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KHで巡るディズニーの歩き方

キングダムハーツ作品に登場するディズニーワールドについての説明・雑記を記す。(注意:あくまでディスニーについてであり、KH自体のストーリー等には触れないこととする)

全部解説できたらいいなと思っています

KHに出てくるワールド一覧

重複は基本外しています

KH1&COM

  • ワンダーランド

  • オリンポスコロシアム

  • ディープジャングル

  • アグラバー

  • モンストロ

  • アトランティカ

  • ハロウィンタウン

  • ネバーランド

  • 100エーカーの森

KH2

  • ビーストキャッスル

  • ザ・ランド・オブ・ドラゴン

  • タイムレス・リバー

  • スペース・パラノイド

  • プライド・ランド

  • ポート・ロイヤル

KH BbS

  • ドワーフ・ウッドランド

  • エンチャンド・ドミニオン

  • ディープスペース

  • キャッスルオブドリーム

KH DDD

  • シンフォニー・オブ・ソーサリー

  • ラ・シテ・デ・クロージュ

  • ザ・グリッド

  • プランクスターズ・パラダイス

  • カントリー・オブ・ザ・マスケティア

KH3

  • オリンポス

  • トイ・ボックス

  • キングダム・オブ・コロナ

  • モンストロポリス

  • アレンデール

  • ザ・カリビアン

  • サンフランソウキョウ


ワンダーランド

ここはふしぎの国のアリスをテーマのワールドであり、プレイした人の多くは初めに訪れているかもしれないワールドである(オリンポスコロシアムと選択)。

ふしぎの国のアリスについて

テーマのふしぎの国のアリスは1951年に公開されたアニメーション映画であり、原作であるルイス・キャロルの「不思議の国のアリス/鏡の国のアリス」をもとに作られている。元々の舞台は不明であるが、作者が縁であることからクロッケーや紅茶などイギリス文化が作品にみられる。

ストーリーを簡単に説明すると、アリスは白うさぎの後を追って穴に飛び込むと奇妙な世界へ迷い込む。白うさぎを追うと、トゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム、チェシャ猫やマッドハッター、ハートの女王など個性豊かなキャラクターと出会いや体験など不思議な冒険をする物語だ。

ゲーム内では、ソラ達はハートの女王のから理不尽な罪で裁判にかけられているアリスと出くわすことで物語が始まる。いわゆるアリスの無罪を主張するために証拠を集めるため、ワンダーランド内をアリスの代わりに冒険することになる。ここでは、身体を大きくしたり小さくしたり、また通路の通り方によっては上下が逆さまになったりと原作同様に不思議な体験をすることとなる。また映画に出てきたティーパーティー会場やアリスが嵌った家もあるので本編を見ておくとなお楽しめる。

また2010年には実写化した「アリス・イン・ワンダーランド」また2016年には続編の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が公開されている。またジョニー・デップがマッドハッターを演じているのにも注目であり、個性豊かな役を演じている。

ディズニーリゾート関連

  • 東京ディズニーランド

    • アリスのティーパーティー(アトラクション)
      誕生日だとキャストに教えると何でもない日おめでとうからお誕生日おめでとうとアナウンスしてくれる。

    • クイーン・オブ・ハートのバンケットホール(レストラン)

  • アナハイム

    • Alice in Wonderland
      アニメのストーリーを体験するライドスルーアトラクション

  • パリ

    • Alice's Curious Labyrinth
      アニメにも出てきた迷路を体験できるウォークスルーアトラクション

    • Alice and the Queen of Herats:BACK To WONDERLAND
      アリスの音楽に合わせたスタントショー。アリスとハートの女王のそれぞれの陣営で対決し、観客はどちらが良いか参加投票を行う

  • 上海

    • アリス・イン・ワンダーランド・メイズ
      こちらはパリと違い実写化の方をモチーフにした迷路となっている

オリンポスコロシアム

オリンポスコロシアムはヘラクレスがテーマであり、基本的に歩けるフィールドは2つしかない狭いワールドとなっている。しかし、ここはストーリーを進めると複数の大会が開かれ、一定の範囲内で様々な敵を戦うというまさにコロシアム仕様となっている。

ヘラクレスについて

映画ヘラクレスは1997年に公開されたギリシャ神話をモチーフにした作品である。ギャグやパロディが含まれ、音楽もゴスペル調など、どこか特徴的で明るいストーリーとなっている。一応1998年にはアニメーション作品も作られている。

