イラスト制作から茗荷を知る。イラスト相場も考える。
今、茗荷の『花』を描かなきゃいけないんですが。
茗荷、みょうが、ミョウガ…。
あんまり食べないけど時々食べたらおいしいと思う薬味野菜
地面に植えたら暴力的に生えてくるたくましい植物
くらいしか知識がなく(前者は知識ですらない)。花が咲くんだ、と初めて知りました。
なので、色々調べてみました。
おいしそう。カルパッチョぽいの好き。
都内の茗荷谷の由来はミョウガ畑があったから、とか
夏がミョウガは旬、だとか
ミョウガを食べると忘れやすいといわれるのは、お釈迦様の弟子である周利槃特という物忘れの名人のお墓の周りにミョウガが生えたから、というのが由来だとか。
いろいろと勉強になりました。
ということで、仕事に戻ると、
夏の光
草木生い茂る湿った様子の地面近く
ミョウガのような透き通る花弁
などなど。
とはいえ、文字情報から描いてみてもどうもうまくいかない…。
正直、お値段的にはちゃちゃっとカタをつけるべきものなので一旦一発描きでやってみたのだけど、なんかいまいち。
横着しちゃダメか、とスケッチで試行錯誤して練習してみて、
形とかだいたいわかってきた気がした。
脳と手と紙が直結するアナログ最強。
まあまあだな、というところまで持ってこれたので、もう一つくらい練習してみてラフに入ります。締め切り近いのでもうあまり日がないのだけど…。
このクライアントさんは今まで何度もリピートでいただいているのですが、創作短歌につける挿画のお仕事で、短歌の作者さんの気持ちも慮るとあまり時給計算で考えるのもどうなんかなと。
今回みたいな、自分じゃぜったい選ばないお題で手を動かす機会をもらえたので。
イラストの相場ってあるようでないな、と自分の場合は思うのでした。