【リククラゲ軸】キタカミプロローグ
キタカミプロローグお疲れ様でした。
初めてポケモンの構築記事書きます、ユンザと申します。
キタカミプロローグとは、DLC碧の仮面で解禁された過去作ポケモン、新ポケモンを含むキタカミ図鑑200匹のポケモンのみで戦うダブルバトルの公式大会である──。
リククラゲを使うキッカケ
改めまして、ユンザです。私は普段はシングルでマスターランクに行くまで遊んで、そこで終わりと言った感じで順位4桁とかも全く狙ってないカジュアル勢なのですが、今回のキタカミプロローグは開催発表からやりたい！と強く思いまして、一からダブルバトルを勉強し始めました。
かつて第六世代のXYでルンパッパだけのパーティを組んだことがあるので当初は雨パで考えていたのですが、マタドガスの化学変化ガスの仕様を調べていたところ、リククラゲの菌糸の力を無効化してS100を活かした運用ができることを発見し、これしかないと思いました。
ルンパッパとハスブレロがフラフラダンスしてマイペースで無効しつつ相手に運ゲーを押し付けるだけのダンスパーティはまたの機会に。
だがしかし。
キタカミプロローグと同じルールの仲間大会で練習してみたら、リククラゲマタドガスを倒された後が繋がらず、全然勝てなくてこれはまずいぞ、と頭を悩ませることに。ヒントはないかとランクマに潜ってたまたま出会った喉スプレーアカツキを見てこれだ！と確信。そこから相性のいいミミッキュを見つけるまでに時間は掛からなかったです。
努力値配分、パーティ紹介
・リククラゲ（臆病HBS）
構築コンセプト。マニューラの氷柱針、オーガポンのツタ棍棒、ギャラドスの氷のキバを受けるために炎テラス。猫騙しを無視できる最強アイテムの隠密マントは勿論コイツに。無振炎テラバーストは泣けてくるくらい火力出なかったのでイカサマ、アシッドボム採用。
・マタドガス（控えめHCD）
同じく構築コンセプト。化学変化ガスで特性を消し、リククラゲのS100からの理不尽なキノコの胞子連打を可能にする他、相手の天候始動、悪戯心にも仕事させずに黙らせられる。地震ケアで採用した飛行テラスは使わなかった。
・ミミッキュ（勇敢HA）
トリル要員。S0最遅個体。無振70族と同速なので上を取られることもしばしば。化けの皮は化学変化ガスで消えないのでマタドガスとのシナジーもある。メンタルハーブにしても挑発を撃たれることが無かったので火力を上げつつ程良く自滅する命の珠を採用。テラスは適当。
・アカツキ（控えめHCD）
トリルエース。S31個体。ハイパーボイス喉スプレーで特攻を上げてノーマルテラスで蹂躙する。キリキザン意識で真空波採用。防音ジャラランガの鋼テラス意識で大地のチカラ採用。本来ならH52B8でHP奇数調整するところをミスってるのは内緒。
・ローブシン（意地っ張りHAD）
見せポケモン。トリルもアシボも刺さらないキリキザンが重いパーティなので。トリル相手などでミミッキュが要らないときだけ選出。弱点を消せる鋼テラス採用。
・オーガポン（陽気AS）
見せポケモンその2。分かりやすく早いので採用。S0個体が存在しないこともあり、パーティに入れていればトリル警戒されないかなーと思ったがそんなことは無かった。一度HAベースで使ったらめちゃくちゃ弱かったのでASぶっぱ。マタドガスと相性悪いので選出はしなかった。
不採用ポケモン
キチキギス。
フェアリー枠で採用したが火力がない、毒の鎖をアテにしてると毒にならない、全体技が少ないので強みを感じなかった。
マニューラ。
猫騙しを撃っても起点作成のイルミーゼなどは隠密マントを持っているので止められない。何よりも先発リククラゲマタドガスの並びを崩すので弱い。
オーロンゲ。
マニューラとほぼ一緒。マタドガスとの相性も悪い。
ギャラドス。
マタドガスとの相性が悪い。これに尽きる。威嚇無しだと耐久があまりにも信用できないポケモンになってしまった。
クワガノン。
ガブリアスと並んで放電地震強いのでは？と思ったがそんなことはなかった。浮遊とマタドガスとの相性が悪い。
ガブリアス。