最高神ゼウスの息子として生まれたヘラクレスは死者の国の神、ハデスによって人間界へ追いやられてしまう。しかし、ヘラクレスは青年へ成長した時に「本当のヒーロー」になればオリンポスへ帰れると知らされる。数々の苦難を乗り越えて本当のヒーローとは何か?を問う冒険ファンタジー作品となっている。

ゲーム内では、ヘラクロスからヒーローとは何かを学ぶこととなる。もちろんハデスが悪巧みをしており、ヘラクレスの代わりに家来のケルベロスと戦うこととなる。また大会では、クラウドやセフィロス、そしてハデスとも戦うことができるので、ストーリーを進めたら度々戻ってきてはどうだろうか。

ディズニーリゾート関連

  • 東京ディズニーランド

    • イッツアスモールワールド

    • ヘラクレス・ザ・ヒーロー(1997/7/19~10/24)
      映画に合わせたスペシャルイベント。まさにヘラクレスのためのイベントでありフロートもパレード内の音楽もヘラクレス関連となっている。

調べたのですが、ヘラクレスは主人公なのに海外でもあまり出てこないっぽいです。。。むしろハデスの方がヴィランズ関連でハロウィンでショーやパレードに参加しています。

ディープジャングル

映画ターザンをテーマにしたワールド。緑豊かな自然を舞台に高低差もある広いフィールドとなっている。意外とアクションが要求されるステージであり、ジャンプを失敗して落下するとまた登り直しなど、面倒な点もある。

ターザンについて

ターザンは1999年に公開された映画で、原作はエドガー・ライス・バローズの小説である。舞台はアフリカのジャングルなため様々な動物や壮大な自然が描かれる。ディズニーにしてはミュージカル要素がなく、唯一?のシーンはゴリラたちが人間のキャンプ場を荒らすのだが、音楽がノリノリで見ているこっちも楽しくなる。またターザンがジャングル内を移動する際にはツタを利用するのだが、この時、ツタからツタへ飛び移ったり、滑ったりするシーンはスピード感があるので見ていて気持ちが良い。またヒロインのジェーンも今までのプリンセスらとは異なり、イギリスから来るあたり適応力が高く見ていて驚かされる。
こちらも2002年に「ターザン&ジェーン」が。2005年には子供時代を描いた「ターザン2」のアニメーションがある。

ちなみに主題歌の「You'll Be in My Heart」だが、日本語吹き替えでは元V6の坂本昌行さんが担当している。歌詞は愛について唄っているが、曲調はどこか爽やかで壮大さがある。またアカデミー歌曲賞も受賞している。
自分は、ディスニーソングの中でも1番好きなくらいに大のお気に入りであるためぜひ聞いて頂きたい。

舞台はあるジャングルの奥深く。両親を失った赤ちゃんはゴリラの家族にターザンと名付けられ育てられることに。種族や能力の違いからリーダーには認められなかったが、仲間のゴリラには受け入れられて成長する。ある日、ゴリラの研究に来た人間のジェーンやその他の探検家に出合うことで「ジャングル」と「人間社会」の2つの世界で本当の生きる場所を探し求める物語。

ゲーム内では、ドナルド・グーフィーとケンカし不時着する。その時ソラははぐれてしまい豹のサボーに襲われそうになったところをターザンに助けられ一緒に行動することとなる。ストーリーを進めるともちろんドナルドとグーフィーと合流できる。ここでは3人の関係性について改めて描かれる。

この時、ターザンはすでにジェーンとも会っている様子が見られることから、本編にソラ達が来たような設定となっている。本編でも見られたキャンプや竹藪、ターザンの樹上の家の風景やスライドショーのイベントなど本編を見ておくとより楽しめる。

ディズニーリゾート関連

  • 東京

    • ワンマンズ・ドリーム・Ⅱーザ・マジック・リブス・オンー(2004/7/19~2019/12/13)
      ショーベースで開催されたショー。こちらにはターザンではなくゴリラのタークが出ていました。

  • 上海

    • ターザン:コール・オブ・ザ・ジャングル(2016/6/16~2019/8/6)
      ミュージカルショー。アクロバティックな中国雑技を楽しめたらしい。

  • 香港

    • ターザンのツリーハウス
      ターザンの世界が体験できるウォークスルーアトラクション。日本でいうスイスファミリーツリー・ツリーハウス

  • パリ

    • ターザン・エンカウンター
      こちらもステージショーであり、アクロバティックな演出を楽しむことができる。

アグラバー

みんな大好きな、アラジンをテーマにしたワールド。ディズニーで有名な作品と聞かれたら、頭に思い浮かぶ1つと言っても過言ではないだろう。
ゲーム内ではざっくりと2つに分かれており、城下町と魔法の洞窟内がフィールドとなっている。アグラバー宮殿が見えるアラジンの家にも入れるのだが、宮殿自体には行けないという仕様になっており、少し残念感もある。

