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猫の日なので、猫の話

帰り道、建物の裏から1匹の猫が現れる。

「あ、猫。」

スタスタスタッと軽い足取りで、建物の角を曲がっていく。

先程の猫から遅れること数秒。また猫がやってくる。

「え?猫。」

スタスタスタッと、同じように角を曲がって、路地裏に吸い込まれていく。とても静かに走っているから、喧嘩して追っかけてるわけではないのかな?

流石に、もう来ないだろうと思って立ち去ろうとしたら、またまた猫。

「お!猫。」

この猫も、スタスタスタッと角を曲がっていく。

その後少し待ってみたけれど、あの猫が最後の1匹だったみたい。

あの3匹の猫たちは、何をしているんだろう。
建物の周りを走るトラック競技?
どこかにゴールがあるマラソン?
猫会議に遅れそうだから、一心不乱に走ってるのかしら。
いや逆に、路地裏で3方向に走り去ってたりして。

そんなことを考えながら、可愛い猫たちが走る姿を思い返す。

なんだか不思議な夜でした。

猫にまつわる不思議なお話。にゃんにゃんにゃんの猫の日に合わせてお届けしました。ちなみに、数日前に見かけた実話です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!今後もゆるゆると更新していくので、よろしくお願いします♡

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夏鈴(かりん)
最後まで読んでいただいて嬉しいです。ありがとうございます。 あなたの“スキ”が励みになります(*´∀`) ゆるりと更新してますので、気が向いたらまた来て下さいな。