サーナイト、ギャラドス、クワガノンと地震との相性が良いポケモン入れるとなると枠が埋まってしまう。構築の自由度が下がるので不採用。
ヤバソチャ。
正直、オーガポンの代わりに入れても良かった気がする。厳選も進化も面倒だからって食わず嫌いして単純に考察が足りてなかった。
ドドゲザン。
かなり最後まで入れるか悩んだが、明確な役割対象がハッキリしなかったこと、ローブシンほどの汎用性を見出せなかったこと、不意打ちと眠りの相性の悪さから不採用。
厄介だった相手
マシマシラ。
先発は基本猫騙しか、マタドガスに脳死サイコキネシス。イカサマで低乱数2発、A0なら確定3発と倒すのも一苦労。
オンバーン。
こいつの追い風を止める手段はないのでリククラゲマタドガスは置物になってしまった。エアスラの怯み連打も痛い。
イッカネズミ。
脳死ネズミさんが凄い厄介。確定耐え調整しとくべきだった。
スカーフコノヨザル。
脳死命懸けしてくる。本当にこいつ嫌い。
ガブリアス。
サーナイトやギャラドスと一緒によく出てくる。先発は最速じゃないことが多いのでワンチャン胞子チャンスだが、サナもろとも脳死地震してくることも。
キリキザン。
一回飛行テラバーストで負けたの納得行ってない。アカツキより遅く、毒が効かない上、不意打ちまであり厄介。脳死ハサミギロチンは許さない。
オーガポン。
S110なので無視できないけど胞子無効、ニードルガードで遅延とかなり嫌なポケモン。毒技を嫌って勝手にテラス切ってくれるのはナイス👍。控えめマタドガスのヘドロ爆弾を無振りでも高乱数で耐える。ヘドロウェーブ返して下さい。
ヤバソチャ。
耐久お化け。胞子は入らないし、シャカシャカ砲で無限に回復してくるのでアシッドボム2回と熱風で3ターン掛かってしまう。霊の毒半減やめて貰っていいですか？
ギャラドス。
滝登りでクソほど怯まされてミミッキュが何も出来ずに退場したときは泣いた。
シャンデラ。
貰い火とシナジーのある草テラスで胞子を防いでくる。トリルと熱風を封印されたときは聲（こえ）が出た。
オドシシ。
アカツキのテラブラッドムーンを耐えてきました。重力催眠やトリル返しなど、かなり嫌に立ち回られた。
多分今後一生見られないだろうオドシシが大活躍した場面 #ポケモンSV #NintendoSwitch pic.twitter.com/gL28U4K2Js
— ユンザ (@YUNNZA) October 8, 2023
パーティの強みと弱み
イルミーゼやオーロンゲの悪戯心を無効化してS100から胞子入れたり、本来ならコノヨザルに菌糸のチカラで貫通してもやる気ですぐに起きてしまうのを無効化したり、天候始動を無効化したり。理不尽を押し付けられるのが気持ちよかったです。
リククラゲの胞子が入らない草タイプにはマタドガスの熱風、アシッドボムが刺さっていくので相性補完も悪くない感じでした。アシッドボムの特防二段階下降を嫌って交代してくれると眠りターンが消費されず、ただただダメージだけが蓄積するのでそこも良かったです。
欠点としては先発ガブリアスに結構何もできなかったことでしょうか。マタドガスからの打点はなく、リククラゲのイカサマは意地っ張りASでも確定3発と処理にかなり時間がかかってしまいます。リククラゲが抜けてるか抜けてないのかハッキリしないので博打に頼らないといけなかったです。
ミミッキュのトリルはシンプルに強かったですね。横にマタドガスが残ってると相手アカツキの心眼無効で化けの皮も残しやすかったです。
ただ、技が全て接触なのでオーガポンのニードルガード、ガブリアスの鮫肌、ゴツゴツメットで沈むことも多かったです。ポルターガイスト覚えて欲しい…。
アカツキのハイパーボイス喉スプレー、弱くはないんですが始動が遅いのがやはり欠点でして、リククラゲマタドガスでどれだけ削りを入れられたかがそのまま勝敗に繋がってくる分かりやすいパーティでした。トリル始動させたブリムオンが霊テラス切ったアカツキにぶん回すで弱点保険発動させてたのが中々面白かったので今度マネしようかな。
リククラゲとマタドガスのアシッドボムも最終的にアカツキのハイパーボイスが通しやすくなるのでシナジーがありました。
