サニーがくれた⁉︎ちょっとした晴れ間

　雨が続いて嫌ですね…でも、気温がそんなに高くないから過ごしやすいし、ちょっとだけ本業も頑張れるかなとも考えていたyunomanです。

　本業は食品の宅配をしているんですけど、基本1日外に出っ放しなので、雨が降ればずぶ濡れになるし、暑い日は熱中症未遂になります。今流行りのテレワークとはかけ離れた世界…そんな人達がこの国には沢山いるから、便利な世の中が成り立っているのかもしれません。

　そんな雨続きだった日が続きましたが、今日はちょっとだけ晴れ間もありました。

　「あぁ、晴れてきたな」なんて、クソ忙しい合間のひと時にふと考えていたのですが、その理由が分かりましたよ❗️

　今日は8月17日、サニーさんの命日でした。

　サニーさん？Who?って思う人が圧倒的大多数だと思います。この方です！

　「写真だけ載せられても困るよ!」という方の為に紹介するとサニーさんというのは、1980年代に「ギザギザハートの子守唄」、「涙のリクエスト」、「ジュリアに傷心」などの名曲を残し、そのファッション性と音楽性で世の女性達を虜にし、一世を風靡したバンド“チェッカーズ ”のドラマー、徳永善也さんのことです。チェッカーズ時代はメンバー、ファンの方から“クロベエ”という愛称で呼ばれ、愛されていました。ちなみに“クロベエ”という愛称はいつも黒いジャンパーを着ていたことが由来で付いたそうです。

　“サニー”という愛称は、チェッカーズ解散後にチェッカーズの楽器隊で組んだバンド“アブラーズ”での愛称です。アブラーズは徳永さんの死去後も残ったメンバー(Gt武内亨、b大土井裕二、sax藤井尚之)で活動しています。

　そんな徳永さんが亡くなられたのが、今から17年前の今日、2004年8月17日でした。

　仕事が終わって家路に向かう帰り道に、こんな日だからこそ聴きたいなと思ったのはこの曲でした。

　1985年7月５日にリリースされた、チェッカーズ通算7枚目のシングル「俺たちのロカビリーナイト」のB面、「青い目のHigh School Queen」です。

　この曲はB面、現在で言うところのカップリング曲という事であまり広く知られてはないですが、私の好きな曲の1つです。作曲は徳永さんが担当し、作詞はチェッカーズのリードボーカルであり、現在も第一線で活躍中の藤井フミヤさんが担当されました。ちなみに、徳永さんはこの曲のレコーディングの際に、ドラム用の椅子に座って歌入れを行ったそうです。

　 G/Em/C/Dという、ギターを始めたばかり方が最初に覚えるような簡単なコード進行で曲が始まり、展開もAメロ→Bメロ→Aメロという感じでシンプルで、50〜60年代のアメリカンポップス、日本だと横浜銀蝿もこういう展開の曲が多いかなと感じています。ギターをかなりやり込んでいる方だと、「この展開、コード進行はつまらないよ！」という方もいるかと思いますが、私はこのシンプルなメロディーライン、コード進行だから親しみやすいし、好きになったんだなと思っています。

　ドラムというのはバンドの中で一番後ろで、目立ちにくいポジションです。それ故、バンドでもやりたがる人は少なく、バンドを組む際にはドラムを探すのに苦労するという事情もあります。私もスタジオに行くと、「ドラマー募集！」というポスターを見掛けます。そんなドラムというポジションの方がリードボーカルを務めているというのも、私がこの曲が気に入った理由です。

　普段は、一番後ろでひたすらリズムを刻み、スポットライトを浴びることが少ない中、たま〜にこうしてスポットライトを浴びる…野球で例えるなら、普段ホームラン打たない選手がホームランを打ってヒーローになる…サッカーで例えるなら、ディフェンダーの選手が結晶ゴールとか逆転ゴールを決めてヒーローになる…そんな感じではないでしょうか。私も、普段はあまり日の目を見ないような生活を送っているのかもしれませんが、たまにはこうやって日の目を見たいなと思っています。私も高校時代の仲間と組んだバンドではラテンパーカッションというマイナーなポジションですが、この曲のサニーみたいに叩きながら笑顔を振りまいて、聴いている方をハッピーにできたらなとずっと考えています。

　今日、というかもう暦では昨日になってしまいましたが、前線が停滞している影響で6日間ほどスッキリしない天候が続いていた中、少しだけ晴れ間が出ました。それは、普段はあまり語られることのないサニー、いや、クロベエ（今更ながら呼び捨てでゴメンなさい！）が天国から何かを語りかけているのかなと感じました。私は、平成生まれで、当然ながらチェッカーズをリアルタイムでは知らない世代ですが、大好きなバンドの1つですし、クロベエはドラマーとしても1人の人間としても、そのキャラクターはリスペクトしています。

　雨が続いている束の間の晴れ間、そんなことを考えた8月17日でした。今日はクロベエに追悼の意を込めてジョージア飲んで寝ます💤

　ライブとか久しぶりにやりたいな…