＃1　2025年1月【捉える】

あけましておめでとうございます、佐々木ゆにです。

年末年始はゆっくりお休みが取れましたか。
年が明けて早6日。2025年を迎え、今どんなお気持ちで過ごされていますか。

毎年こうして新たな年の入り口に立つとき、私はまるで365ページからなる、まだ何も書き込まれていない、まっさらな一冊の本を渡してもらったような気持ちになります。

これから365日をかけて、その本に自分だけの物語を詰め込んでいくのです。

どんな文章を綴ってもいいし、綴らなくてもいい。
どんな絵を描いてもいいし、描かなくてもいい。

ただし、余白だらけでも、時に破り捨てたくなるページがあったとしても、改ざんすることなく、そのままを愛してみたいな（愛していけるだろうか）と、今年はそんなことをぼんやり考えています。

私たちの生活は、あたりまえのように一日24時間、一年365日といった時間の枠組みに支配されていて、12月31日で一年が終わり、1月1日から新年という区切りも人間が作って決めたシステム。

時々はそんな枠組みに窮屈さを覚えることもありますが、それでも、誰もが平等に終わりと始まりを迎えることができる、新たな始まりをよろこびあえるというのは、グレゴリオ暦に（ローマ教皇グレゴリオ13世に！）ありがとうの気持ちです。

2025年、あなたにもあなただけのプロローグがきっと。