書く作業と事務作業

元来、この世界に入る時に台本を書くなんて思いもしなかった。

出たがりという性分で入ったこの世界で、というかお喋りしたいという欲求で入った世界で、書く作業などできないと思っていた。

なんだかんだで、書くという作業が方法論を学べばできるということを知り、書き始める。

しかし、それだけでは食べていけないし、今後も中心にならないとは思うので(中心にしたいのは喋りであるということは忘れないようにいつも言い聞かせている)事務作業という名の所謂制作の作業をしている。

その時にいつも思うのは、使う脳みそが全く違うということだ。

1日のうちに、書く作業から事務作業に、事務作業から書く作業に移行するのに少なくとも1時間要する。

書く作業から事務作業に一気に移行すると、論理的に思考することができない。なので、手嶌葵を聞いて心を落ち着かせる。それでも足りない時は、コトリンゴやハンバートハンバートを聞いてさらに落ち着かせる。

逆に、事務作業から書く作業に移行するとき、論理的過ぎて、ものすごい普通の物語や展開、演出しか思いつかなくなる。なので、RHYMESTERやCreepy nutsや「GET WILD」やAVICIIや「移民の歌」や「Rock And Roll PartⅡ」を聴いて、一種の頭のおかしい状態を作る。

これらの移行作業に少なくとも1時間は要する。

この移行時間を短くすることがここ最近の課題である。

すぐに切り替えられる人ならできるのだろうが、そういうのが苦手であるので、前の作業や仕事をかなりひきづってしまう。

これは、プライベートの嫌なことも切り替えられない質であることに起因するのだが、本当にここの切り替えができるともう少し楽に生きていけるのだろうと思う。

なんなら、一押しのサッカーチーム マンチェスターUが負けたりすると、仕事に身が入らないという本当にダメな感じで生きていることを反省したい。

強烈な巨人ファンは前日の試合結果で機嫌が違うというが、そんな親父になりたくないと思っていた(父親が阪神の勝ち負けで機嫌が全く違ったのを見て、本当に嫌いだった)しかし、そんな人になっていることを自覚して、周りに明確をかけないように生きていきたい。

雨時々曇り 25度

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