『モアナと伝説の海2』の感想とネタバレ
クリスマスが今年もやってくる~♪なのに、なぜ海がテーマなこの映画が、夏にやらずに冬にやっているのかという疑問を抱きつつ、2024/12/06に公開した「モアナと伝説の海2」を見てきました。
ちなみに公開日当日の金曜ロードショーは「アナと雪の女王2」ですが、レイトショーだったので見れませんでした。
ストーリー
あらすじ
前作を経て妹もでき成長したモアナ。他の近くの島に行って帰るを繰り返し、モアナたちのように他の島で暮らす人間を探していた。そんな折に、実はナロという神の呪いが原因と知る。その呪いを解くために、モトゥフェトゥ島を目指す冒険が始まる。
細かなストーリー
前作を経て、成長したモアナは近くの島へ行き、自分達のように海を渡って暮らしている人々がいないかを探していた。その方法は、島の一番高い場所へ行き、ホラ貝を吹いて反応がないかを確かめていた。
とある島で人々が描かれた土器を見つけて喜ぶモアナ。その痕跡を妹のシメアが待つ家族が暮らす島へ持ち帰ることにした。
島ではどうやら祭りが開催されるようで、またモアナはタウタイという称号を得ることになる。タウタイとは先祖の名前(前曲の「もっと遠くへ」で出てくるリーダー格の人)で、授かる儀式の途中で、暗雲が立ち込もり雷に打たれてしまう。気を失っている間にタウタイの映像を見る。また彼に、やがて他の部族と交流できないと滅んでしまうと警告され、そうならないためにモトゥフェトゥ島を目指せと啓示される。彼もまた目指していたが、嵐に阻まれできなかったのだ。
一方でマウイは、コウモリを操る神のマタンギに捕まっていた。神の間でどうやらモアナは噂になっており、神のいざこざに巻き込みたくないマウイはマタンギの要求を拒み閉じこめられていた。
モアナは目を覚ますと、やがてすべきことを皆に伝える。しかし、先祖ができなかったことが、自分にできるかと、またどれくらいの時間がかかるのかわからないため、もしかしたら妹にも会えなくなるのではないかと不安になる。そんな不安の中、おばあちゃんが海からやってきて励ましてくれる(おばあちゃんは幽霊)。ついに決意して旅立つことにするモアナ。また激しい航海のために必要な新しい仲間を集うことにした。仲間は、伝説オタクのモニ、船大工のロト、農夫のケレ、そしてブアとヘイヘイも。タウタイが語った空の炎(彗星)を目印に、モトゥフェトゥ島を目指して出発したモアナたち、初めは息が合わないが、ダンスと歌でみんなをまとめていると目印の彗星は爆発してなくなってしまう。
パニックのあいだにカカモラ(ココナッツの海賊)に出くわしてしまう。実はカカモラ達はさまよっているのではなく、故郷へと帰るためにモトゥフェトゥ島を探していただけだった。しかし、モアナとカカモラ達の前には大きな貝が道を阻んでいた。(貝は島みたいに大きく、口を開けておりその間を通ろうとすると閉じられて食べられてしまう。)モアナは、カカモラと協力して神経毒を打って麻痺させることに。しかし、失敗し、1人のカカモラと一緒に貝に飲み込まれてしまう。
落ちている途中でモアナははぐれてしまい、マタンギに出くわす。一方、仲間たちは、マウイと出会い事情を説明する前に理解される。マウイはモアナを急いで探しに行く。
モアナはマタンギから、ナロという神についてとその呪い、またモトゥフェトゥ島の状況について教えてもらう。実は、モトゥフェトゥ島はナロによって沈められており、ナロは人間は弱まることで、自分が強くなると思っている(少しあやふや?)。そのため、マウイに引き上げてもらい人間が上陸することで呪いが解ける。
やがて仲間とマウイと合流し、モトゥフェトゥ島の近くまで行ける神の道を使わせてもらうことに(いわゆるショートカット)。モアナはマタンギも一緒に行こうと誘うが、マタンギはナロに自由を奪われて、そこから動けないでいるようだった。
神の道を使って、沈んだモトゥフェトゥ島の近くまで来たモアナたち。どうやら嵐の真ん中にあるようだが、ナロに気づかれたのか、怪物に襲われることに。頑張って逃げるが、船はボロボロに、また呪いのせいか「ウミ」の協力は得られなかった。やがて日が昇るまで耐えると、とりあえず近くの小島に避難することに。
意気消沈するモアナたち。また、ボロボロになったタウタイの船の残骸も見つける。モアナはマウイに励まされてタウタイの残骸を利用して船を直し、一致団結した仲間たち。リベンジすることにし、嵐の近くによると、今度は竜巻や大波が襲ってきた。大波は超え、竜巻はマウイが切るが、うまく近づけずキリがない。しかし、ナロはマウイではなくて、モアナたちを狙っていると気づくと、自分達を囮にマウイは島を引き上げることに、集中してもらう作戦を決行することにした。
モアナたちは竜巻や大波をかわし、マウイは嵐の中心へ。順調に思われたが、マウイはやがて引き上げようとしているとナロに気づかれて雷に打たれてしまう(また、この時に神の力が失われてしまう)。モアナたちもまた船をひっくり返されてしまいピンチに。モアナはマタンギの助言を思い出して、海を潜ることに(島に降り立てばいいので海中でも可)。島を目指してひたすら潜るモアナ。そこにロナの雷がモアナを目指して水中を追いかけてきた。
タッチの差で島に触れて呪いは解かれたが、追いかけてきた雷に打たれて動かなくなるモアナ。仲間たちに助けられて目が覚めたマウイもモアナを追いかけて潜りに行く。しかし、動かないモアナを発見して悲しむ(この時にウミは呪いが解けたので、モアナとマウイに空気が通るように水を避けてくれている。)マウイは抱えながら悲しんでいると、先祖たちがウミを通して力を与えてくれた。そのおかげで、モアナは息を吹き返すことに。またマウイも神パワーが戻ってきたようだった。
呪いは、晴れたので今度こそ島を引き上げるマウイ。2人は上陸すると、モアナの左腕やオールに入れ墨が入った。また、仲間たちも島へ合流し、みんなで島の壁画を見ていると、どうやらこのモトゥフェトゥ島はさまざまな島々の中心となる島であることがわかった。
モアナはホラ貝を吹くと、反応があった(どうやら他部族も目指していたのか、近くにいた。呪いのせいで海の道がなく見つけられないようになっていた)。モアナはついに他の部族を見つけることができ、そして、他部族も連れて、故郷の島へ帰り、シメアや家族と再会できた。後日に、また一緒にいたカカモラも故郷へ返して終わり。
(Cパート)
どうやらマタンギがモアナに協力したことがロナにバレた模様。タマトア(前作のカニ)も出てきて歌って終わり。
感想
映像について
青い空、白い雲、ときどき雷雲。綺麗な海とさわやかと映像美すごいです。なぜ夏にやらないのか?
