マリッジトキシンのスイーツ丼を真面目に考察しよう
どうも、食生活の3分の2が松屋とダロワイヨになっているオタクです。最近になってあすけんアプリ始めました。
本日の議題はこれです。
画像は『少年ジャンプ+』で連載中のバトルマンガ『マリッジトキシン』の番外編イラストなのだが、このトチ狂った絵をよく見て欲しい。スイーツと丼を合わせた食べ物をキッチンカーで提供している。
マカロン丼?
シュークリーム丼?
みたらし団子丼?
ご飯の上にスイーツを乗せただけの物が美味しいのか?ここまでの笑顔になれるものなのか?値段設定が強気すぎないか?
疑問は絶えないが、ひとまず落ち着いて、まずは『丼』の定義から考えよう。
Wikipediaによると、
室町時代(1336〜1573年)に「芳飯」という飯の上に野菜や魚を刻んで乗せ、その上から味噌汁を注いで食べる料理が流行したものの、『丼』までは行きつかなかった。
古来、日本の上流階級の食事は、主食であるご飯とおかずが別々に配膳され、それを一箸ごとに口に運ぶという様式を基本としており、丼のような食べ方は忌避されたとある。
鰻丼の原型となる鰻飯が登場するのは19世紀初めの文化年間(1804~1818年)とされ、明治初期には(1868〜)牛丼や開化丼、19世紀の末頃には親子丼が提供されるようになり、大正時代の1913年にはカツ丼が考案された。
とある。
丼にするメリットとしては『食べやすさ』、『タレをそのままご飯にもかけられる』、『洗い物の少なさ』が挙げられるだろうか。
味の濃いおかずをご飯で食べるのが『丼』スタイルの基本になりそうだ。
では今回の議題である『スイーツ丼』はどうだろうか。
味はひとまず置いておくことにして。
キャンプカーで提供するものとしてコンビニのスイーツコーナーですぐに買える食材とご飯だけで提供できるのは理には適っているように思える。
ご飯の上に乗っけるだけでいいのならマカロンとシュークリームを保冷する冷蔵庫だけで事足りる。提供スピードは早く、座席の概念がないから回転率は非常に高いと言えるだろう。
ケーキ屋や洋菓子店のように箱やラッピングの必要がないのは最大のメリットと言えそうだ。
丼スタイルなので容器も簡素な使い捨てのプラスチック製で提供できる。サイドメニューで例えばお汁粉なんかを作るとしても容器を使い回せる。
味…。考察しなきゃダメか…?
と言うわけで買ってきた。マカロンはダロワイヨの期間限定フレーバーのスイートポテト。これが毎日食べたくてダロワイヨのマカロンサブスクに加入しているぐらいには好きなのだ。こんなことに使ってごめんなさい。
実際に作ってみると、みたらし団子を串のまま提供してるのまあまあ意味が分からないな。ご飯とどう食べさせたいんだ。
おかしいな、「マンガメシを食べたい!!」でこんなにも絶望することあるんだ。今ならグルメスパイザーと拳で語り合える。どう見ても美味しそうじゃない。これ…食べるのか…。
分かってる。多分、作者も『絶対にありえない組み合わせ』としてイラストを描いてる。責任取って欲しい。
…ん?グルメスパイザー?
そうか!!
このまま食べても不味いのは目に見えているのなら!
もう一品足して美味しくして見せようじゃあないか!!
私がレトルトカレーで一番美味いと信じてやまないホテル・シェフ仕様欧風ビーフカレー辛口を用意した。袋のままレンチンできるのもグッドポイント。
コックカワサキでも出さなそうなゲテモノ丼にもう一品加えて『何とかギリ食える』ラインまでレベルを引き上げるとなると、コイツしか思いつきませんでした。
では実食。一つ一つ見ていこうと思う。
まずはみたらし団子から。
意外にもこれがカレーの相性が良かった。
みたらし団子のあまじょっぱいタレとよく合う。
トンカツにホイップクリームを付けて食べたら美味かったような新しい発見だ。
カレーにしたことで串での提供も活きてきた。
お好みに合わせてカレーをディップして食べればいいのだ。
お次にシュークリームとカレー。
カレーにホイップクリームを入れても美味しいんだから不味くはならないだろうと思っていたんだが、後半食べるにつれて甘ったるさが気持ち悪くなっていった。
喫茶マウンテンの甘口スパで散々味わった、あの感覚だ。
甘味ってのは温まることで、よりいっそう強く感じるように舌はできている。ぬるくなったコカコーラが甘くなりすぎて不味くなったり、逆にアッツアツの紅茶にイチゴジャムを混ぜたロシアンティーが美味しい経験があるのではないだろうか。
最後にマカロン。
ダロワイヨのマカロンが完成され過ぎててカレーの入り込める余地がなかった。まあ、その、つまりなんだ、不味いというよりも、よく分からなかった。
カレーとマカロンの味が同時に来ると脳がバグるんだな。
結論:カレーは普通に食べるのが一番
食べれないことはなかったけど普通に食べたい
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