アラジンについて

映画アラジンは1992年に公開された作品で、アラブ民話の「千夜一夜物語」の「アラジンと魔法のランプ」をもとにしている。原作の舞台は中国だが、アニメでは砂漠や宮殿、街並みの風景からインドやイランなど、複数の地域がモデルとしてごちゃ混ぜになっていると思われる。また魔法の絨毯で世界を旅するシーンではピラミッドやスフィンクスが登場し、エジプトやギリシャ、中国なども出てくる。
むろん中東に行ったことがないため街並みや宮殿の雰囲気について比較できないが、逆にむしろアラジンで中東っぽいイメージを確立させられた人が大半だと思う。

ちなみに「ホール・ニュー・ワールド」はアカデミー主題歌賞と優秀歌曲賞を受賞しており、誰でも1度は聞いたことがあるだろう。作曲家は「アラン・メンケン」であり、その他にも聞いたことがあるだろうって曲は大抵アラン・メンケンなので名前を覚えておいて損はないだろう。

また1994年には「アラジン ジャファーの逆襲」が、1996年には「アラジン完結編 盗賊王の伝説」がある。2019年には青いウィル・スミスで有名な実写化アラジンと劇団四季でのミュージカルアラジン。テレビシリーズの「アラジンの大冒険」(1994)やスーパーファミコンのゲームなど、アラジンは幅広く展開されている。

ストーリーは砂漠の王国アグラバーに住む青年アラジンが、魔法の洞窟でランプを見つけ、魔神ジーニーに3つの願いを叶えてもらうことになる。階級社会があるこの世界で王女ジャスミンや王国支配を企む大臣ジャファーと出会い冒険を通して、うわべの飾りよりありのままの大切さに気付く物語となっている。

KH内では、アラジンがハートレスに襲われているところに遭遇する。ハートレスを操っているジャファーはジャスミンを攫ってしまい、それを救出するためにアラジンと行動を共にすることに。
ここのボスは魔法の洞窟そのものであるタイガーヘッドやジャファー(人型、魔神型)と戦えるなど本編を知っておくと楽しめるワールドとなっている。

ディズニーリゾート関連

  • 東京ディズニーランド&シー

    • アラジンの大冒険(1994/4/29~11/14)
      映画公開に合わせた東京ディズニーランドで行われたキャッスルショー。

    • アラビアンコースト
      東京ディズニーシーのテーマポートの1つ。あくまでアラジンの世界というよりはアラジン風の世界観のエリア。

    • サマーオアシス・スプラッシュ(2011/7/8~8/31,2012/7/9~8/31)
      ウォータープログラム

    • ボンファイアーダンス
      2007年から2010年の7/8(2007年のみ7/20)~8/31間で開催していたステージショー。いわゆる夏季イベントであり、盆踊りをテーマにしている。そのため参加型であり踊りながらステージ周辺をぐるぐるすることとなる。

  • パリ

    • アラジンと魔法のパサージュ
      アラジンの世界をミニチュアで再現したウォークスルーアトラクション

  • アナハイム

    • ディスニー・アラジン:ミュージカル・スペクタキュラー
      2003/1/16~2016/10まで公演していたアラジンのミュージカルショー

  • フロリダ

    • アラジンのマジックカーペット
      ディズニーシーにあるものと同じ

モンストロ

ピノキオに出てくる大クジラモンストロそのものがステージとなっているワールド。つまりクジラの腸や胃、腹や喉など体内を冒険するはめになる。たぶんワールドの中で一番広く、また高低差もあるのに殺風景と来るため、歩いていても楽しくはなくまた迷子にもなりやすい。
別にクリア必須ではないワールド。また他のワールドの巡る順番によってはイベントでセリフが変わるなど少し特殊となっている。

ピノキオについて

1940年に公開された作品。原作はイタリア作家のカルロ・コッロディーである。新聞に掲載された話が元になっている。舞台はドイツのローテンブルクで、きれいな中世の街並みが見ることができる。また、ピノキオの製作にはマルチブレーン・カメラというものを使用している。これは風景をレイヤーに分けて物理的に上下に配置し、カメラを近づけたり遠ざけたりして遠近感を演出することができる。冒頭の月に向かってアップするシーンなどが特に印象的である。
またディスニーとしても代表的な曲「星に願いを」はアカデミー賞最優秀歌曲を受賞している。
2022年にはCGを使用した実写映像も公開中である。