そしてモアナが船上を紐を使って跳んだり跳ねたり、オールでのアクションと見ていて気持ちが良いです。ディズニー作品の中でトップクラスの運動神経では?と思うくらい。
また話中で所々、前作のオマージュがあるので見ていて楽しいです。
ストーリーについて
ストーリーはベタベタの王道、今回は仲間を増やして大冒険。不安はあっても、これが私のやることだと奮起。落ち込んだらマウイが「お前が始めた物語だろ。レベル上げて頑張りな」曲に合わせて励ましてくれます。
オチとしては、ただ呪いを解いただけなんですけどね。
話中で、モアナの左腕に入れ墨が入ったことで、もしかしたら神格化するのでは?またCパートから、神との争い編があると同時に、モアナ3が決定か???と2が始まったのに3への期待がもう膨らんでいます。
今作は「道」がテーマになっています。単語としても良く出てきます。
ストーリーを一言でいうと「道を取り戻す物語」だと思います。
閑話休題、海の道ってなんだ?呪いで他部族に会えないって何?って人は、ワンピースを思い浮かべてもらえばよいと思います。
モトゥフェトゥ島が世界の中心で他部族との交流場なんだけど、そこが無くなっていて分断されている。ある程度の距離の島は行けるけど、人々が暮らしている島と島は、どれくらいの距離でどの方角にあるかわからないから、渡れないっていう状況です。また海にも道があって正しくないと彷徨ってしうのではないかなと思います。
つまり、レッドラインで海が分断だれていて、海がわかれている状態ですね。イーストブルーは最弱!!違うか。。。
閑話休題終わり。
キャラクターについて
気になったのだけ書いています。
やっぱりモアナ。
公式ページ見ると「すべての海をつなぐ1000年にひとりの"導く者"」とアクション増しましの運動神経抜群の圧倒的な主人公。またシスコン気味なのも良いですね。前作から海を渡りまくっていたのか、メンタルも成長し、頼もしいです。また前作と違い、失う怖さも知り葛藤する場面も大人さを感じました。リーダーとして仲間を引っ張ろうとする様子も良かったです。
とは言っても、モアナの武器は普通のオールのみ。運動神経がいくら良くても攻撃力が足りないです。しかし、神へと1歩踏み出したのもあり、ますます期待がかかります。
モアナはリーダーとして仲間を引っ張ろうとする様子もかっこいいです。
そしてマウイ。
いわゆるアタッカー要因。半神半人なだけであって頼もしい。
今回は竜巻を切ります。マウイのソングにマウイタイムと良かった。
また今回、神の力を失って復活しましたが、この「失う->復活」はお家芸となりそうです。
このモアナとマウイ、2人のペアが信頼し合っている様子が見られるのは良いですよね。昔から、ディズニーってこういうバディ的なものを表現するのうまいよなぁって思います。
またストーリーでモアナとマウイがメンタル成長して、グタグタしないから、個性が強く自分勝手な性格の仲間を新たに配役したのだなあと思います。
そして、妹のシメア。
初めと終わりの出番しかとは言え、セリフ量多いなと感じました。
次回作は、アナ雪みたいな姉妹愛が見られるのかな。もしかして主役株すらも奪うのでは?期待してしまいます。
最後にマタンギ。
はじめに見たときは、なんかうさんくさくて、モアナを騙そうとしているのでは?と思っていて、実は黒幕的なやつだと思っていたら、全然良いやつでした。
歌にのせてアドバイスも良かった。「迷っても良いで、発想を変えよう」
その他について
正直、なんで雷が海に落ちているのに感電しないのかなあ?とか貝に飲み込まれたときは、こいつの腹の中が魔物の国へ通じている???腹の中そのものが国になっている???
マウイが「スマホがうんたらかんたら」「2000年経ったらわかる」って発言していて、未来わかる設定あるのか。。。
終わりに
がっつりストーリー書くくらいなので、すっごくおもしろかったです。前作の家族ケンカみたいなグタグタがないので、すっきり見ることができます。
次回はモアナが神になるのか。また神と人々の戦いが起こるのか。2が公開された初日にもう気になることができました。3も楽しみです!!
あとモアナのアトラクション欲しいよなぁって思ってしまいます。外国にはちょっとしたモアナのエリアがあるらしいですけど。
それでも羨ましいです。