桑田佳祐のライブはラグビーだった
新年、明けましておめでとうございます。
昨年、あまり投稿できておりませんでしたが、今年はサッカーのこと、音楽のこと、そして自分自身がプレーしているブラインドサッカーのことなど、多くのことを赤裸々に綴っていければと思います。
挨拶はさておき、皆さんは年末年始どのように過ごされていましたか?
初詣に行ったり、親戚一同集まってご飯を食べたり、皆さんそれぞれの年末年始を過ごされていたかと思います。
私は、元旦に親戚一同集まってご飯を食べて、2日は約3年ぶりに全国高校サッカー選手権大会を会場に行って生観戦して来たり、久しぶりにお正月らしいことをして過ごしておりました。
・夢だった大晦日、横浜アリーナ、桑田佳祐の3点セット
年末年始の連休初日の大晦日、私は運良くある場所に行くことができました。
それは…
“桑田佳祐ライブツアー2022 年末もお互い元気に頑張りましょう”追加公演大晦日年越しカウントダウンライブ
ファンクラブに入っていなかったのですが、11月に発売されたベストアルバム「いつも何処かで」に同封されていた、ライブチケットの抽選券を使って応募したところ、見事当選して観に行くことができました。
正直「どうせ当たんないでしょ」と軽い気持ちで応募したもんなので、当選した時はビックリしました。
幼少期から、両親の影響でサザンオールスターズや桑田佳祐の楽曲を聴き続けていて、CDがリリースされる度に買ったり、サザンのライブもツアーTシャツの上に法被を纏ったりして観に行ったこともあります。
横浜アリーナでの年越しカウントダウンライブの模様も、TVで目の当たりにする度に「いつか行ってみたいな」と20年近く思い続けていて、その思いが叶うということで、年末年始で仕事が忙しかったのですが、何とか乗り切れたような気がします。
“推し”の力って凄いですね。うん…
・開演前の楽しい時間
いざ当日、横浜アリーナまで自宅から約1時間半掛かります。移動中もウォークマンで「いつも何処かで」を流して予習をしつつ、時折サザンのデビュー初期の曲を織り交ぜながら会場まで向かいました。
聴いていたのは「10ナンバーズからっと」と「バラッド77〜82」。私の癖なのですが、桑田佳祐のソロの作品ばかり聴いていると、時折サザンの古い曲を聴きたくなってしまいます。何故だかうまく説明できませんが、整然とされた桑田佳祐の最近のソロ作品とどこか荒れ狂った、チャレンジしている感のあるサザン初期の作品の対比が心地良く感じるのかもしれません。もし、活動歴の長いミュージシャンの楽曲に触れる際は、こういう対比を楽しむ方法もあるので、是非参考にして観てください。
会場内のSE(サウンドエフェクト、アーティストが出てくる前に場を盛りあげたり、気分を上げるために流す音楽)も胸に刺さりました。
元々サザンから派生して、ジャンル問わず同時代の日本の音楽を聴いていたのですが、そんな私にとって開演前の会場で流れていたスターダストレビューの「今夜だけきっと」、中島みゆきの「わかれうた」、山下達郎の「クリスマスイブ」、玉置浩二の「田園」、松任谷由実の「DESTNY」、極め付けは佐野元春の「サムデイ」は最高のプレイリストでした。
桑田さんが選曲したかどうかは定かではありませんが、選曲を見ると桑田さんと同時代にデビューし、「ザ・ベストテン」や「夜のヒットスタジオ」で共演したりヒットチャートで競い合った同世代のアーティストに対するリスペクトが垣間見えました。
・ライブの時間はラグビーの精神
いざ、ライブが開演すると約2時間、興奮状態でした。
ほとんどの曲を知っていたのですが、生で聴くと音源で聴くのとでは、全く違う印象を受ける曲が多かったです。「あれ?こんな鳥肌が立つ曲だったっけ?」みたいな…
それ以上に驚いたのが、桑田さんをサポートするバンドやダンサー、そして観に来ているファンの方々の一体感でした。
ライブ中、演出で客席に紙テープや風船が巻かれるのですが、アリーナ席だけでなく、スタンド席にいる方々にも分けられて、それらを隣にいる方にどんどんバケツリレーのように渡されていく様子であったり、桑田さんのファン、そしてバックバンドやダンサーに対する心遣いを見て、その場にいる全員でライブが成立しているのだと強く感じました。
その様子はOne for all,All for oneの精神そのものでした。
そんな空気感だったので、私もどっぷりとその空間に浸ることができ、最高の時間を過ごすことができました。
・まとめ
ライブ翌日の1月1日、私は約3年ぶりに“サザンオールスターズ応援団”、ファンクラブに入会しました。
この素晴らしい空気感をもっと体感していきたいし、自分の音楽的バイブルはやはりサザンオールスターズであり、桑田佳祐なのだなと強く感じました。
2023年、今年はサザンオールスターズデビュー45周年のアニバーサリーイヤーです。
自分の“推し”は何かを再認識し、思い切り楽しむことを思い出させてくれた大晦日でした。
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