ノットフリーダムタウン「エピソード1」

さて、本題に戻ろう。

時系列で書こうと思っていたのだけど、全部が面白すぎて順番なんてどうでもいいやピッピロピ~!

となりました故に、1つづつ時系列ぐちゃぐちゃで書いていこうと思う。

最後の町ノットフリーダムタウンの目の前にある町「カオスタウン」で毎日起こっていた紛争及び闇市についてお話しよう。

目の前はカオスタウン。紛争と闇取引が絶えない町である。
所謂「タコ部屋」方式の町である。
色んな理由でその町にたどり着いたであろう旅人が集う町。
多分理由は、ベッドから落ちたりして危ないから。介護職の方なんかには「畳対応」と書いた方が分かりやすいだろうか。

時刻は22時。始まりの合図はいつもこうだ。
「お前昼間と値段が違うじゃねぇかよおおおおおお!!!!」

何が始まるんだい、と耳だけ紛争参加する勇者ワタシ。
その日の闇市での競売にかけられているのは「かりんとう」らしい。

「お前、昼間かりんとう1本30円って言ってたじゃねぇかよぉぉおおおお」

……1本30円……?

「昼間とは事情が変わったんだよぉぉおおおお」

………ちょっと待てレートおかしくね……?

「…タバコ1本と交換って言うのはどうだ…?」

………タバコ1本と………?

「…それなら仕方ねぇなぁ……分かった。」

…分かったんかい。笑

そう、この町ではかりんとうが1袋ではなく、1本単位で売買されているのだ。
そしてタバコ1本とかりんとう1本は同じ価値らしい。かりんとう甘いしな。糖分って大事だよな。物々交換も大切だよな。うんうん。

本物の闇市やんけ。笑

なんでそんな事が起こるかって言うと、このサファリパーク内では、シャバ(と言っても病院の敷地内)に出られる旅人、売店までしか出られない旅人、そもそも閉鎖病棟から出られない旅人、の3種類に分けられているからだ。

基本的には、出られない→売店のみ→シャバに出られる、と全部の段階を踏まえて人間の王様からの許可を得ることさえ出来れば、シャバに出ることは出来る。

が。

中には許可の降りない旅人もいるわけで。
そして、下界の商人(と書いて身内と読む)からお金を与えられない人もいる訳で。
自らの欲する物を手に入れるのはなかなか至難の技なのだ。
そんな中で生きていく為の知恵を手に入れられなければ、自分の思うようなサファリライフは送れないのだ。レートが異常と思うのは、下界で生きているから。サファリでは下界ルールは通用しない。号に入っては郷に従え、サファリに入ってはサファリに従え。そういう所なのだ。

ちなみに1番人気はタバコである。正月に寿○ざんまいが競り落とす初物のマグロと同じレベルで希少価値のある品。
2番人気が甘いもの。メ○カリとかでしか既に手に入らない絶版の品と同じレベルである。

私の所にも闇商人がやってきた。闇商人からしたら誰しも取引相手なのだ。

「……そのタバコ、1本30円で譲ってくれ……」

私の吸っていたタバコは当時天界で超高級品。

考えた、超考えた。で、出した答え。

「嫌だ。2本で100円なら考える。」

うん、最低の取引相手である。笑
だって自分のタバコがいつ手に入るか私も分かんないからね!
そんなアホな闇レートで提示した結果。闇商人が泣きそうな顔をしながら

「分かった…2本で100円で頼む……」

いやいや成立するんかーーーい!!笑

そんなこんなで、毎日が闇市なカオスタウン。エブリディカオス。慣れれば寝しなのBGM。気にならない。むしろ楽しいBGM。

かりんとう1本が100円になった時にはちょっと気になりすぎて目が冴えたけれども。

さ、私は楽しいぞ!!続きは後日!!
見てくれてる方々が楽しいかはさておいて!!
まだまだネタは尽きない!!

見てくれてる方々、ありがとう!!

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