきます!

〇:モグモグ…
     んー!おいし!

愛:えへへー良かったー!
     〇〇今週忙しそうだったからご褒美にと思って!

〇:ありがとー

ご飯を済ませ、食器を片付けてお互いお風呂を済ませる。

今日はお互い疲れてるから早めの就寝。

愛:ねぇねぇ。

〇:んー?どした?

愛:明日どっか行かない?

〇:明日かー、いいよどっか行こうか。
     どこか行きたいところある?

愛:うーん…んー…
     ん……スー…

〇:愛季?ありゃ?寝ちゃった?笑

愛季の頬を撫でながら。

〇:お疲れ様。
     明日起きてから決めよっか。
     好きだよ。おやすみ。

これが僕たちの日常である。

ほんの些細なことでも君への好きが募っていく。

それほど君のことが好きなんだ。






To be Continued…

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