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犬溶接マンとは?


今回のコスプレ。アコスタでの女装ルールのメイクが難しいので今回は島田愛里寿ではなく犬溶接マンです。

どうもC103で初めてコスプレした初心者のユンザです。→Twitter

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コミケで初コスプレ参加してきた【C103】


前回C103でコスプレしたボコ溶接マンなんですが、元ネタの犬溶接マンについて解説していきます。


コスプレ会場で犬溶接マンをどう説明したものか悩んだんですが、自分でまとめたものをQRコードにして会場で見せるのが早いと思ったんで書きました。

※正直、私もちゃんとよく分かっていないので間違い等あれば逐次修正いたします。私は「ボコ溶接マン」から知った程度でバットマンどころかアメコミヒーロー、アベンジャーズすらほぼ知りません。


犬溶接マン(dogwelder)

後述の『HITMAN』に登場する犬の死骸を悪人の顔に溶接して戦う正義のヒーロー。喋ることはできない。犬を溶接して戦う、ヘンテコでちょっとあんまりな能力なのだが、彼の所属するチーム、セクション8には誤射マン(Friendly Fire)というその名の通り『攻撃が全て味方に誤射する』もっとどうしようもない能力のヒーローがいる。

セクション8については私なんかよりも詳しくまとめてくれているブログがあるので興味のある方はこちらを参照


HITMAN

Kindleにて1話辺り24ページ、275円で購入可能。この作品に限らずアメリカンコミックはフルカラーのためにいい紙を使っていて発行部数もそう多くないため、日本に比べると割高になってしまうのだ。

バットマンが活躍するゴッサムシティを舞台に超人専門の殺し屋トミー・モナハンが透視能力とテレパシーを駆使して戦うハードボイルドな作品。なのでバットマンも当然出てくる。

そんな中で犬溶接マンは「#1819205152」話に登場する。


All-Star Section Eight(2015)


その後、DCコミックスは2011年に世界観を一新。新しくなったセクション8を主役とした作品が登場する。『HITMAN』の話の続きだが、これから読んでも大丈夫。

kindle版は1話275円なのだが、何故か単行本で買うと200円で買える。

ここの犬溶接マンは『HITMAN』に登場する犬溶接マンは別の人物。ごく普通の人間だった妻子持ちの彼はある日、骨董品店にあった溶接マスクを眺めていたら突然、溶接マスクに憑りつかれてしまい、訳も分からぬまま本能のままに犬を溶接する犬溶接マンになってしまったことが語られる。バットマンにスーパーマンも登場。

新セクション8結成までの話かと思いきや、ちゃんと8人メンバーが揃わないままドッタンバッタンして終わるのだが。続きがある。


Sixpack and Dogwelder: Hard Travelin' Heroz(2016-2017)


All-Star Section Eight(2015)の続き。今まで喋ることのできなかった犬溶接マンだったが、ジョン・コンスタンティンによって犬の死骸を使った腹話術という形で喋れるようになる。ようやく喋れるようになり愛する家族と再会できた犬溶接マンだったが、彼の家族には新しい夫ができていて追い返されてしまう。

果たして犬溶接マンとは何なのか?なぜ犬を溶接する能力なのか?何のため犬溶接マンになったのか?そして訪れる宇宙滅亡の危機に犬溶接マンが史上最大の犬溶接に挑む。




閑話休題。

さて、ここまで紹介してきたのだが『HITMAN』全60話は『がっこうぐらし!』の原作担当の海法紀光氏によって単行本全5巻による邦訳版が出ている

dogwelderを犬溶接マンと翻訳したのも海法紀光氏である。Togetterによるまとめはこちら


邦訳版『HITMAN』は2013年から2017年にかけて出版され、現在絶版状態ではあるがamazonで中古であれば無くはないといったところだ。残念ながらこの邦訳版の電子書籍、Kindle版は無い。

続きとなるAll-Star Section Eight(2015)、Sixpack and Dogwelder: Hard Travelin' Heroz (2016-2017)にも現在、邦訳版は出ていない。

だから犬溶接マンを知って貰おうとしても中々布教しづらいのが現状なのだが。

代わりに次の作品をおススメしたい。


ザ・ボーイズ シーズン1

前述『HITMAN』のガース・エニス氏の原作『THE BOYS』を実写ドラマ化したAmazonプライムビデオ限定コンテンツ(エロ・グロ描写が多数あるためR-18指定

『ザ・ボーイズ』は裏で私利私欲の限りを尽くす醜いスーパーヒーローたちに何の超能力も持たない普通の人間たちが立ち向かい、復讐のために戦うお話。シーズン4の製作も決定している人気シリーズとなっている。

大企業ヴォート・インターナショナルは超能力者たちをスーパーヒーロー/スーパーヒロインとして雇用して、人助けや犯罪制圧などと様々な活躍をさせており、そうしたヒーロー達は人々から憧れの存在となっていた。しかしそんな彼らには、醜い「裏の顔」があった…。
小さな電化製品店で働く青年ヒューイ・キャンベルは貧乏ながらも恋人のロビンと幸せな日々を送っていたが、ある日ロビンがヴォート社所属のスーパーヒーローであるAトレインの高速移動に巻き込まれ轢き殺されてしまった。
失意のヒューイは、謝罪と賠償を申し出てきたヴォート社の社員やAトレイン本人の不誠実な態度を通じてスーパーヒーローとヴォート社の堕落ぶりに怒り、ひょんな事から出会ったスーパーヒーローの腐敗を憎んで戦う集団ザ・ボーイズのメンバーとなって戦いに身を投じることとなる。

ピクシブ百科事典『ザ・ボーイズ』


高速移動の超能力を持つAトレインに轢き殺される形で恋人を失った主人公ヒューイ・キャンベルは『ザ・ボーイズ』に入ったことで、恋人が死んだ事故は『Aトレインがドラッグをキめてハイになっており、高速移動能力が制御不可能だった』ことにより起きたことを知る。

彼を勧誘した『ザ・ボーイズ』のリーダー、ウィリアム・ビリー・ブッチャーも、Aトレインの所属するスーパーヒーローチーム『セブン』のリーダー、ホームランダーに妻のベッカを強姦の末、殺されたことで復讐のために奮闘していた。

ちなみにこのホームランダーだが、グッドスマイルカンパニーからねんどろいどが出ている


そんな中、電気を操る超能力を持つスーパーヒロイン、スターライトとして活躍するアニー・ジャニュアリーは『セブン』の新メンバーとして加わるが、メンバーからちょっとここで書けないレベルのセクハラやパワハラを受け、表ではヒーローとして活躍している『セブン』が裏では腐敗しきった集団ということを知る。

ある日、ひょんなことからお互いの正体を知らないまま主人公ヒューイとアニーは出会い、恋人になっていき、共に戦っていくようになる。


泥汚く戦うダークヒーロー物が好きなのでおススメです。最近の作品だから映像技術も凄いし見ていて面白い。シーズン1の4話まででいいから見て欲しい。

4話のね、ホームランダーがハイジャックされた飛行機から乗客を救うところが好きなんだよね。腐ってもヒーローだからね。2話の石鹸で手を洗うシーンも好き。

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