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母とは真逆のユニークな子育て 10

  旅立ちの前の日に娘に伝えたこと

いよいよ、娘が明日上京し大学進学する前日、旅立つ娘と一緒にお風呂に入りながら、私はひとつだけ、普通の親は言わないだろうメッセージを伝えた。

大概の親だったら、都会に出るこどもには、健康に気をつけることや危険な目に会わないための話をすると思う。

けれど、私は女の子だからこそ、話しておきたいことがあった。

幼い頃から「いのち」に関しての興味があり、自分自身こどもを授かるまで7年かかったことや、若い頃、友人の堕胎の話を聞いていて、これだけはきちんと話しておきたいと思っていたことだった。

私「明日から独り暮らしの新生活が始まるけれど、ひとつだけ言っておきたいことがあるの。」

娘「改まってなに?」

私「大学生活やその後の社会人生活で、当然ボーイフレンドができると思う。それはとてもいいことだと思う。だけどお付き合いしていくなかで、万が一妊娠という事態が発生する可能性もなくはないと、ママは思っている。」

娘「いまからそんなことまで、心配する必要がある?」

私「心配とかじゃなく、もしそういうことになったとしても、『いのち』はとてもとても大事なものなので、ひとりで悩まず必ずママに伝えてほしい。そして決して堕胎という選択はしないでほしい。このことだけを覚えておいてね!」

娘「そんな風にはならないと思うけど~」

私「人生は分からないものなんだよ!今はそう思うかもしれないけど、出会いで自分の人生は左右されるから。傷ついたり、悩んだりすることはこれから何度もあると思うし、あって当然。だけど女の子だから、妊娠するということはある。それは、いのちを神様からいただいたものなので、自分のエゴで行動しないようにね!」

こんなメッセージを、旅立つ前に娘に送るわたしは、変わり者でしょうか?



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