リククラゲの胞子で何ターン眠るかお祈りする、かなり運頼みのパーティだったのが最終的に理詰めでアカツキを通すためのパーティに仕上がったのが一番の満足ポイントですね。
その他、反省点
・リククラゲは水テラスで良かった。ヤバソチャやオーガポンには弱くなるものの、炎だとガブリアスの地震が一貫するのがキツ過ぎた。また、イダイトウのアクアジェットも痛かった。
・マタドガスの火力がぶっぱでも足りないので達人の帯の方がよかったかも。帯ならヘドロ爆弾で無振りオーガポン確定一発。
・アカツキが最遅じゃないならせめて素早さちょい振りすべきだった
・ヤバソチャのシャカシャカ砲を死ぬほど撃たれたのでアカツキのテラスは毒とか鋼とかの半減できる方が良かったかも。
・ローブシンを無振りアカツキ抜き調整したつもりが忘れてた。また、ワイドガードより守るが欲しいことが多かった。
最後に
とても楽しかったです。順位は開幕8連勝したのもあって83位まで上振れして、その後ズルズルと落ちいってしまいましたが、ランクマッチを軸に土曜日まで調整を行って満足のいく構築は組めたと思います。他にリククラゲ使っている人と全く当たらなかったのも自分だけのオリジナル感があっていいですね。
ダブル初めて2週間足らずにしてはよくやったのではないでしょうか。基本選出が決まってますしパーティの動きはほぼ固定なので考えることは敵の動きだけで初心者の自分とも上手く合致していた気がします。
リククラゲの対策の防塵ゴーグルや、ラムのみは全く見なくて、それも噛み合っていたのですが、それでもスカーフコノヨザルのような対策ポケモンはちゃんと用意されているんだなあと感心させられたり。
いやはや、ダブルバトルって本当に奥が深いボルね〜。普段のランクバトルはクソ順位なので構築記事書く意義があまりない気がしてこれまで書いてなかったんですが、こういったカジュアル大会を公式でやってくれるならまた書きたいですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました！！
追記：ランクマでマスボ到達まで使ってみた
ランクマッチ用にマイナーチェンジしたパーティでマスターボール級に到達しました。テツノツツミイーユイは見せポケで選出無しです。
ガチグマは最遅、マタドガスはガラルにして帯を持たせました。ワンダースチームを持っただけで運用が別物に。かなり止まりにくくなりました。
感想としてはリククラゲをスカーフにしたことでパオジアンに縛られることなく胞子を撃てるようになりましたが、テツノカイナ化身トルネロスの並びに勝てなくなりました。
テツノカイナの猫騙しで止められている間にトルネロスの追い風が効く他、大体挑発を持っているのでミミッキュのトリルも刺さらず、そもそもテツノカイナのヘビーボンバーがキツかったです。
あまりにも勝てなかったので猫騙しとドレインパンチをスカすためにガチグマを霊テラスに変更。代わりにハイパーボイス2回でオーガポンがギリギリ落ちなかったり火力不足が目立つように。
それからも勝っては負け、勝っては負け、8時間かかりましたがマスターボール到達。ハバタクカミやパオジアンには勝ってテツノカイナに負けたんでスカーフと隠密マントのどっちが強いかは五分五分ですかね。挑発でリククラゲが腐ることが多かったので隠密マントでいいと思います。
上位狙いとかはする気ないし、むしろやっと終わったって感じです。今週ずっと睡眠時間2時間削ってランクマッチやってました。疲れた。
結論、弱くはない。が、普通のトリルパーティで良い。
リククラゲマタドガスは弱いわけではないが、上位帯で何も考えず胞子撃ってて通用するほどポケモンバトルは甘くない。
相手のギミックは潰せても単純な種族値差で勝てないときは勝てないし、上位帯のパーティはしっかり研究して対策しないと勝てないのであればこのパーティに拘る意義が薄い。
ずっと戦ってるとリククラゲの強みよりも弱みの方がどうしても印象に残りやすいですからね。次はトリルカビゴンとか使いたいです。