いつか本物の子供になるようにと願いながらゼペット爺さんに作られた操り人形のピノキオは、ある日、ブルーフェアリーによって命を吹き込まれるようになる。しかし、本当の人間になるためには「勇気を持って正直で優しい性格」が必要だと教えられる。そんなピノキオが人間になるために善悪の判断を学び、成長する物語

KHでは、グミシップもろともモンストロに飲み込まれるところから始まる。口内で同じくモンストロに飲み込まれたゼペット爺さんとピノキオと出会う。そんな中、久々にリクにも出会うが、どこかそっけなくまたカイリためにとピノキオを連れ去ってしまう。ピノキオを取り返すためにリクを追いかけることに。

ディズニーリゾート関連

  • 東京ディズニーランド

    • ピノキオの冒険旅行
      トロッコに乗ってピノキオの物語を体験するライドアトラクション。乗れば映画見なくても履修することができる。

  • アナハイム

    • ピノキオの冒険旅行
      東京と一緒

  • パリ

    • ピノキオの冒険旅行
      略)

どれも昔からあるアトラクションだからか、室内だからか雰囲気は薄暗いです。ちなみにゼペット爺さんやピノキオはよくパレードやショーには出ます

アトランティカ

誰もが知っている人魚のお話、リトル・マーメイドをテーマにしたワールド。ここでの操作は海中専用の操作になるため、慣れなくて戸惑う人がいたのではないだろうか。また、海中エリアなせいか縦にも横にも広く、移動も戦闘もし辛いと、ある意味プレイヤーを悩ませたワールドであることは間違いないだろう。

リトル・マーメイド

リトルマーメイドは1989年に公開された作品で、原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンの人魚姫である。童話の人魚姫は泡となって消えたが、ディスニーに昇華すると。。。リトルマーメイドの舞台は地中海であるが、エリック王子の住む城はスイスのシヨン城をモデルとなっている。なんとこの映画は最後のセル画作品であり、3分の2は水中シーンとなっている。そんな水中の様子である気泡や光の屈折、色などとてもよく表現している。
また、2023年には実写化され、セバスチャンやフランダーのヴィジュアルや主人公アリエルに黒人を起用するなど話題が絶えなかった。ちなみに実写の舞台はカリブ海なのだが、舞台を変更したことで、アリエル含めて様々な人種の人たちが登場してもおかしくないようにしている。

リトルマーメイドの有名な曲「アンダー・ザ・シー」はアカデミー歌曲賞を受賞している。作曲者はそうアラン・メンケンである。イントロのスティールパンが特に印象的で、曲を聴いてると楽しい気分になるのも特徴的だ。

またリトルマーメイドには娘が主役のリトルマーメイド2やリトルマーメイドより前に当たるリトルマーメイド3もある。興味があるならぜひ見ておくことをお勧めする。

ある海の深くには、海の王国がありたくさんの人魚が住んでいる。王の末娘であり人間の世界に憧れているアリエルは、ある日、船上にいたエリック王子に一目惚れをする。嵐に襲われた彼を助けると、もっと人間の世界に近づきたいと思いを募らせることに。しかし、人間との恋を許されないアリエルに復讐を企むアースラーが近づき、人間の姿と声を引き換えに取引してしまう。そんなアリエルは王子の愛を手に入れられるのかというロマンスファンタジーとなっている。

KHでは、海中に降り立つことになる(?)。その際にワールドの秩序を守るため、その世界にあった姿に変身することに。そんな中、アリエルと出会い、泳ぎ方を教えてもらう。また目的である鍵穴を探すために共に行動することとなる。

こちらでは映画本編とは異なりエリック王子は出てこない。あくまで海の世界だけの物語となっている。しかし、ストーリーを進めると本編と展開が似ているので比較などして楽しめる。

ディスニーリゾート関連

  • 東京ディズニーシー

    • マーメイドラグーン
      東京ディズニーシーのテーマポートの1つ。アリエルや仲間が住む海底王国が地上へ浮上した瞬間となっている。

  • アナハイム

    • リトルマーメイド:アリエルのアンダーシー・アドベンチャー
      貝殻に乗ってリトルマーメイドの世界を体験するライドアトラクション

  • フロリダ

    • アンダー・ザ・シー:ジャーニー・オブ・リトル・マーメイド
      カリフォルニアのものと同じ


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